どうしてその店に行くんですか?

今週末、姫路は多くの地域で
お祭りが行なわれます。

季節はずれの大型台風が
来る予報でしたが、
北側に大きく逸れたので、
いい天気となりました。
娘たちも元気にお祭りに行きました。

さて、今日10月6日(土)は
東京築地市場が83年の幕を閉じます。
私は築地が大好きで、
出張などで泊まったときは
よく食べに行っていました。

個人的には、世界遺産とまで行かなくとも
築地市場は国宝と思っていたので(笑)、
豊洲市場への移転はとても残念です。

今週、築地市場に行き、
最後の築地場内での朝御飯を
食べに行ったのですが、
最後は何を食べて締めくくるか
結構、思案していました(笑)。

そんなとき、ふと思ったのが
「みなさんの行きつけのお店(飲食店)は
どうしてそこなんですか?」
「どうしてそのお店によく行くんですか?」

人それぞれの基準が何か?
そんなことを知りたくなりました。

飲食店においては
「美味しかったら絶対流行るよ。」
もちろん価格とのバランスが
取れた上でしょうが、
よくこういう意見を聞きます。

もちろん不味かったら行かないわけですが、
「美味しいだけでその店にいくのかな?」
といった疑問をよく感じます。

たぶんここでは
「モノ(物)志向」と
「ヒト(人)志向」に
分かれるように思います。

モノ志向の人は「味」「値段」が基準、
反面、ヒト志向の人は
「そのお店の空気感とか雰囲気」とか
「来られるお客さんのキャラ」とかが基準
そんな感じで分かれるように思います。

築地場内といった
集客においては恵まれすぎる環境では
味はよくても愛想が悪くなりがち。
(場代や家賃が高いとかはさておき)

築地市場という
何ともいえない全体の空気感が
好きで通ってましたが、

お店単位では接客が全然ダメな
腕自慢、味自慢の店が多かったのも
事実でした(偉そうで恐縮しますが)。

なので、あの空気感がなくなる
豊洲市場に移転してまで自分が行くのかと
いわれたらやや疑問もあったりします。

とはいえ、非常に接客に
好感を持てるお店もありました。

余談ですが、
私は築地場内のお店は
8割以上は行きましたが、
その中でも一番お店に行って
気持ちがいいお店は「天房」さんって
言う 天ぷら のお店でした。


(一番、右側)

観光客が多かったように思いますが、
とても素敵な接客で気分よかったな。
味はもちろん美味しいわけで
文句のつけようがない名店と思います。

(また、せっかく築地に来たからには
寿司や海鮮丼など食べたいでしょうが、
本当のオススメはフライ系です。

新鮮で美味しいお魚は
どこの地域でもあると思いますが、
それだけ新鮮な魚を惜しげもなく
フライや天ぷらで揚げるのは
なかなかの勇気がいりますから(笑)。
とくにホタテフライは最高です。

この前のGWに、
どうしても築地の空気と
ホタテフライの味を娘たちに
経験してほしかったので
家族で食べに来たのはいい想い出です。

まだ行ったことない方は
豊洲市場で行ってみてください。)


(GWに娘たちと行った時の写真)

話がそれました・・・(笑)。

そんなこと思いつつ、
私が最後の築地市場の朝ご飯に選んだのは
センリ軒という喫茶店のモーニングでした。

築地市場なのに「モーニング?」と
思われるでしょうが、
最後はここで朝御飯を食べました。

さっきの話、
私は「ヒト志向」なので、
最後はこの店にしたのです。

観光客より、
築地市場で働く常連さんが多く通う店。
お店のお母さんは観光客にも優しくて、
もちろん常連さんともいい感じ。
いつ行ってもお店の感じがよくて
とても大好きでした。

なので、最後はこのお店に行きました。

観光客とも常連さんとも
みんなとお話される元気なお母さんの
姿を見ながらモーニングを食べました。

なんともいい気分でした。

大好きな築地市場の空気を感じられて
その市場で働かれている人達を
感じられるお店が

「何を食べるか」でなくて
「何を感じられるか」なら

最後はこのお店がいいかと思ったわけです。

(とは言え、そんな私ですので、
先月の9月に2回来たときに
天房さんと
フライの八千代さんに行き、

8月には
フライの小田保さんには
行ってたりはしてます(笑)。

抜け目はありません♪
ガハハ。)

83年といった歴史の築地市場は
今日で終わりますが、
あの活気と空気感は豊洲に行っても
新しく築いて欲しいと思います。

やっぱり、私の行きつけのお店は
「行ってて気分がいいお店」
「お店の雰囲気が満足のいくお店」
やっぱりこれに尽きるなと
改めて感じた次第です。

名コーチ

またまた、大型台風接近中。
去年、大型台風は0回だったのに
今年は5度目の接近。

これも猛暑がその原因の模様。
大きな被害が出ないように願います。

やっぱり技術を教える人は
経験者で実績をだした人でないと難しい。
そして、ずば抜けた実績を出した人は
普通の人とは考え方、取り組み方が
違うなって話を書きたいと思います。

どの世界にも名将というか
名監督というのはよく耳にしますが、
名コーチは意外と少ないように思います。

80年ほどの歴史あるプロ野球界でも
名監督はたくさんいますが、
名コーチと呼ばれる人は数人といったところ。

その中でも打撃に関しては
中西太さんが群を抜いて名コーチと
評価されているのではないでしょうか?

