「完璧さ」よりも「納期を守ること」が先。

「パーキンソンの法則」ってご存じですか?
その一つに「仕事量は完成のために
与えられた時間を全て満たすまで膨張する。」
と言うものがあります。

これって日常でもよくありますよね。

忙しい時に比べてお客様の数や
販売量、仕事量が半分になったのに
帰宅時間も遅く、残業時間も変わらない。
本当ならばその分、早く家に帰れて
きちんと休めていないといけないのに
そううまくいかないことが多い。

たまにそういった人にこのことを指摘すると
「さぼってると言いたいんですか?」と
逆ギレしてこられたり、
「以前に比べたら難しいお客さんが
多いんです。」と正当化するばかり(苦笑)。

客観的に見たら
それは「言い訳」ってわかるのですが
当事者になるとなかなか理解してもらえない。

こっちも責めたいわけではなく、
忙しい時は頑張ってもらうこともあるけど
ゆとりあるときはゆっくりもしてほしい。
メリハリをつけて欲しいから言うのですが
どうもうまくいかなかったりします。

こうしてうまくいかないときは
組織に問題があるといった観点で
見直しを進めていくわけですが、

私は組織の見直しと並行して
受け手側の考え方や価値観も
冷静に見直していかないと結局は
うまくいかないなと思っています。

成果の出ない人、評価されない人って
依頼者にとっては
「完璧さ」よりも
「納期をきちんと守ること」の方が
重要なことだと理解できていないことが
共通してるように感じます。

1週間でできることも
なまじっか時間があるので先延ばしにしがち。

忙しい時には早く仕上げていたことも
やる時間があるので長く時間をかけたほうが
いいのではと思う事が多いわけです。

クオリティが高い方がいいのは当たり前で
もちろんわかってはいますが、
一定のクオリティ以上であれば
OKな人が大半なのも事実。

20時間かけてSランクのものを作るよりも
30分でAランクを作る方を
ほとんどお客様が望まれているのが大多数。

職人の世界、芸術の世界は
「完璧さ重視」ですが
販売の世界、日常の世界では
「納期厳守」で
早くしてもらえることの方が評価されて
喜んでもらえることが
多いのではないでしょうか?

商売人が芸術家や職人だと勘違いして
失敗してしまう罠とも言えますね。

まぁ、偉そうに言ってますが、
自分もそういう時がありますので(苦笑)
言いながら自分も気をつけていきたいです。

どうしたらいいのかと自問自答したら
今までのやり方では間違っていて、
このままでは解決できないと認めること、
そんな風に思っています。

例えば、会話で相手ができていないことを
「こうしたらいいんじゃないですか?」と
アドバイスすることがありますが、
上手くいかない人、変われない人は
「それはできているんです。」と
みんな口癖のように同じことを言われます。

自分は間違っていない。
上手くいかなくなってきているけど
変わる気はない。
このままでは解決できないと認めない。
その一言で全てがわかります。

ただ、この台詞が出た時は要注意。
客観視できるような言葉がけや
問いかけ方を色々変えてみますが
なかなか伝わらないことが多い。

こうしたらいいということは分かっても
それをどう伝えるかは本当難しい。

何を言うかでなくてどう言うか?
いつ言うか?
誰が言うか?

今も修行中の森下です・・・・。

「速い球でなく速く見える球が大事」

「速い球でなく速く見える球。
これがプロの投手の生命線だ。」
元 中日ドラゴンズ 山本昌投手


(サウスポーのイラストが無かったです…)

これってものすごい奥が深い言葉。
どの世界にも通じる至言と思います。

旨い料理さえ作れば流行ると思っている料理人。
いいものさえ作れば売れると思っている商売人。
速い球さえ投げれたら勝てると思っている投手。

技術は凄いのに結果が出せなかった人。
どこにその原因があったのでしょうか?

