このお盆に思ったこと

さっきニュースを見てビックリ。

昨日8月16日に
大好きだったミュージシャン
アレサ・フランクリンさんが
亡くなられました模様。

こういったレジェンドの方が
他界するのは、
仕方がないこととはいえ、残念ですね。

私は音楽が大好きなのですが、
洋楽においては
ザ・ローリング・ストーンズ
サム・クック
ザ・ブルース・ブラザーズが
大好きな三大ミュージシャンです。

初期のストーンズと
ブルース・ブラザーズはたくさん
昔の曲をカバーしてくれていて
私の知らなかった素敵な音楽を
教えてくれた先生みたいなものです。


(サム・クックはルーツより
素晴らしいフォロアーを教えてくれました)

ブルース・ブラザーズは、
映画の中でもたくさん教えてくれました。
アレサ・フランクリンもその中の一人です。

ちなみにブルースブラザーズは
ジェームス・ブラウン

レイ・チャールズ

ジョン・リー・フッカー

なんかも学生時代に教えてくれました。

そのおかげで20歳くらいの頃に
ジェームス・ブラウンも
レイ・チャールズもライブで
観ることができました。

伝説をにリアルに触れることができて
とてもよかったです。
そんな機会を与えてくれた
素晴らしい先生でした。
そんな出逢いをくれた恩人です。

ただ今日はそんな趣味の話が
したいのではなく
そんなことを気軽に教えてくれる
そんな先生のような人が

勉強でも
遊びでも
仕事でも

身近にいることは、
とてもラッキーだなということが
言いたいのです。

「お金くれなきゃ教えてあげない。」

こと、ビジネスや売買では
それが当たり前なのかもしれませんが、
始めからなんでもかんでも商売というのも
いかがなものかと思います。

どんな話になったとしても
最後は自分のビジネスに繋げられる人は
ビジネスマンとしては
優秀なのかもしれませんが、

相手にとっては
自分以外の他の誰かが、
他の考えの方が
その人にいいこともあるわけです。

そこに自分の損得は無く
最初こそ相手の立場になって
アドバイスを言ってくれる人に
一番最初に出会えたら
本当にその人はラッキーだと思います。

私は、これから出会う人に
出会えたことがラッキーだったと
思ってもらえる人になりたいな
と思っています。

先日の行方不明だった2歳児を
探しに大分県から山口県にやってきて
20分で発見した尾畠さん。

これまでも様々な被災地などに行き
ボランティアをしてきた事実。

ただシンプルにその生き様に
スゴイなと感心しました。

もしかしたら他の人が
探せたかもしれませんが、
2歳の子を探したのも事実なわけで、

尾畠さんが来てくれたことが
ラッキーだったのなら
やっぱり親御さんや祖父にとっては、
出逢えてよかったんですよね。

自分がやるべきこと、
自分が大事しないといけないこと、
そんないろんなことを考えさせられた
機会になった今回の事件でした。

でも、無事見つかってよかったです。
子を持つ一人の親として
心から思います。

出逢えてラッキーといえる機会。

そんな素敵と思える出逢いで
知ることができた
アレサ・フランクリンさんの音楽。

今晩、じっくり聴こうということを
口実にして、
お酒を呑もうと思います(苦笑)。

8月14日に46歳になりました。
この46歳になったこの1年が
素晴らしいものでありますようにと
願いつつ、もう一度なりたい自分の姿を
思い返してみることにします。

歌謡曲の奥深さ

台風、大雨も一息つき、いい天気です。

今日からお盆休みが始まる方も
多いのではないでしょうか?
遊びに行く人も
帰省される人も
交通安全でお過ごしください。

毎日1~2杯だけ呑むのですが、
お酒を呑んで酔っ払ってきたら
よくyoutubeで音楽を聴きます。

私はブルースやR&B、ソウルなどの
古い黒人音楽や
ローリング・ストーンズ、
邦楽の古いロック、沖縄民謡等が好きで
よく聴いています。
そんな中でも昭和歌謡曲が大好きです。

そもそも歌謡曲って言葉自体の意味が
「昭和の日本ポピュラー音楽」ですが、
あえて昭和を協調したい気分。

個人的見解では、一般的に
なんか歌謡曲って下に見られがちで
「ロック > 歌謡曲」って空気に
違和感があります。

実は、歌謡曲ってとても高度で
とても奥が深いジャンルと思っています。
でも、大衆的な分だけ
低いイメージな人もいるのかな?

