人生の教科書

台風がいつもと違うルートで
日本列島直撃しています。

幸い姫路は早朝の2~3時間ほどで
おおよそ通り過ぎてくれました。
被災地方面に向かっていますが、
災害がでないことを祈念いたします。

自然災害には準備や予防はできても
これといって対処の答はわかりません。
人間関係も同様のようですが、
先人たちの書物などから
ヒントやもしかしたら答かな?と
いえるようなものがあったりします。

私にとってそんな「人生の教科書」
ともいえる1冊の本があるので
ご紹介させて頂きます。

この書物は、
明治5年に初編が発行され
明治9年に十七編まで続いた作品。
これが明治13年に1冊の本として
出版されて70万冊が売れた
当時10人に1人が読んだとされる
大ベストセラー作品です。

そもそも最初は小学校の教科書として
書かれた諸説もあります。

この本の名前は「学問のすすめ」

お札で有名な福沢諭吉さんによって
書かれた本です。

この本は
「天は人の上に人を造らず、
人の下に人を造らず」といった言葉から
始まっているのは有名なお話。

この言葉を聞いた多くの人は
「人は生まれながらにして皆、平等」
といった感じで受け取られますが、実際は
「生まれながらにして貴賎、貧富の差はない。」
と言いつつも
「とはいえ、人間には違いはある。
それは学ぶか学ばないかの姿勢の問題で
きちんと学問を学ばなければ
地位もお金も差が開いてしまうから
学び続けなさい。」といった内容です。

生きていく先には様々なことが起こるけど
それらは全て学問によって
自らの受け取り方が変わっていき
乗り越えていけるといった内容。

今の時代でも通用する普遍的な論理ばかり。

なので、ど真ん中の正論や
聞いててぐうの音も出ない耳の痛い話、
みもふたもない反論のしようもない話が満載で、
読んでて思わず笑ってしまいます。

「どうして税金おさめないといけないか?」
と言った問いには
「税金を納めることで
国家は安全保障をする。
法律をつくり、悪人を罰して善人を守る。
盗賊や人殺しの心配なく生活できる。

これらを自分だけで守ろうとしたら
多額のお金がかかる。

なので国民は気持ちよく
税金を払うべきだ。
少しのお金で安全を買えるなんて
これほど安い買い物はない。」
こんなニュアンスで解説してくれます。

(だからこそ税金は、
「安全」「福祉」「支援」などに
きちんと使ってもらいたいわけです。
今なら「災害支援」などにもっと
使って欲しいです。)

「自由とわがままの境目は何?」
と言った問いには
「他人の害となることをするかしないか」

「勇気とは何か?」と言われたら
「ただ読書して得られるものではない。
読書は学問の技術であって、学問は物事を
なすための技術にすぎない。
実地で事にあたる経験を持たなければ、
勇気は決して生まれない。」
と言われています。

そして、次のような話もされています。

「知恵がないのが極まると
恥を知らなくなる。
世の中の法律を頼りにして、
身の安全を保って社会生活をしているにも
かかわらず依存するところは
依存しておきながら、都合が悪くなると
自分の私利私欲のために法律を
破ってしまう奴がいる。
矛盾していないだろうか?」

「法律が厳しかったり、
寛容だったりするのは
ただ国民に徳があるかないかによって
変わってくるものである。」

「法律を守るのは人民の責任。
しかし、学問がなく、物の道理も知らず、
食って寝るしか芸がない人間がいる。

無学のくせに欲は深くて、
ぬけぬけと人をだまして、
法律逃れをする人間がいる。

国の法律がどのようなものか
ということも知らず、
自分の仕事の責任というものも果たさず、
子どもは産むけれど、その子どもを
きちんと教育するというやり方も知らない。
いわゆる、恥も法も知らないバカ者である。

その子孫が繁栄したとすれば、
この国の利益にはならず、
かえって害をなすものであろう。

このようなバカ者は、
とても道理をもっては扱えない。
不本意ではあるけれども、力で脅し、
一時の大きな害を防ぐほかにやり方がないと
いうことになってしまう。
これが世の中に
暴力的な政府がある理由である。