背が低く、男前でもなく、
汗臭いだけでフェロモンが出る毛穴は無し。
人より少しは足が速かったですが
球が小さくなるほど絶望的な球技のセンス…

生まれもっての才能はなかった私からすれば
その才能は羨ましい限りですが(笑)、
活かしきれなかった人も多いわけです。

決して速い球が投げれたわけでもない
山本昌さんが219勝も勝てたというのは
ある意味、人生の面白さがあって
聞いててすごく元気がもらえます。

おそらく何事も見た目だけで
ある程度は分かります。
ただ傍目には見えない、
分からない部分に秘密は隠されている。

工夫というか、順番と言うか・・・・。

球が速いことが有利なことは分かってる。
でも、それは速いことが大事なのではなく
速く見せれていること、
速く感じさせれていることが
大事なんだとわかったときに
見えなかったものが見えてきます。

そう言えば元オリックスの星野伸之投手は
176勝しましたが、直球の球速は120km台。
高校生程の球速なのに清原選手からは
「星野さんのストレートは早かった。」とか
言われていました。

要は自分の遅い球を早く見せるために
より遅い球を磨いていった。

「160kmの速球を投げることがわかってて
3球ほど続けたらプロなら打てるけど
90kmのカーブの後に130kmの球を投げたら
速く感じて打てないよ。」
そんな話を若い頃、現役プロ野球選手と
ご飯を食べている時に聞いて
とても興味深かったこと思い出しました。

やっぱり工夫というか順番が大事ですね。

真向勝負が潔くてカッコいいという価値観。
わからなくもないですが
それしか正解がないのなら
それこそ私は一体、何回
生まれ直さなければいけないのか(笑)。

人生は一度きりなので
私なりに工夫と順番は
考えていきたいと思います。

そんな人生球速125kmの男の独り言・・・・・。

フィードバックしてもらえる人になる

先日、ある人のお話を読んで
自分なりに改めて思ったこと。

その人は親しい友人から
「君の言ってることが正しいから
みんな従っているんじゃなくて
まともに相手にしたら
付き合うのがしんどい相手だから
周りは遠慮しているだけだよ。」と言われ、
ハッとして自分の発言や態度を見直したそう。

そう見直せたその人も偉いですが、
言いにくいことをちゃんと言ってくれる
そんな知り合いがいるのは貴重です。

そう言えば若い頃に
プライドが高く、つき合い辛い人の事を
「アイツが凄いから
周りは持ち上げてるんじゃなくて、
チヤホヤしておかないと
不機嫌になられて面倒臭いよな。」って
昔、言っていたこと思い出しました(笑)。

どうしても自己評価って高くなりがちですが、
そもそも評価は他人がしてくれるものであって
自分がすることじゃない。
(なので自己評価って言葉は矛盾してますね)

50歳前になった今、よく思います。
歳をとってくると他人の話に聞く耳が持てず、
意見や助言が素直に受け入れられなくなりがち。

自分はもちろん、周りもそんな感じで、
耳の痛い話ほど聞こうとしなかったり
何なら逆ギレして誤魔化そうとします(笑)。

若いときに気づけたら一番いいけど
歳をとってからでも気づけた方がいいわけで。

でも、どうやったら気づけるのか…。

自分なりに思ったのは、
「いつも謙虚な態度を心がけておくこと」と
「誰かにフィードバックしてもらえる機会は
定期的に作っておいて、言ってもらえた助言は
真摯に受け止めること」ではないでしょうか?

親しいこともあり、私には言葉を選ばず、
ズケズケと意見を言ってくれる友人がいます。
話してたら腹が立つときもありますが(笑)、
定期的にあって話がしたくなります。

私にとって貴重な友人なんだとふと思いました。

そういえば逢いたくなったので
先日、久しぶりに逢いました。

マウントをとってこようとしたり、
上から目線や説教口調はしんどいですが、
彼は笑いながらフラットな言葉遣いで
遠慮なく色々言ってきたのでありました。

これはこれで心地よかったのは
私にとっては素直で客観的に見直せる
有意義な時間だったからでしょうね。
ありがたいです。

これから年々ジジィになっていきますが(笑)、
客観的に自分が見れるように
気をつけていきたいと思っています。

戯曲「米百俵」

「米百俵」と言うお話、ご存じですか?