選手時代の実績も
首位打者2回、本塁打王5回、打点王3回
(内、3冠王を僅差で逃す2冠王4回!)
と素晴らしく、

ショートがジャンプして取れなかった球が
そのまま本塁打になったとか、

打席に立つ前にバットを素振りしたら
相手ベンチにまで焦げた匂いがしたとか、

他球団の年間本塁打数以上に
個人で本塁打数を上回ったとか

もう漫画みたいな話が盛りだくさん。

監督としては
優しい性格が災いしたとも言われ
なかなか実績はだせませんでしたが、
教え魔として有名で
乞われてコーチにいくこと7球団?
8球団?にも及びます。

教え子には
日本人通算打率1位 若松勉さんや
ミスタータイガース 掛布雅之さん、
メジャーリーガー 岩村明憲さん、
2000本安打 宮本慎也さんがいます。

「ボールを呼び込んで下半身で打つ」
「バットを内側から出す」
といった教え方が有名です。

さて、ここから本題です。
そんな中西さんの打撃術は
実は一風変わっていたようです。

多くのバッターは
「内角高めの一番早いストレートに
振り遅れないようにしておいて、
変化球が来たらそれに対応する。」
ようにしてバットを構えます。

でも、中西さんは
「外角低めの遅い変化球を予想しておいて、
内角高めに速いストレートが来たら、
腰の回転ではじき返せ。」と
真逆のことを言われていたようです。

教え子であった若松さんに
「それでは絶対に振り遅れます。」と
異を唱えた野球記者もいましたが、
若松さんはこういわれたようです。

「考え方が逆なんだよ。
内角高めストレートに照準を置くと、
外角変化球が来たとき、
体勢を崩され泳いでしまう。
外角変化球に照準を置いておくと、
最後まで体が前に突っ込まない。
慣れると次第に内角高めのストレートに対し、
体が素早く反応できるようになる。
そうすれば打率3割を打てるようになる。
いや、そうしなければ3割は難しい。」

中西さんがオリックス打撃コーチ時代に
所属したイチロー選手も
「自分は変化球にタイミングを合わせておいて
ストレートについていく。
それが理想だと考えている。」
と言われています。

また、この打法は先述の岩村さんや
教わった杉村打撃コーチが現ヤクルトの
山田哲人選手に伝えていきます。

イチロー選手は日米通算4000本以上打ち、
山田選手は2年連続トリプルスリー達成と
ずば抜けた結果を出されているのです。

(野村克也 著
「私が選ぶ名監督10人」より抜粋)

一般的な考え方、取り組み方では
同じような結果しか出せませんが、
実績を出すには、違う角度から
物事を見れないといけないことがわかります。

昔に見た、
人としてはさておき(笑)、
結果を出している住宅営業マンの中には
お客様と出逢ったときからずっと
「契約してください。契約してください。」
と連呼していた人がいました。

ただ、その営業マンは
実績は毎月、出していたのです。

「そんな下品な真似はできない。」
「なんであんなので売れるんだ。」
と思っていましたが、
実は、これはやり方や言い方がまずいだけで
「テスクロを逢うたびに実施する。」
といった基本を忠実にしていたわけです。

嫌うお客様もいたでしょうが、
契約してくれるお客様もいたわけで、
そんな営業スタイルの真実を
そういうことだったのかと感心したのは
私は35歳を過ぎてからでした(笑)。

このバッティングのお話でも
要は、そうやって取り組めば
体が最後まで突っ込まないわけで
それは
「ボールを呼び込んで下半身で打つ」ことを
忠実に行なうための方法だったわけです。