そう思うと、歌謡曲って
ピカソの絵に似ているんですよね。

ピカソが書く抽象画って
パッと見た瞬間は何がすごいのか
わかりにくくないですか?

「あれ?子どもでも描ける?」
「あれ?俺でも描けるんじゃない?」
誤解を恐れずに言えば、
そう思う人も多いように思います。
絶対、無理なことはさておき(笑)。


(有名な作品「ゲルニカ」)

でも、ピカソって
とてつもない画力があるんですよね。
15歳ほどで描いた絵を見たら
その技術にとても驚きます。

その高い画力をもって
人物画も風景画も描ける上で
あのような抽象画に
たどりついたのであって、
当たり前の話、高度な技術があるわけです。

歌謡曲もそんな感じです。
あの時代、歌謡曲を作ってきた人達は
クラシックや海外での音楽経験があったり、
スタジオミュージシャン上がりだったりと
バックボーンがしっかりしている訳です。

阿久悠さんとの名コンビで有名な
都倉俊一さんしかり、
筒美京平さんしかり、
後藤次利さんしかり・・・。

浪花のモーツアルト
キダ・タローさんもしかりです。

高い技術や見解がある人達が
あえてそれを大衆にも分かりやすく
展開してくれているところが
歌謡曲の奥深さだと思います。

そこには高度な引用もあったりして
たくさんの引き出しがあることも
聴いてて面白く、思わず笑うこともあり
時代が変わっても古臭くなく
何年経ってもカッコいいのです。

西城秀樹さんが亡くなられたとき、
昔の映像が多く流れてましたが、
今、聴いても全然古臭くなく、
とてもカッコいいと思った人も
多かったのではないでしょうか?

以前にも書きましたが
歌謡曲はそこに時代や背景、流行、
想い出がリンクしていくので
その曲を聴いた瞬間に
そのときの想い出、気持ち、相手が
蘇るので、甘酸っぱい気持ちになって
困ったものです(笑)。

今の時代は、誰しも知ってるような
流行歌がない時代です。
なんか寂しいなとか思いますが、
これはこれでアリなのでしょうね。

どの世界でも
本当に知識や経験、技術のある人が
高い場所でとどまらずに、
いかにしてそれを
わかりやすく噛み砕いて
伝えてくれるかがカッコよさ、
懐の広さと思います。

そんな人になりたいですね。

お盆休みは、
なにかと車に乗ることも多いので
大好きな音楽を聴きながら
運転したいなと思っています。

みなさん、病気や怪我なく
楽しいお休みをお過ごしください。

昔の自分に逢える 想い出の場所はありますか?

更新がしばらく滞りました。
梅雨入りしてジメジメした中ですが
元気にやっていきたいと思います。

先日、新宿に行きました。
人混みをかきわけ歩いていましたが、
新宿にくると私はいつも忌野清志郎さん
(以下キヨシロー)の声が
聞こえてくるような気がしています。

亡くなられてもうすぐ10年?
あの特徴的な声は
好き嫌いが分かれるようですが、
私は大好き派。
そして、センス、才能の塊と思ってます。

新宿でなぜか聞こえてくる
キヨシローが歌う声はいつも
「いい事ばかりはありゃしない。」を
歌っています。

ご存知の方はいらっしゃいますか?

