今週末、姫路は多くの地域で
お祭りが行なわれます。
季節はずれの大型台風が
来る予報でしたが、
北側に大きく逸れたので、
いい天気となりました。
娘たちも元気にお祭りに行きました。
さて、今日10月6日(土)は
東京築地市場が83年の幕を閉じます。
私は築地が大好きで、
出張などで泊まったときは
よく食べに行っていました。
個人的には、世界遺産とまで行かなくとも
築地市場は国宝と思っていたので(笑)、
豊洲市場への移転はとても残念です。
今週、築地市場に行き、
最後の築地場内での朝御飯を
食べに行ったのですが、
最後は何を食べて締めくくるか
結構、思案していました(笑)。
そんなとき、ふと思ったのが
「みなさんの行きつけのお店(飲食店)は
どうしてそこなんですか?」
「どうしてそのお店によく行くんですか?」
人それぞれの基準が何か?
そんなことを知りたくなりました。
飲食店においては
「美味しかったら絶対流行るよ。」
もちろん価格とのバランスが
取れた上でしょうが、
よくこういう意見を聞きます。
もちろん不味かったら行かないわけですが、
「美味しいだけでその店にいくのかな?」
といった疑問をよく感じます。
たぶんここでは
「モノ(物)志向」と
「ヒト(人)志向」に
分かれるように思います。
モノ志向の人は「味」「値段」が基準、
反面、ヒト志向の人は
「そのお店の空気感とか雰囲気」とか
「来られるお客さんのキャラ」とかが基準
そんな感じで分かれるように思います。
築地場内といった
集客においては恵まれすぎる環境では
味はよくても愛想が悪くなりがち。
(場代や家賃が高いとかはさておき)
築地市場という
何ともいえない全体の空気感が
好きで通ってましたが、
お店単位では接客が全然ダメな
腕自慢、味自慢の店が多かったのも
事実でした(偉そうで恐縮しますが)。
なので、あの空気感がなくなる
豊洲市場に移転してまで自分が行くのかと
いわれたらやや疑問もあったりします。
とはいえ、非常に接客に
好感を持てるお店もありました。
余談ですが、
私は築地場内のお店は
8割以上は行きましたが、
その中でも一番お店に行って
気持ちがいいお店は「天房」さんって
言う 天ぷら のお店でした。
(一番、右側)
観光客が多かったように思いますが、
とても素敵な接客で気分よかったな。
味はもちろん美味しいわけで
文句のつけようがない名店と思います。
(また、せっかく築地に来たからには
寿司や海鮮丼など食べたいでしょうが、
本当のオススメはフライ系です。
新鮮で美味しいお魚は
どこの地域でもあると思いますが、
それだけ新鮮な魚を惜しげもなく
フライや天ぷらで揚げるのは
なかなかの勇気がいりますから(笑)。
とくにホタテフライは最高です。
この前のGWに、
どうしても築地の空気と
ホタテフライの味を娘たちに
経験してほしかったので
家族で食べに来たのはいい想い出です。
まだ行ったことない方は
豊洲市場で行ってみてください。)
(GWに娘たちと行った時の写真)
話がそれました・・・(笑)。
そんなこと思いつつ、
私が最後の築地市場の朝ご飯に選んだのは
センリ軒という喫茶店のモーニングでした。
築地市場なのに「モーニング?」と
思われるでしょうが、
最後はここで朝御飯を食べました。
さっきの話、
私は「ヒト志向」なので、
最後はこの店にしたのです。
観光客より、
築地市場で働く常連さんが多く通う店。
お店のお母さんは観光客にも優しくて、
もちろん常連さんともいい感じ。
いつ行ってもお店の感じがよくて
とても大好きでした。
なので、最後はこのお店に行きました。
観光客とも常連さんとも
みんなとお話される元気なお母さんの
姿を見ながらモーニングを食べました。
なんともいい気分でした。
大好きな築地市場の空気を感じられて
その市場で働かれている人達を
感じられるお店が
「何を食べるか」でなくて
「何を感じられるか」なら
最後はこのお店がいいかと思ったわけです。
(とは言え、そんな私ですので、
先月の9月に2回来たときに
天房さんと
フライの八千代さんに行き、
8月には
フライの小田保さんには
行ってたりはしてます(笑)。
抜け目はありません♪
ガハハ。)
83年といった歴史の築地市場は
今日で終わりますが、
あの活気と空気感は豊洲に行っても
新しく築いて欲しいと思います。
やっぱり、私の行きつけのお店は
「行ってて気分がいいお店」
「お店の雰囲気が満足のいくお店」
やっぱりこれに尽きるなと
改めて感じた次第です。