一見、とんでもないように見えて
実は理にかなっている技術。
これをきちんと教えられる人は
確かに名コーチであったと思うのです。

「お客様には誠心誠意お付き合いする。」
「嘘はつかずに正直にいい物を提供する。」

このような考え方は
いつの時代も大切で、
普遍的・不変的な考え方です。

それをどう伝えるか
どう取り組んでいくかは様々で
その形は一概にこれでいいとは言えません。

見せかけだけに騙されず
ちゃんと理にかなった表現方法を
アドバイスできる人こそ名コーチであり、

そんな人に出逢えることこそが
ラッキーが出逢いなのかもしれません。

抜粋させてもらった野村克也さんは
ヤクルト監督に就任した
一番最初のミーティングで
「耳順」と言う言葉を
黒板に書かれたようです。

そして、最初に選手がメモした
ノートの1ページ目には
「耳順(人の言うことを逆らわずに
素直に聴く)の気持ちを持って、
ミーティングに出て欲しい。
(野村監督の話)」
と書いてあったそうです。

そんな名コーチに出逢えることも
そもそも「耳順」の気持ちが無ければ
出逢えたことにさえ気づかないわけです。

そんな人間論が基礎なことが前提ですが、
今までとは違ったやり方、
考え方、取り組み方に出逢ったとき
食わず嫌いせず取り組めるような
そんな一選手の気持ちでいたいと思います。

そうしたら名コーチにも出逢えます。

そして何より、出逢えたことにさえ
気づかずに終わることはなくなるので、
ラッキーな出逢いが増えることになります。

耳順って言葉を大事にしたいと思います。

素直に感情をだせること

「暑さ寒さも彼岸まで・・・」とは
よく言ったもので、酷暑だったのが
嘘のような気候になりました。

朝晩の冷え込みで風邪ひかないように
気をつけたいと思います。

今回は、家族のお話。
昨日は夕方まで仕事をしてました。
夕方から家族揃って
初めて映画に行きました。

奥さんは子ども達と
3人で何回も行ってますが、
私は家族で初めての映画でした。

観にいった映画は
「パパはわるものチャンピオン」

小2の娘、志保が小説で読んで
面白かったので映画も見たかったらしく、
リクエストされての実現でした。

家族揃っての初めての映画は
左に志保、右に小4の長女、智美と
娘達に挟まれ至福の父ちゃんポジション♪
映画もとても面白かったです。

偏見もありがちなプロレスですが、
映画はプロレス愛があり、
ストーリーのベースもプロレスに
沿ったものだったように思います。

ところどころに出てくる
プロレスファンが溜飲を下げる
台詞も小出しであり、楽しめました。

後、奥さんから噂に聞いてた
感受性豊かな娘達が可愛かった。
特に次女、志保の素直な感情には
驚きつつも笑っちゃいました。

途中からハンカチを目にやり始め、
主役の息子がイジメられるシーンでは
早くも大号泣。
前に座られてたご家族のご夫婦が
何事か?と振り返る始末(笑)。

手を繋いでなだめてたら
声を押し殺し、ハンカチを噛みながら
横山たかし、ひろしの漫才ばりの号泣。


(本当にこんな感じで
ハンカチを咥えていました(笑)。)

ハイライトのシーンでは
志保は当然のように本日3度目の大号泣。
右横でも小4の智美も大号泣。
その向こうの母ちゃんもホロリ。

ちなみに周りは誰一人泣いてなく、
そもそもそんな泣く映画じゃないのに。

その娘たちの姿(特に 志保)を見て
可愛くて、ずっと笑ってる父ちゃんでした。

映画館を出て手を繋いで
歩いてたら志保が
「父ちゃん、
いっぱい笑っていっぱい泣いたら、
志保 お腹すいたわ。」と生き物として
至極、真っ当なことを呟いていました(笑)。

そのとき親として、大人として
素直に正直に感情が出せる娘達が
スゴイなと感心しました。

大人になると
気恥ずかしさや人の目もあり、
自分の感情は素直に出せなくなります。

もちろん、怒りを
ストレートに出すことは
いいことばっかりとは
言えないかもしれません。

でも、喜びや悲しみを正直に出せること。

何より正直、素直に
感情を出してもいい相手の前では
そうやって喜び、悲しみをだせることは
羨ましく、人間として健康だなと思いました。

最近は口ごたえもしますし、
反抗もしてくるようになりました。
でも、親馬鹿ですが、
いい感じで大きくなってきてくれてるようで、
嬉しい気持ちにもなりました。

映画館を出て帰り道、
空を見あげたら、キレイな満月でした。

私はひねくれてて
感情を素直に出せない子どもだったと
遠い昔を反省しつつ、
娘たちと手をつないで帰った
そんな9月の1日でした。

「報告」の原則

朝晩、過ごしやすくなってきましたが
日中は暑かったり、涼しかったりと
体調を崩しがちです。
みなさん、気をつけてくださいね。

先日、某タレントさんの飲酒ひき逃げ事件の
映像が報道されました。
あれでよく死亡事故に
ならなかったなと驚きましたが、
それ以上に事件後の周りの人の無関心な
様子もなかなかの衝撃でした。