この曲は、人生の悲哀というか
誰もが感じたことのある気持ちを歌いつつ
サビでは みもふたもないフレーズ(笑)。

でも、それが何ともいえない響きとなって
いつも何かが胸に突き刺さる名曲です。

歌詞はこんな感じ。

RCサクセション
「いい事ばかりはありゃしない」
作詞 忌野清志郎

いい事ばかりはありゃしない
きのうは白バイにつかまった
月光仮面が来ないのと
あの娘が電話かけてきた
金が欲しくて働いて 眠るだけ

いい事ばかりで笑ってりゃ
ウラメ ウラメで泣きっ面
かわいそうに あの娘にも会えないし
手紙を書くような柄じゃない
金が欲しくて働いて 眠るだけ

昔に比べりゃ金も入るし
ちょっとは幸せそうに見えるのさ
だけど忘れた頃にヘマをして
ついてないぜ 苦笑い
金が欲しくて働いて 眠るだけ

新宿駅のベンチでウトウト
吉祥寺あたりでゲロ吐いて
すっかり酔いも醒めちまった
涙ぐんでもはじまらねえ
金が欲しくて働いて 眠るだけ

最終電車でこの街に着いた
背中丸めて帰り道
何も変わっちゃいない事に気がついて
坂の途中で立ち止まる
金が欲しくて働いて 眠るだけ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

サビの「金が欲しくて働いて 眠るだけ」
そんな言い方はイヤだ!と思いつつ
それは事実だったりするわけです(笑)。

とか言いつつもキヨシローは他で
「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」
とか歌ってたりもします。

「どっちやねん!」と
ツッコむ人もいるでしょうが、
どっちも正解ってのが答えだったりします(笑)。

言ってることが曲によってバラバラですが、
答えは一つじゃないから悩むのであって、
答えはいくつもあると受け止めれたら
なにかが変わるような気もしています。

キヨシローや相棒のチャボさんの書く詞は、
いつも自分なりの生きてる意味を
問われてることが多く、
それであるがゆえ高校3年生のとき、
初めてレコードからCDで再発された時に
昔のアルバムをすべて購入した時から
今でも聞き続けているのだと思います。

ブルーハーツのヒロト&マーシーの詞も
同じですね。
何回聴いても毎回、何かが刺さってくるのです。

久々に新宿駅を出て
西口バスターミナル周辺を歩いていたら、
目の前に20年前によく研修で
来ていたビルを見かけました。

20年前は東京の研修会場はいつも新宿。
新幹線は のぞみ がまだなく ひかり。
品川駅に新幹線が泊まるのはずいぶん先の話。

始発に乗って3時間半で東京駅着。
中央線に飛び乗り、新宿駅で下車して全力疾走。
10時スタートの研修会場につくのは
いつも2分前といったギリギリ状態(笑)。

お金もなかったので
前泊もなければ、もちろん日帰り。
終わったらダッシュで東京駅に行き、
ビールを飲みながら
あーだこーだと話しつつ姫路へ。

いつもバタバタしてましたが、
なんかいい思い出です。

ちなみにこのときの経験が元で、
今でも始発で出張、日帰りが平気なのは
この時代の賜物かもしれません(笑)。

そんなキヨシローの声が聞こえてくる中、
そのビルを眺めながら
「何も変わっちゃいない事に気がついて
坂の途中で立ち止まる」のではなく、

「何かは少しずつ変わってきた事に気がついて
想い出のビルの前で空を見上げてる」
ことがなんだかとても嬉しくて、
一人で感謝したのでありました。

そんなことを思える
思い出の場所があるのは幸せですね。
そんなこと思った梅雨入り前の
蒸し暑い日のことでした。

どう感じるかが大事

唐突ですが、私は音楽が大好きです。
最近は買うことも減りましたが
CDは何枚あるかわからないほど
数え切れないほどあります。

今年で46歳になりますが
30歳を過ぎてからは
惚れたはれたのラブソングなどより
人生を謳った曲を
自然と好むようになりました。

人生を謳った好きな曲は多いですが、
自分の披露宴でも使った
「それが答えだ!」ウルフルズ
「R&R TONIGHT」麗蘭(これがもう超名曲)
「愛燦燦」美空ひばり
「この素晴らしき世界」ルイ・アームストロング
このあたりは、ど真ん中です(笑)。

自分の葬式の出棺のときに
かけてほしいのは「愛燦燦」か
「この素晴らしき世界」なんですが、
最近は「この素晴らしき世界」を出棺のとき
かけようかと決めつつあります。
(先月までは「愛燦燦」でしたが(笑)。)

この曲はベトナム戦争への嘆きから
生まれましたが、
いつの時代も年老いていき
人生を振り返るとき
こんな感じでいたいと思わせてくれます。

歌詞は以下のような感じ。

What a wonderful world
Louis Armstrong

I see trees of green,
red roses too.
I see them bloom,
for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.