北越戦争で敗れ禄高が3分の1になった長岡藩。
窮状を見かねた支藩から百俵の米が届き、
藩士達は少しは生活が楽になると思うも
大参事小林虎三郎氏はそれを藩士達に配らず
それを使って学校を建てると言い出した。

藩士達は怒って小林虎三郎に抗議するも
「百俵の米も食えばたちまちなくなるが
教育にあてれば明日の一万、百万俵になる。」
と諭して押し切り、学校を建てた。

ちなみにその学校からは東京帝国大学総長や
医学博士、司法大臣が生まれ、
有名な山本五十六海軍元帥も学んだとのこと。

実際にあったお話を「路傍の石」で
有名な山本有三さんが戯曲に書かれました。

今を生きることも大事で
どうしても目先の利益に目が奪われがちですが、

長い目で物事を考えた時に
どれだけ今を辛抱して先で利益をあげるかは
リーダーとなる名を成した成功者の器の大きさや
度量にかかってくるような気がします。

もちろん、何事も計画性次第だし、
結局は自己責任なことも分かっていますけど
大きく変わるには、力を持ったボスの
リーダーシップが大きいと言わざるをえません。

「自分さえよかったらいい。」
正直、そう考える人が多いのも事実。

名を成し、金を持った人のほとんどが
そう考えがちなのもよく知っています。
そうでなければ名を成せても
金を残せないものですから(苦笑)。

そして実際にそんな人達は
綺麗な言葉をよく言うのですが、
綺麗な行動は伴わなかったりします。

「言葉を信じるな、行動を信じよ。」
行動が伴うのは、本当凄いことです。

でも、こうやって私欲に走らず
先を考えられる人が
結果的に人を育てられる、
みんなを幸せにできるのだとしたら
令和の時代でも「米百俵」の精神は
ずっとあり続けて欲しいものですね。

「ひとつの仕事をして
金を残すのは三流、
名を残すのは二流、
人を残すのが一流。」という
故、野村監督で有名なこの言葉。

金を残せなかった者の妬みと言われたら
それはそれで何も言い返せませんが(笑)
人を育てるというか
未来に期待を残せるような生き方を
カッコいいなと思うのは
負け惜しみなんですかね?

そんなこと思った秋の一日です。

炎上する不快な記事が多い理由

ネットやSNS、youtubeなど今の時代、
何でも気軽に情報が手に入れられます。

正しい情報もあるのでしょうが、
情報発信者の責任が曖昧な分、
フェイクが多いのも事実でしょうし、
匿名な分だけ真実が多いとも
嘘が多いとも言われて逆に混乱します(笑)。

なので、手軽で無料ですがネットより
極力、発信者が明確な書籍を買って
情報や知識は得るように心がけています。
(特に古典などから)
その後、ネットでも見るのですが
順番だけは書籍で確認→ネットで再確認で
情報は仕入れることが多いです。
※これに関しては各々の見解で
善し悪しを議論する気はないのであしからず。

とは言え、スマホを見てたら
いろんな記事が目に入ってくるのですが
どうしてあんなに不快な記事や
炎上した記事を見かけることが多いのか
常日頃、不思議に思っていました。

そんな時、本を読んでたらそのことが
詳しく書いてあったので書いてみます。

今の時代、年がら年中
被害者の気分でいたがる人達、
かっこよく被害者でいたがる人達が
あらゆる階層、立場で数多く存在し
そういった人達が不正なことを知って
虐げられた気分になり、炎上させる。

それをメディアは煽って長引かせる。

これを作家ライアンホリディさんは
「アウトレージポルノ」と説明されてます。

アウトレージポルノ・・・
メディアが真実のストーリーや
問題を扱うよりも、
ある程度の不快感を与える話題を見つけて
それを広範囲な視聴者に流して炎上させ
その怒りの反響をさらに広めることで
新たな集団を激怒させる方がはるかに簡単で
儲かることに気づいたこと。

こうしたお互いにくだらない意見を
浴びせ合ううちに本当の社会的な問題から
注意をさらされていくようになる。

でもどうして中毒かの如く
いつも気分を害していたくなるかと言えば
ハイになれるから。
自分だけがいつも正しく道徳的に
優位でいられて気持ちいいからとのこと。
(以前書いた 正論バカに通じますね)

疑問に思っていたことが見えてきて
読んでて妙に腑に落ちました。

~「その決断がすべてを解決する」
マークマンソン著 より紹介~

例えば、元芸人youtuberの方が言ってた
「ファンであれアンチであれ
動画を見てくれたら再生回数が伸びて
金が儲かるから誰が見てくれてもいい」
みたいな発言はこういうことなんでしょうね。