車線すら守られずに運転していたこと。
渋滞していたから停車できなかったと
言っていたけど、道は空いていたこと。
通りがかりの男性が追いかけて
停車を促したのに無視して走り去ったこと。

飲酒量も明らかに
嘘をついていたみたいですし、
あれではフォローのしようもありません。

飲酒運転もひき逃げも
もちろん、ダメなことですが
一番ダメなのは嘘をついて
ごまかそうとしたことですね。

仕事でもそうです。
いけないことですが、
どれだけ注意をしてもミスをしたり、
忘れたりしてしまうことはあります。

でも、そのミスを隠そうとしたり、
誤魔化そうとしたりすることが
なにより問題で、
昔、新人教育、部下教育で
一番叱っていたように思います。

10数年前に受講したとある研修で
学んだことをこういったときに
いつも思い出します。

それは「報告」の原則 といいます。

「報告」の原則
①自分の失敗したこと、叱られたこと、
都合の悪いことなどを隠さず、嘘なく、
ありのまま言え。
特に、クレームは最優先して報告すること。

②自分の勝手な判断だけで
「報告する」「報告しない」を決めるな。
全て報告せよ。

組織を円滑に運営していくためには
これは本当に大事ではないでしょうか?

ミスを隠して、
何とか自分で解決しようとして
長いこと時間がかかった結果、
自分ではどうもできなくなってから
何とかしてくださいと言ってくる部下が
実は一番困った部下だったと記憶があります。

すぐに言ってくれれば
対処もあったのですが、
こじれるだけこじれたバトンを渡されても
それをひっくり返すような
サヨナラホームランはそうそう
打てるものではありません。

いつも言ってますが
物事は全て「はじめが肝心」です。

それにはすぐに、そして全てを
きちんと報告してくれないと
上司や社長がベテランで
いろんな経験を積んだきたとしても
冷静な判断ができるわけは
そうそうないわけです。

この某タレントさんも
誤魔化そうとせず、
逃げ出そうとせず、
そして嘘をつかなければ
フォローしてくれる人もいたかもしれません。

飲酒運転自体がもちろんダメなのですが、
それ以降の行動こそ
救いようがないように感じました。

偉そうに言いましたが、
今回の事件を見て、自分自身も改めて
戒める機会にしたいと思います。

補足ですが、仕事の話で言えば
こういった考えの先には
「クレームなどは社長のところまで
いく仕組みにしておくこと。」
にきちんと取り組んでおくことが
重要となります。

そして会社という組織である以上
「情報は公開せよ。私物化するな。」
といった考えも社員みんなで
共有しておきたいですね。

しかし、参加したこの研修で学んだことは
今でも多く役立っています。
そうした機会にめぐり合えたことも
感謝したいと思います。

日々、取り組んでおきたいこと(第Ⅱ領域)

9月になったと思ったら、
台風21号、そして北海道での大地震。
この夏は岡山、広島での
大きな水害もありました。
自然災害により大きな被害がでています。

被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

こうした災害が起きたとき、
「事前にわからなかったのか?」
「準備不足だったのではないか?」
いろいろな意見を言われますが、
それは結果論でしかないと思います。

事前に分かってたのなら
可能な限りでそれなりの対処は
されていたはずで
得意気に評論家になるのは
あまりいい気がしません。

「だったら、アンタこそ
早く事前にいってやれよ!」って
皮肉も言いたくなります。

まずはこれからの最善策を早急に検討し、
実施する決断できるように
協力しあえたらと願っています。

北海道の地震も季節が真冬であれば
もっと深刻だったわけで、
そう思うだけでゾッとします。

関空の被害も
もっと早めのアナウンスは
日本人、外国人にしてあげたら・・とか
なんらかの対処はすぐできないの?とか
思いましたが、

停電で信号すら機能しなくなり
道路は大渋滞だったことも思えば
仕方なかったとも思いますし、

関空の社長が言われてましたが、
何より死者は出さないことを
最優先にした判断などは
もっと評価されるべきとも思いました。

何よりこの緊急事態で
誰もが納得する早急な決断は難しいわけで
それよりもこれからどう取り組むのかが
とても大事だと思います。

仕事でも同じですよね。
早めにに対策を立てることや
変化していくことが大事とわかっていても
ただめんどくさいから
後回しにしてしまうことが多々あります。

「事前に準備をして臨むこと」

言われたら誰もがその通りと思うことを
どれだけ今、取り組めているのか?