そうだとするとある国の
暴力的な政治というのは、
暴君やとんでもない官僚のせいばかりでない。
その大元は、国民の無知が原因であって、
自ら招いた災いとも言える。」

「また、国によって定められた法は、
たとえバカバカしいものでも、
たとえ不都合なものでも、
これを勝手に破っていいという道理はない。」

「そのようなときは、今すぐ学問に志して、
自分の才能や人間性を高め、
政府と同等の地位に
のぼるようにしなければならない。」

こうやって何事をなすにも
常に学問が必要と切り返し、
学ぶべきであると説いているのです。

こういった内容を率直な言葉で
誤解をおそれることなく書いた書物。

読んでてあまりにも図星なことに
笑ってしまったり、
ちょっと心が折れたりもしますが(苦笑)
納得しつつ耳を傾けてしまいます。

そして、こういった話をこんな感じで
言葉、文章に落とし込めるところに
とても感心してしまうのです。

人によっては素直に
耳を傾けれない箇所もあるでしょう。

でも、生きていくうえで参考になる
道標にもなる言葉が満載で
初めて読んだのは10年くらい前ですが、
今もたまに読み返してしまうのです。

何よりこの本を明治時代初期に
書いていること自体、ビックリします。

男尊女卑の不合理なことや
DVを問題にする者がいなかったのか?と
疑問を投げかけたり、不倫への批判や
子どもを産まないこと、
授からないことへの労わり、
そして親孝行のことなど
今の時代でも通じる考え方が満載。

この時代でも是非ベストセラーになって
たくさんの人に読んで欲しい本です。

筋の通った一貫性ある表現に
魅了されると思います。

今回の記事は
ちくま新書 齋藤孝さんが訳された
「現代語訳 学問のすすめ」を参考に
書かせてもらいました。

是非、ご興味をもたれた方は
この本で読んでみてください。

最強より最高・・・・

暑い日が続きます。

昨日は埼玉県熊谷市で、
国内最高気温41.1℃を記録。

昔は日射病に
気をつけようとか言ってましたが、
今は熱中症に気をつけないといけません。
室内でもかかるようなので
水分補給、暑さ対策には万全の注意・・・・。

ただいま、全国高校野球
地区予選の真っ只中ですね。
暑い中ですが、天気に負けじと
熱い戦いが繰り広げられています。


(真紅の大優勝旗の実物です。)

今朝のニュースで、
昔のとある試合のことを話していました。

それは9回2死最終打者を
外野フライで打ち取ったと思ったら
外野手が落球して逆転され
敗戦となった試合でした。

落球した選手は
おそらく自分を責めたでしょう。
「かわいそうやな・・・。」なんて話を
夫婦でしてました。

とはいえ、スポーツでも何でも勝負事は、
勝者がいて敗者がいるわけですから
試合のたびにこういったことは
あるわけです。

勝負は勝ってこそナンボの世界なのも
分かった上でのお話ですが、
勝負って勝利が全てというより
むしろ敗北した先に
実は勝敗を超えた何かが・・
勝負を通じて本当に学ぶべきものが
あるように思います。

チームメートのエラーで負けたとき
その選手を責めるのではなく
そのミスを受け止めれたときに
そのチームの本当の強さが
あるのではないでしょうか?

個人競技なら敗戦のあとも
立ちあがってもう一度、
挑戦できる強さかもしれません。

20年前の高校野球での
松坂大輔投手のように
決勝でノーヒットノーランで
甲子園優勝!なんていうような
最後まで勝ち続けた
マンガみたいな勝者もいます。

でも、勝負は圧倒的に
敗者のほうが多いのです。

最後まで勝ち続けることも
もちろん素晴らしいですが、
仲間のミスを責めることなく受け止めて
笑顔で労える強さこそ
最高なんじゃないか?と思うのです。

そう思えたら
最強のチームは極少数だけど、
最高のチームはチーム数だけあるわけで、
だからこそ誰しもの心にも
あるのではないでしょうか?