要は、敵でも味方でもアホでも利口でも
シニアでも中学生でも誰でもいいから
再生してくれただけでいいって理由。

誰が見てもいいから広告を出している背景。
でもこれはテレビの視聴率も一緒か。

何かこういう相手の魂胆こそ実は
不愉快だと思うのは私だけなんですかね・・・。

まぁ情報は、利用すべきもので
支配されるものではないと言うこと。

物事が「苦痛」になるか「活力」になるかは
それは自分が選択したものか?
それの責任を負うのかどうか?で決まります。

他人に問題を押し付けるのが簡単になったのが
ネットやSNS社会の副産物と言われるのなら
やっぱりこういった情報を活用するのは
「慎重さ」と「丁寧さ」が必要になります。

何より画面を通じた関係性でも
そこに人とのコミュニケーションも含まれるなら
やっぱり相手への「敬意」がないと
利用されて終わるだろうなって感想ですね。

自分だけが正しいと思うのではなく
正直であることを前提に受け入れないと
怖いものだなとも思いました。

デジタルだけが大事とは思っていない
アナログ寄り人間の独り言です(笑)。
お後がよろしいようで。

プロらしくルールを学び、アーティストらしくルールを壊す。

先日、読んだ本に
こんな言葉が紹介されていました。

画家ピカソの残した言葉で、
「プロらしくルールを学びなさい。
そうすればアーティストらしく
そのルールを壊すことができる。」

簡単にまとめられていますが、
「なるほどな~。」ととても感心したのです。

プロである以上、
やりたいやりたくないといった判断ではなく
やらなければならないことを
きちんとやりきらなくてはなりません。

そうしていく中で
絶対ズレていけない視点や
絶対変えてはいけない考え方を知り、
その上で新しい何かを見つけ出すことや
新しい何かを作り出すことが
アーティストらしくルールを壊していく
そんなプロの姿勢なわけです。

凄い実績を残した選手や
天才って言われている選手ほど
何歳になっても基本的な練習こそ
欠かさなかったします。
走り込みやキャッチボール、素振りなど。

例えば、打率こそ大事といった価値観を
安打数に向けたり、
草野球だったら下手くその定位置ライトを
憧れのポジションに変えたイチロー選手や
二刀流なんて絶対無理、
そんな考えを吹っ飛ばして
メジャーで本塁打王を狙う大谷選手らが
そんな何かを壊していったわけです。

イチロー選手や大谷選手といった
スーパースターのようにはできませんが、
もっと一般レベルで考えたとしても
壊してはいけないものを理解した上で
変えていっていい何かを変えていく
そんな挑戦はしていきたいですね。

庶民レベルで・・・(笑)。

区切りをつけることは大事

昨日は奥さんの祖父の命日で一回忌でした。
こんなご時世なので少人数で墓参りして法事。
娘たちは留守番させてたのでお弁当貰って
昼には家に帰りました。

おじいちゃんが亡くなって1年経つのが
早いななんて言いながら昔話もしました。

一般的に亡くなられたら1年後から
法事をされるケースが多いかと思いますが
こういった区切りをつける儀式は
生きていくうえでとても重要だと思っています。

故人を思い出して偲ぶ機会にもなりますし、
みんなが集まるきっかけにもなります。
そして新しく何かを決意したり
引きずっている何かを手放す機会にもなります。

色んな人を見て思うのは、
こういったことをきちんときっかけにして
区切りをつけれる人はなにかしら形づいた
成果を出せているってこと。

きちんと成果を出せている人は
きちんと〆切を決めて行動している人です。
運がいい事もあるでしょうが、
区切りをつけるから良い運が転がりこむと
私は逆に思っています。

売れる営業マンは期限を決めて行動します。
売れない営業マンは期限を決めずに行動します。

そして、期限を決めない人は
出来なかったときに言い訳して
出来なかった事を正当化し始めます。

期限を決めて行動する人は
仮に期限内に結論が出なかったとしても
事実を受け止めてどうするのか考え直します。

スキルも知識もあるでしょうが、
まずは〆切を決めることが差を生む大きな要因。

正直に言えば、建てたいのに家が建てれない人や
土地が決めれない人、結婚できない人など
やりたいことがやれない人は
お金や環境も要因にはあったとしても
①やろうと決心する
②いつまでにするか決める
この2点が曖昧なことは共通しています。