コヴィー博士が言う
「第Ⅱ領域」の考え方。

今さらながら本当に大事なんだなと
改めて思う次第です。

※「第Ⅱ領域」とは
「緊急ではないけど重要なこと」です。
ここでは「その第Ⅱ領域内のことに
どれだけ日々取り組んでおけるか?」
といった考え方を言います。

例えば、特定の業者さん1社と
付き合ったほうが無理も利くし、
何かと便利ですけど、
もし何かがあったら、
全てストップしてしまいます。

なので、2社以上のおつきあいを
日頃からしていないといけないのですが、
いろんな含みもあり、
1社とだけ深く付き合っているケースは
かなり多いように感じます。

今回のケースでいえば
関空への交通手段にそれがでましたよね。

神戸空港からの船という
ルートもありますが、大阪方面からは
車であれ、電車であれ
1本の橋に頼るしかなかったわけです。

その橋が今回のような
タンカーとの接触という予想外の
イレギュラーな事故だったとしても
起こってしまうと
どうもできなくなってしまうわけです。

「万が一に備えて、
どんな対策をしておくのか?」

改めて、考えさせられました。

事故や失敗は仕方ないけど、
それを踏まえて今後どう準備して
臨んでおくのか?

社員教育でも人間教育でも
大事なことの一つだと思います。

募金や支援活動といった協力をしつつ
今一度、自分自身に置き換えて
考え直してみることも大事ですね。

とはいえ、まずは
水や食料はもちろんのこと、
オムツや粉ミルク、衛生用品なども
被災されたみなさんの基にいち早く
届くことを心より祈念申し上げます。

夏の終わりに・・・

天才と秀才の違い

この夏の天候は極端ですね。
台風が続いたと思ったら、
合間はあいかわらずの酷暑。

みなさん、体調管理には
気をつけてくださいね。

さて、今日は天才と秀才は
一体、何が違うのだろう・・・ってお話。

というのも仕事柄、
いろんな人に出逢ってきました。
スゴイなって思う人は
どちらかのタイプにわかれるわけで
その違いってなんなのかな?と
思うことが多くあります。

ちなみに先日、この人は
天才タイプだなと思う人がいたので
書くきっかけになりました(笑)。

みなさんはどんな違いだと思われますか?

個人的には
天才は
「努力しなくてもできてしまう人」
秀才は
「努力した結果、できるようになった人」
ってニュアンスが一般的には
多いように思います。

でも、もちろんのこと
天才型のタイプの方も人の何倍も
努力をされているんですよね。

成果=「質」×「量」
の計算式でいう「量稽古」は
天才も多くしていて当然なわけです。
(そもそもたくさんの量をこなせる
心の強さが天才である
由縁だったりしますから(笑)。)

400勝投手の金田さんは
誰よりも走り続けたと言いますし、
アントニオ猪木さんも道場では
誰よりも練習したと言われます。

将棋の羽生さんでも
落語の立川談志さんでも
どの世界の天才や名人たちは
みなさん努力家であったのは事実です。

では、天才と秀才って
一体、何が違うのでしょうか?

努力できることが天才と言うなら
秀才ってなんていえばいいのか
わからなくなります(笑)。

私は「天才」とは
どうやったらその結果がだせたのか
説明が言葉でできないけど、
素晴らしい結果を残せる人で

「秀才」とは
どうやったらその結果がだせたのか
説明が言葉や絵でできて
素晴らしい結果を残せる人

っていうことかなと思っています。

もっと簡単に言ったら
素晴らしい実績、結果を出せた人で
「人に教えられる人が秀才で
人に教えられない人が天才」
ってことですかね・・・。

例えるなら(想像ですけど)
「どうやったら内角の速い球が
打てるんですか?」と聞いてきた選手に

「ビュッ!ってきた球は
ズバッ!と打てばいい。」
という長嶋監督と

「配球を読み、肘をたたんで
コンパクトに振る練習をしたらいい」とか
「まずは緩い内角球を芯にあてることから
やってみたらいい。」とか
「わざと外角球はバットをふらず、
内角球を大振りして内角を狙ってるように
みせかけて相手に内角を投げさせなく
すればいい。」みたいなアドバイスをする
野村監督の違いでしょうか(笑)?
(あくまで私の想像ですけど♪)

天才の人が指導者になったとき
なかなか結果をだせない部下には
「どうして出来ないんだ?」って言うことが
多くはないでしょうか?

「簡単なことだろう?」と
自分がたやすくできたので理由がわからず
相手を責めることが多いように思います。

でも、これをされたら特に若い人は
萎縮してできなくなってしまいますよね?