I see skies of blue,
And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.

The colors of the rainbow,
So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.

I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.

Yes, I think to myself,
What a wonderful world.
~~~~~~~~~~~~~~
(和訳)

私には緑の木々が見える
赤いバラの花々も見える
それは私と君のために咲いてくれている

そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

私には青い空が見える
白い雲も見える
輝き祝福された日、そして暗い神聖な夜

そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

虹の彩りの素晴らしさ
空に可愛らしく描かれている
行き交う人々も顔をあげて見ている

私には友人たちが握手しながら
「元気かい?」って言っているのは
本当は「愛しています」って
言っているように聞こえるんだ・・・

どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえる
彼らの成長をただ見守りたい
私以上に彼らはいろんなことを
学んでいくんだろうな・・・

そしてひとり思う、
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

そうさ、ひとり思っているんだ、
この世界はなんて
素晴らしい世界なんだと・・・

(和訳)森下泰成

この曲を聴くたびに
こう思える人生を歩めたらと思いますが、
たまたま運が良くて
こんな人生を歩めたからとか思ったら
見誤ると思っています。

それは今から30年くらい前、
当時、高校生だった私が読んだ
ブルーハーツの本「ドブネズミの詩」に
書いてあった言葉にあります。

心に貼り付いて30年後の今も
心から剥がれないその言葉は、
こんな言葉でした。

「幸せを手に入れるんじゃない、
 幸せを感じることのできる心を
 手に入れるんじゃ。」

語尾で分かる岡山弁から
甲本ヒロトさんの言葉であると
分かるのですが(笑)、
もうこの言葉は名言ですね。

人生はいろいろあります。
楽しいことより、
つまらないことのほうが
多かったりもします。

でも、それをどう感じるのかで
人生は正反対になってしまうと思います。

どこからか聞こえる赤ん坊の声を聞いて
こう喜べる人生を送ったときに
人生終盤の答え合わせで
○がつけられるのではないでしょうか?

お金に執着する人生の人を多く見ます。

とはいえ、
「世の中の悩みの9割は実は、
お金が解決してくれる。」と言うのが
持論の私なので、否定もしません。

でも、そのお金で解決しない1割に
人々はいつも苦しむわけで、

あまりお金に執着しすぎたら
その1割を満たしてくれるのは
いつも「人」なわけなのに、
そんな人に出会えないのではなく、
そんな人に気づけないまま
時間が過ぎて愚痴ってるように思えます。

それは、もったいないです。

今日は、あいにくの雨模様ですが、
濡れている木々や雨空の中の美しさを
感じとるようにしたいと思います。

とかいいつつ、朝一で
室内に洗濯物を干しながら
「雨空」を複雑な心境で見てたのは
内緒ですけどね(笑)。

※我が家はがっつり「共働き」の家なので
炊事・洗濯・掃除はできるほうがしてます。
今日は私の当番でした♪ガハハ。

ならば、友よ

3月末から暖かいこともあり
いつもより桜の満開が1週間ほど早いですね。

金曜日、郵便局行くついでに
姫路城の前を通ったらとても綺麗でした。
姫路城を見に来るには、
1年で一番いい時期かと思います。

旅行で来られてた外国人の方が
とても興奮して喜ばれてました。

先週、遠方にいる親友が法事で
姫路へ帰ってくるらしく