「ご縁」ということもありますが
「ご縁」ですら実は自分で変えれるものならば
まずは〆切を決めることから行動すると
やりたいことをやる、なりたいものになる
そんな機会にも出逢えるような気がしています。

区切りをつけることは
〆切や期限を決めることに似ているのなら
法事をして亡くなった人を改めて思い出して
その上で自分は新しい未来を決めれたら
人生の達人に少し
近づけるのではないでしょうか?

お宮参り
七五三
入学式
卒業式
成人式
結婚式などなど

形はどうであれ区切りをつける機会は
人生をより充実したものにしてくれる、
背中を後押ししてくれる
そんな前向きなものとして活用したいです。

存在感とは「うどん」で言えば出汁のようなもの

先日のFBにも書きましたが
ローリングストーンズのドラマー
チャーリーワッツが亡くなりました。

高校2年の初来日の時をきっかけに
ストーンズを知り、大好きになりました。

ストーンズは私の音楽の先生です。
初期のアルバムはカバー曲がほとんど。
古いブルースやR&B、ロックの名曲を
アルバムを通じて教えてもらい
そのルーツを知ることで
一層、音楽好きになっていきました。

そのおかげで今でも底なし沼のような
オールドブラックミュージックの虜になり
現在に至ります。

バンドってボーカルやギターといった
フロントのメンバーに注目が行き、
ドラムって軽視されがちな時もありますが
実はストーンズはチャーリーのドラムこそ
ストーンズの象徴だったりします。

ミックやキースの華やかさや楽曲も
素敵なことはもちろんなんですが、
ストーンズを「うどん」に例えたら
ミックはうどんそのもので、
キースやロニーは天ぷらやお揚げ。
チャーリーのドラムは出汁といった感じ。

でも、汁物は出汁こそ一番重要。
出汁のまずい「うどん」は「うどん」にあらず。

チャーリーがいなくなることで
あご出汁から鰹出汁に変わるくらいの変化。

なので、もしかしたらストーンズは
もうある意味終わってしまうような気がして
とても寂しく思っています。

人間関係と言うか組織、チームには
目立たないけど精神的支柱の人っていますよね?

会社なら社長やトップ営業マンが目立つけど
実はその人たちをつないでいたのは別の人で
その人の価値を誰もその時は気づかないんだけど
いなくなって初めて気づく存在感。

マスコット的な人もそうです。
いるときは皆、からかったりしてるんですが
いなくなって気づくんですよね。
いかにそのマスコットの人がチーム内の
衝突を中和していたってことに。

仕事そのものに直結していないと
そのことには気づきにくいのですが、
当事者たちがどうして
うまくいかなくなったんだろう?って時、
気づかない不振の理由の一つだったりします。
(これを絶対認めないリーダーがいかに多いか)

周りからみたらわかりにくいけど
あの人にどれだけ助けてもらっていたのか
自分の身の周りでもそんなことがよくあることに
気づかせてくれるそんな機会にもなりました。

私の好きな都都逸
~人の値打ちと 煙草の味は
煙になって わかるもの~

いなくなって気づくその人の意義、存在感。
残された方はそのことを嚙みしめて
次の世代へと繋いでいくのでしょうね。

「死んだら後は知ったこっちゃない。」と
好き勝手に生きてる人も多いです。
自分さえよければいいと…

生き方は人それぞれの価値観なんで
個々で勝手に思って生きればいいのでしょうが
残された者の為には
綺麗に生きることこそ大事だと思います。

死んだあとに
「お前の親は不義理する人だった。」
「お前の親分はしょうもない男だった。」
「お前の社長は金に汚かった。」
そんなこと言われる家族や子分、社員って
正直たまったもんじゃありません。

「我が子が可愛い」だの
「社員が大切だ」の言ってるのなら
煙になった後で値打ちのある人だったと
言われるように生きることが
金や形に残るもの以上に
残された人にとって大事な気がしています。
(池袋暴走事故にも同じことを思います)