「名選手、名監督にあらず」の
最たる理由はこれだと思います。

アメリカは、選手自体の実績と
指導者の能力はあくまで別らしいですが、
日本は選手時代の実績がないと
選手に舐められ指導できない背景があります。

以前にも書きましたが
だからこそ指導者は技術はコーチが教え
監督は人格を教えるべきなのですが
監督が専門外の技術論に口を出し始めたら
そのチームの人間関係は
壊れていくことが多いと思います。
(監督を社長、コーチを上司、
チームの会社に置き換えたら
分かりやすいです)

また、天才タイプは若くして
結果を出せた人がほとんどですが、

秀才タイプは最初は
全然、結果が出せなかった人が圧倒的多く、
それであるがゆえ
経験の浅い人や能力の低い人の底上げは
上手だったりします。

自分ができなかったのに
できるようになったのだから
できるようになるコツは教えられますから。

私は若い頃、全然
結果は出せませんでした。
disられることもたくさんありました。

その中でいろいろな方と出逢い、
いろんなことを知る縁に恵まれ、
なんとかやれるようになりました。

自分を秀才というのは
恐れ多いですが、
できるようになっていけたのも事実です。

難しく言おうとすれば
さも難しくも言えますが、
簡単に言うのなら
コツなんて何個かしかありません。

ただ知ったらすぐ出来るものでもなく、
それをどう自分にあった型なり
言い方などの表現方法にするかは
人それぞれなわけです。

会社として、個人としての
形付けを希望される方は
いつでもお声掛けくださいね・・・
と最後にアピールしておきます。

これが私の仕事なので
最後に売り込んですみません(笑)♪

このお盆に思ったこと

さっきニュースを見てビックリ。

昨日8月16日に
大好きだったミュージシャン
アレサ・フランクリンさんが
亡くなられました模様。

こういったレジェンドの方が
他界するのは、
仕方がないこととはいえ、残念ですね。

私は音楽が大好きなのですが、
洋楽においては
ザ・ローリング・ストーンズ
サム・クック
ザ・ブルース・ブラザーズが
大好きな三大ミュージシャンです。

初期のストーンズと
ブルース・ブラザーズはたくさん
昔の曲をカバーしてくれていて
私の知らなかった素敵な音楽を
教えてくれた先生みたいなものです。


(サム・クックはルーツより
素晴らしいフォロアーを教えてくれました)

ブルース・ブラザーズは、
映画の中でもたくさん教えてくれました。
アレサ・フランクリンもその中の一人です。

ちなみにブルースブラザーズは
ジェームス・ブラウン

レイ・チャールズ

ジョン・リー・フッカー

なんかも学生時代に教えてくれました。

そのおかげで20歳くらいの頃に
ジェームス・ブラウンも
レイ・チャールズもライブで
観ることができました。

伝説をにリアルに触れることができて
とてもよかったです。
そんな機会を与えてくれた
素晴らしい先生でした。
そんな出逢いをくれた恩人です。

ただ今日はそんな趣味の話が
したいのではなく
そんなことを気軽に教えてくれる
そんな先生のような人が

勉強でも
遊びでも
仕事でも

身近にいることは、
とてもラッキーだなということが
言いたいのです。

「お金くれなきゃ教えてあげない。」

こと、ビジネスや売買では
それが当たり前なのかもしれませんが、
始めからなんでもかんでも商売というのも
いかがなものかと思います。

どんな話になったとしても
最後は自分のビジネスに繋げられる人は
ビジネスマンとしては
優秀なのかもしれませんが、

相手にとっては
自分以外の他の誰かが、
他の考えの方が
その人にいいこともあるわけです。

そこに自分の損得は無く
最初こそ相手の立場になって
アドバイスを言ってくれる人に
一番最初に出会えたら
本当にその人はラッキーだと思います。

私は、これから出会う人に
出会えたことがラッキーだったと
思ってもらえる人になりたいな
と思っています。

先日の行方不明だった2歳児を
探しに大分県から山口県にやってきて
20分で発見した尾畠さん。

これまでも様々な被災地などに行き
ボランティアをしてきた事実。

ただシンプルにその生き様に
スゴイなと感心しました。

もしかしたら他の人が
探せたかもしれませんが、
2歳の子を探したのも事実なわけで、

尾畠さんが来てくれたことが
ラッキーだったのなら
やっぱり親御さんや祖父にとっては、
出逢えてよかったんですよね。

自分がやるべきこと、
自分が大事しないといけないこと、
そんないろんなことを考えさせられた
機会になった今回の事件でした。

でも、無事見つかってよかったです。
子を持つ一人の親として
心から思います。

出逢えてラッキーといえる機会。

そんな素敵と思える出逢いで
知ることができた
アレサ・フランクリンさんの音楽。

今晩、じっくり聴こうということを
口実にして、
お酒を呑もうと思います(苦笑)。

8月14日に46歳になりました。
この46歳になったこの1年が
素晴らしいものでありますようにと
願いつつ、もう一度なりたい自分の姿を
思い返してみることにします。