偶然、前日のやりとりで知ったので
急遽2人で御飯を食べに行きました。

彼は10年以上前に
新しい区切りをつける意味もあり、
遠く中国へ渡りました。

途中、携帯電話が壊れて変わったこともあり
数年間、疎遠になってた時期もありましたが、
随分前にPCメールでやり取りしたことが
1回だけあったことを思い出してから
再度、連絡がとれるようになりました。

過酷なまでに働き続けている様を知り、
日本に帰ってきて欲しかったこともあったので、
中国にいる彼の所まで
「日本に帰っておいで。」と一言伝えたくて
逢いに行ったこともありました。

彼には20数年前、私が岡山で
サラリーマンをしてたときに
仕事でボロボロになったときがあり、
電話で相談してたら
数日後、大阪から深夜、車を飛ばして、
励ましに来てくれたことがありました。

本当にありがたかったな。
あのときの「借り」を
彼にはどうしても返したかったのです。

1年半くらい前かな?
10年いた中国から彼は
日本に帰ってきたのです。
今は日本で家族4人暮らしています。

中国での日々が多忙だったこともあり、
私はしばらくゆっくりしたほうがいいと
帰ってきたときに言いました。

今回も「まだゆっくりしたら?」と言うと
彼は「ゆっくりするのはまだ20年早いわ。
死ぬ直前にゆっくりするわ。」と笑ってました。

その台詞を聞いて
彼が中国に旅立つときにプレゼントした
野狐禅ってミュージシャンのアルバムに
収録された「ならば、友よ」って
曲の歌詞が頭の中をよぎりました。

この曲こそ彼に贈ったエールでした。

その歌詞のサビはこんな歌詞です。

そうよな。
彼が中国に旅立つとき、
お互いの夢を語るのはもっともっと先の人生で
語り合おうと言ってました。

まさにこの通りで
ゆっくりするのは、
まだまだ先でいいんですよね。

自分が昔、伝えた言葉を
彼なりにずっと胸に
止めていてくれたんだなと思うと
実はちょっと涙がでそうになるくらい
感激して嬉しかったです。

そのとき、かなり呑んだ理由は、
そんな言い訳にしています(笑)。
ハハハハハハハ。

彼と友人になって27年。
そんな友人がいること、心から感謝します。

原点回帰

趣味を通じて、本を通じて、音楽を通じて
何かに気づいてみることが多々あります。

今日は、音楽での例え話です。

最近、改めて
ローリング・ストーンズをよく聴いています。
洋楽では私が一番好きなミュージシャンです。
なかでもギターを弾くキース・リチャーズには
何かと影響されまくりました(笑)。

キースには名言が多いのですが、なかでも
ロックンロールに例えて言った
「ロックするのは簡単だけど、
ロールし続けるのが難しい。」が
一番名言ですね。
(日替わりで変わる可能性大(笑)♪)

ボクシングでいう
「チャンピョンになることより
防衛することが難しい。」に似てますね。

ローリング・ストーンズは
ブルースやR&Bを通過して生まれたバンド。
ルーツを大事に活動していました。

そんなバンドでも継続していくと
いろいろなことがあります。
ルーツから少し外れていったり、
サイケ的な流行に偏ってみたり、
当時、ビートルズのパクリ?とまで
言われるようなアルバムを出して
迷走しかかったときもありました。
(この当時の音楽も
今、聴いたらいいんですけどね。)

世間の評価も下がってきて?
何より自分たちもどこへいこうとしているのか
まとまらなくなってきた。
そんな時期もあったようです。

そこで、ストーンズは
今一度、立ち止まって考え直します。

「原点回帰」をします。
要は、初心に戻ってもう一度行く先を
考え直したのです。

そこで、ストーンズは
ドラムが無い曲やアコースティックギターを多用し
今一度、ブルースに戻ろうとして
名盤「BEGGARS BANQUET」を作ります。

最高傑作とも言われ
ここから素晴らしいパートナー(プロデューサー)
とも出逢い、5年間絶頂期を迎えるのです。

あそこまで成功したら
今一度、考え直すことは
失敗を認めること、受け入れることなので
めんどくさいことだったと思います。

でも、そこでもう一度
初心に帰ることで復活したわけです。

うまくいかなくなったとき