チャーリーワッツはある意味、地味な人でした。
ただこれからは存在が実は強烈だったことに
ファンである私たちですら感じるのでしょう。

そして、その存在感の大きさを
改めて知ることになるのだと思います。

カッコいいですね。

チャーリーワッツのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

残されたメンバー、特にキースリチャーズが
老けこまないか心配ですが
名前の如く「転がる石」のように
命尽きるまで転がり続けてくれることを
一ファンとして心より祈念申しあげます。

完璧主義の罠に落ちないために・・・

自分が若い頃に仕事であれ何であれ
うまくやれなかった最大の原因は
未熟なくせに完璧主義者だったことなんだと
最近身に沁みて思う事が多く
また反省することも増えました。

①机で考え抜けば最適解を得られるという誤解
②失敗することの恐怖 が
この2つが完璧主義者が陥る罠なんだと
マシューサイドさんが書かれた
「失敗の科学」という本で知り妙に納得。
(今回の記事はこの本から学んだ
いろんなことを抜粋しています。)

完璧に仕上げるまで誰にも相談しないと決め
何日もかけた挙句、結果60点位の出来にしか
ならない経験を何度となくしているのに
そのうまくいかない方法をやり続けてしまう。

試作品レベルの早い段階で他人に見せ
意見をもらい修正していく。
間違いを素直に認められないことが
一番の遠回りなことに気づくのに
なんであんなに月日がかかったのだろう(笑)?
本当、反省します。

ましてや他人からのアドバイスを
何でもっと素直で前向きに聞けなかったのか…

新しい発明は科学的な知識からは生まれず、
実践して経験したことからでないと生まれない
と聞いて頭の中が整理できました。

要は、そのことをやったことのない人からの
アドバイスはさておき、
何度となく経験してきた人からのアドバイスは
もっと耳を傾けたほうが
いっぱい気づきがもらえたはず。

これから時間をかけて
満を持して失敗を体験していくのも
成長のためには大切なのかもしれませんが
もうその道を通った先輩から
成功談はもちろんのこと
失敗談を聞けるのは本当、貴重な経験です。

アメリカ第32代ルーズベルト大統領夫人が
こんなことを言われています。
真の無知が知識の欠如ではなく、
学習の拒絶であるのなら
この言葉にもっと若いうちに出逢って
腑に落ちていたかったです(笑)。

大統領夫人のありがたいお言葉はこちら。

「人の失敗から学びましょう。
自分で全部経験するには人生は短すぎます。」

先週49歳になった今、
本当、身に染みるお言葉でした・・・。

追伸
先週の誕生日には
本当たくさんの方からSNSはもちろん
メールや電話、カードをもらいました。
何歳になっても嬉しいものです。
ありがとうございました。

アイデアを考えてみる

オリンピックが終わりました。
賛否両論ありましたが、
まずは選手や関係者の皆様
おつかれさまでした。

パラリンピックも無事終わりますように。

オリンピックの関係で休日が変則的。
とは言え今週半ばあたりから
夏季休暇になる方も多いのではないでしょうか?
何はともあれお盆休みに入ります。

コロナでまだまだ遠出も難しく
自宅でゆっくりする休暇になりそうですが
年末年始やお盆休みって休養はもちろん、
反省したり新しく何かを決めたりと
節目としてうまく利用される方も多いです。

私も1日はじっくりと色々考える日にして
今年の残り4か月半、何をするか
いろいろと思案してみたいと思います。

また、アイデアはたくさん資料を集め、
その資料を脳が疲れるまで色々組み合わせて
答えが出なくてもそれをやり切った後に
脳を休めながら様々な刺激を与えた後に
突拍子もないタイミングで
生まれてくるもののようです。

なので、ノートに書き出した色んなことを
合わせたり比べたり1日中考えたら
翌日はいろんな刺激を与える日にします。

ちなみにその刺激とは
音楽や映画、劇、本などが良いそう・・・・。

録り貯めしている古典落語や
DVDで買ったまま見てない映画とか見て
ちょっと刺激を与えてみます。

お盆明けには、
かなり冴え渡っていると思いますので
乞うご期待(笑)!