歌謡曲の奥深さ

台風、大雨も一息つき、いい天気です。

今日からお盆休みが始まる方も
多いのではないでしょうか?
遊びに行く人も
帰省される人も
交通安全でお過ごしください。

毎日1~2杯だけ呑むのですが、
お酒を呑んで酔っ払ってきたら
よくyoutubeで音楽を聴きます。

私はブルースやR&B、ソウルなどの
古い黒人音楽や
ローリング・ストーンズ、
邦楽の古いロック、沖縄民謡等が好きで
よく聴いています。
そんな中でも昭和歌謡曲が大好きです。

そもそも歌謡曲って言葉自体の意味が
「昭和の日本ポピュラー音楽」ですが、
あえて昭和を協調したい気分。

個人的見解では、一般的に
なんか歌謡曲って下に見られがちで
「ロック > 歌謡曲」って空気に
違和感があります。

実は、歌謡曲ってとても高度で
とても奥が深いジャンルと思っています。
でも、大衆的な分だけ
低いイメージな人もいるのかな?

そう思うと、歌謡曲って
ピカソの絵に似ているんですよね。

ピカソが書く抽象画って
パッと見た瞬間は何がすごいのか
わかりにくくないですか?

「あれ?子どもでも描ける?」
「あれ?俺でも描けるんじゃない?」
誤解を恐れずに言えば、
そう思う人も多いように思います。
絶対、無理なことはさておき(笑)。


(有名な作品「ゲルニカ」)

でも、ピカソって
とてつもない画力があるんですよね。
15歳ほどで描いた絵を見たら
その技術にとても驚きます。

その高い画力をもって
人物画も風景画も描ける上で
あのような抽象画に
たどりついたのであって、
当たり前の話、高度な技術があるわけです。

歌謡曲もそんな感じです。
あの時代、歌謡曲を作ってきた人達は
クラシックや海外での音楽経験があったり、
スタジオミュージシャン上がりだったりと
バックボーンがしっかりしている訳です。

阿久悠さんとの名コンビで有名な
都倉俊一さんしかり、
筒美京平さんしかり、
後藤次利さんしかり・・・。

浪花のモーツアルト
キダ・タローさんもしかりです。

高い技術や見解がある人達が
あえてそれを大衆にも分かりやすく
展開してくれているところが
歌謡曲の奥深さだと思います。

そこには高度な引用もあったりして
たくさんの引き出しがあることも
聴いてて面白く、思わず笑うこともあり
時代が変わっても古臭くなく
何年経ってもカッコいいのです。

西城秀樹さんが亡くなられたとき、
昔の映像が多く流れてましたが、
今、聴いても全然古臭くなく、
とてもカッコいいと思った人も
多かったのではないでしょうか?

以前にも書きましたが
歌謡曲はそこに時代や背景、流行、
想い出がリンクしていくので
その曲を聴いた瞬間に
そのときの想い出、気持ち、相手が
蘇るので、甘酸っぱい気持ちになって
困ったものです(笑)。

今の時代は、誰しも知ってるような
流行歌がない時代です。
なんか寂しいなとか思いますが、
これはこれでアリなのでしょうね。

どの世界でも
本当に知識や経験、技術のある人が
高い場所でとどまらずに、
いかにしてそれを
わかりやすく噛み砕いて
伝えてくれるかがカッコよさ、
懐の広さと思います。

そんな人になりたいですね。

お盆休みは、
なにかと車に乗ることも多いので
大好きな音楽を聴きながら
運転したいなと思っています。

みなさん、病気や怪我なく
楽しいお休みをお過ごしください。

どうしてメンバーが変わっても常勝チームなのでしょうか?

今日から高校野球が開幕します。
悔いなく頑張ってほしいものです。

高校野球を見てて
幼い頃、疑問がありました。
どうして高校野球出場常連校が
あるのかということ。

その野球部監督の指導が適切なことも
全国から優秀な選手を集めることも
あるかと思います。

と言っても、
毎年選手の顔ぶれは変わっていくわけで
プロ野球みたいに固定されたメンバーが
何年もい続けるわけではないのです。

それなのに何年も強豪校でい続けて、
甲子園に何年も連続出場している
高校があったりするわけです。

そんな疑問の答は社会人になって
自分なりにわかってきたように思います。

それは、
「甲子園に出るには
毎日どんな練習をしたらいいのか」を
みんなが肌で感じてわかっていること、
それが伝統になっているということ。
ここに理由があるのでは?と思うのが
私なりの考えです。

甲子園に出場したことがない人は
目標を達成したことがない人は、
どれくらい練習したらいいのか?
どれくらいしたら結果が出るのか?
わからないまま手探りな状態が多いです。

例えば、毎日1時間は走りこみを
することが大事と言われても
どんな意味が?どんな意図が?
どんなやり方で?
そこが明確な理由がわからないと
なかなか身にはつきません。