立ち止まらずに軌道修正することが多いですが
これって失敗のほうが多いようです。

勇気をもって立ち止まり
「初心に帰ること」「やり直すこと」
そう「原点回帰」をすることが大事だと思うのです。

「どうしたらいいのだろう?」ではなく、
「どうしたいのか?」をもう一度ハッキリさせること。

あんな成功者ですら実行するのですから
私も「どうしたいのか?」をいつも問いながら
日々、頑張らないといけないですね。

そんなことを分かち合いながら
一緒にできる仲間を
あのとき、ストーンズが
ジミー・ミラーというプロデューサーと
出逢ったように
自分も出逢えたら幸せですね。

出逢えるのは日々の積み重ねだとすれば、
「縁」と「出逢い」を大事にしていきたいです。

・・・と言っても実は、
もう出逢ってたりするんですけどね(笑)。
もっとたくさん出逢いたい!っていう贅沢な独り言です。

ありがとうございます。

何事もスタートで、ほぼ決まってるのかもしれない・・・。

私は音楽が大好きです。

ブルースやR&Bといった黒人音楽から
昭和歌謡曲・沖縄民謡までいろいろ好きです。
(日本の昭和歌謡曲は、
世界に誇れる音楽と思っています。)

どんなミュージシャンでも興味を持ったら
まず最初はベスト盤とか名盤と言われるものから
購入して聴きがちですが、
もし可能ならファーストアルバムから聴く事にしています。

それには理由があります。
自分が好きなミュージシャンはもちろんのこと
名を残すような有名なミュージシャンには
共通していることがあるからです。

それは、
「そういったミュージシャンのファーストアルバムは
絶対といっていいほど1曲目が<名曲>でカッチョいいのです!」

商業的に売れてる、
売れていないといった評価も大事ですけど、

大衆音楽でも「芸術」として考えるのなら
「カッチョいい!」か「カッコよくない」か
「鳥肌が立つ」か「鳥肌が立たない」かいった
シンプルな評価って大事だと思うのです。

(「芸術」ではなく「興行」でなら考えは別です。
それはまたの機会で熱く語りたいと思います(笑)。)

例えば、
ビートルズのファーストの1曲目は
「I SAW HER STANDING THERE」

ローリング・ストーンズのファースト(英)の1曲目は
「ROUTE 66」

ブルー・ハーツのファーストの1曲目は
「未来は僕等の手の中」

RCサクセションのバンド編成後のファーストの1曲目は
「よォーこそ」

もう挙げだすととまらない、
かっぱえびせん状態になってきます(笑)。

でも、音楽の世界に限らず
もしかしたら最初の1歩目で行き先が決まってしまうことも
世の中には多いのかもしれません。

そんなこと言ったら
「最初で全て決まるのなら途中で努力しても意味がない。」と
言われる人もいらっしゃるでしょう。

でも、そんなことを言いたいのではなく、
それまでの過程や現実を見なかったことにしたり、
うやむやにしたままで、
途中から大きく軌道修正できることは、ほぼほぼ無くて(難しくて)

一度、立ち止まって
「まず自分たちの行く先はどこなのだろう?」といったことを
考え直してから、また新たに進む先を決めて進んでいかないと
行き先は なかなか変えられない と思うからです。

そんなことをもう一度、確認しながら
その人にとっての行き先を考え直してみるヒントを考えていくことが
私のできるお手伝いなのではないかと思っています。

答えは自分の中にしかないですから。

自分のとっての答えを導くためのヒントに
最初から耳を傾けてスタートできたから、
もしかしたら、素晴らしいミュージシャンの
ファーストアルバムの1曲目は<カッチョいい名曲!>なのかもしれません。

(フォーク時代(これもよかったのですが)を経て
新しくバンド編成で再スタートしたRCサクセションも
忌野清志郎氏がもう一度、考えてバンドとしていくのなら
個人ではなくメンバーとして考えていったらどうか?と思ったから
「よォーこそ」なんていうメンバー紹介の曲から
再スタートしたと勝手に思っています(笑)。)

結局、今回も長く語ってしまいました・・・・・・・・。
ご清聴ありがとうございました。