それは私が社会人になって
住宅営業を始めたときに思いました。

住宅業界の営業マンは一般的に
「毎月1棟の受注をあげること」を
ノルマとして課されることが多いです。

でも、なかなか最初から
受注できるものではありません。

最初に入社したのは
大手ハウスメーカーだったので
そのときの優秀な先輩や上司の方や、

その後、家業として工務店に帰ってきてからは
日本中の優秀な会社の営業マンの方と
知り合い、お話を聞きました。

毎月1棟受注はおろか
毎月2棟受注されている方達もいて、
そんな人達が本当にいるんだなと驚きました。

私は最初は月に1棟どころか
年に3棟~5棟ほどしか受注できない
ダメ営業マンでしたから
そんな人は雲の上の人で
自分なんか到底なれないと思ってました。

でも、今、振りかえると
そもそもどういったことをしたらいいのか?
それが練習であれ、なんであれ
何をしたらいいのかが
何も分かっていなかったんですよね。

そうして経験をしていくと
そんな人達はどんなことをしているのか?
仕事なら会社によってやり方は違うわけで
その会社はどんなことをしているのか?

そういったことの事実を一つ一つ
知っていく上で、まずは自分が、
そして会社が何をしたらいいのかが
分かってきたように思います。

私にとっては、受注をあげるためには
営業マンのスキルをあげることや
マニュアルやツールを作るより先に
「集客」がなにより先であることに
気づかせてもらったことが
何よりのスタートだったと思います。

それは試行錯誤で始めた新事業が始まって
5年以上経ったときのことでした。

集客ができたけど受注ができない。
そこで初めてやり方やツールの意味がわかり、
それに取り組むことで少しづつ
成果がでてきました。

そして、自分も注文住宅で
年間24棟受注できるようになったときに
初めて、成りたい自分になれたと思えたのです。

個人で年間24棟受注しようと思ったら

どんなやり方でやったらいいか、
どんな言葉がけをこころがけたらいいか
そんなことがわかってきはじめます。

するとそれ以前に、そもそも1年間に
何組のお客様と出逢わないといけないか
何組のお客様のアポイントが必要なのか
そのあたりがわかってきます。

そして、
1年間にどれだけのチラシをまいたり
ホームページのイベントや
ブログを更新しないといけないか?
そんな宣伝広告が必要になってくるのか?

そんなことの目安が
数字などで具体的にわかってきました。

毎月○○万円の宣伝広告費が必要で
それを○○○の媒体を利用して
その結果、○○組の人が来場してきてくれ
○組の人と打ち合わせができるから
○棟の受注がとれるようになる。

これがわかってきたから
コンスタントに結果をだせるように
なってきたわけです。
(他にもありますけどそれは秘密(笑)♪)

これが高校野球なら
毎日5時間の練習が必要で
打撃1時間、守備2時間、基礎練習2時間。

基礎練習は半分筋トレ、半分走り込み。
月休みは4日、ただしその日も自主トレ。

過去甲子園に出場した先輩達は
これだけのメニューはこなしたから
逆に言えばこれだけしたら
甲子園に出れるかもしれない。

この目安を言葉だけでなく
実際、肌で感じている事実が伝統となり、
常連校になっていくのだと思います。

お金では買えない部分。
これを知ってるだけで全然違いますよね。

練習熱心とか練習嫌いとかあっても
長期間、活躍したピッチャーはみんな
走りこみだけは欠かさず続けていた事実。

投げ込みも大事。
球種を思えるのも大事。
でも、何より走りこみをしてこその練習。

やりたい、やりたくないでなく
走りこむか、走りこまないか。

走りこまないと勝ち続けれないという目安を
知っているかどうか
言うのは簡単。でもやり続けるのは大変。

成果を出す物差しを持っているかどうかが
とても大切になるのだと思います。

ノウハウ販売ってまさにこれですよね。
上手くやれた人はみんなこうやったから。
その行動や使用したツールをまとめて
販売しているから
成果を出す物差しなのは間違いない。

ただ、それをどうやって使うかは
やってきた人でないとちゃんと説明できない。
なのにそれは買った相手に委ねる。

それではなかなか
上手くいかないことが多いわけです。

聞いたことをやっただけで
成果がだせたらそんな楽なことはない。

それをやることの意味や
どんなやり方をしたらいいかまで
それを経験し、言葉に落とせる人が
コーチでないと難しいわけで
高校野球ならそれこそが名将といわれる
監督のことなのでしょうね。

私のモットーは
「何を言うかでなくてどう言うか」
今日書いたようなお話が前提で
いつもそれを大事に思っています。

その「どう言うか」という部分を
その人にあった表現でどう形付けていくか
日々鍛錬の毎日です・・・・。