この仲間達とやれてよかったって台詞は
全てのチームで言える台詞なのは
そういうことなのでしょう。

こういったことを思うと
昔、好きだったある漫画の台詞が
頭をよぎるのです。

それはクローズといって
不良高校生の漫画なのですが、
熱い言葉がいっぱいで、
よく読んでました。

最終回が近づいた場面で
こんな言葉があったのです。

「たかが最強程度で
最高に勝てるわけがねーだろうが!」

この台詞って本当、奥が深いですよね。

誰しも勝者でありたいと思っているけど、
勝負に勝つことが全てって人生は
勝ち続けたとしても
思っている以上に満たされないもので、

勝利も敗北も分かち合える
仲間に出逢えたり、
負けても負けてもチャレンジし続けた
気持ちのほうが
実は大事だったりするわけです。

こういうと勝者からみたら
負け惜しみかもしれませんが(苦笑)、
負けてもそれを受け入れれたとしたら
それこそが「強さ」のように思うのです。

(ちなみにプロレスの世界では
負けたら人気が落ちる選手よりも
負けても人気が落ちない選手の方が
重宝されます。)


高校野球にはたくさんのドラマがあります。

選手たちにとって
どんな結果だったとしても
素晴らしい夏であることを
心より祈念申し上げます。

しかし、この歳になったら
ガムシャラに打ち込める若さが
羨ましいですね。

とりあえず私も今は
仕事、家事、育児に頑張ろうっと(笑)♪

土台づくりの名人

この前、東京にいったとき
神保町にある「冷やし中華」発祥の店
揚子江菜館にて 冷やし中華を食べました。

以前書いた発祥の店好きとして
日々ブレることなく過ごしています(笑)。

今日は、私が影響を受けた人のお話を
したいと思います。
その影響を受けた人の名は、
根本陸夫さんと言います。

もう亡くなられて20年近く経ちますが、
「球界の寝業師」と呼ばれ
プロ野球界に大きな影響を与えた人と
言われています。

失礼な言い方ですが
選手としても監督としても
素晴らしい成績を残したわけではありません。
しかし、その後の活躍は
めまぐるしいものがあります。

導入期ともいえる時期に
体制を整え、人員を揃え
次の人にバトンを渡した
その組織はその後、大きく成長します。

その後はGMとして、社長として
そのチームの監督を
支え続けていったのです。

広島東洋カープ監督時代は
引き継いだ古葉監督が
赤ヘル旋風を起こします。

西武ライオンズ監督時代は
引き継いだ広岡監督、森監督が
80~90年代の西武黄金期を築きます。

ダイエーホークス監督時代は
引き継いだ王監督が優勝し、
ソフトバンクに変わっても
今も強いチームとして存続しています。

こう伝えたら野球の好きな人には
凄さが伝わるかと思います。

根本陸夫さんは
まさに土台づくりの名人なのです。

何の世界でも
成長期、成熟期といった時期の
指揮官に評価が集まります。

結果が全てと言われる
勝負の世界ではなおさらのことです。

でも、どの組織も
最初から強いわけではないわけで
導入期、成長期、成熟期
その時期によって望まれるリーダー像は
違うわけで、
そのなかで最も地味な時期
導入期における理想のリーダーが
根本さんのような人であったわけです。

そんな目立たないけど
とてつもない存在感であったことに
たまらなく魅力を感じたのが
大学生時代の私でした。

根本さんには
たくさんのエピソードがあります。

時として強引なまでに
ラインスレスレの力技(苦笑)もあったようです。
まさに寝業師の本領発揮と
いうことなのでしょうが、
そんな部分にもとても惹かれました。

決断力、分析力、覚悟・・
そんな部分がないとできませんから。

そんな根本さんの生き様に惹かれた私は
導入期 根本監督
成長期 三原監督
成熟期 川上監督を例にした
「時期におけるチームマネージメントの違い」
といった卒論を書いたりしたのです(笑)。
(先生には面白い!と誉めてもらえましたが♪)

根本さんはとても面倒見がよく
全国にシンパがいました。

世話になった人のほとんどが
根本さんを父親のように兄のように
慕っていたという話もあります。

そしてその人達が
根本さんが選手を獲得する時に
強い力となり協力していったのです。

そんな人情味ある部分も踏まえて
とても影響を受けました。

根本さんの考えに
「組織には軸となる
大きな柱がないと成長しない。
多少の血は流しても獲得して整備する。」
といったようなものがありました。

例としてそれは
西武時代は阪神から田淵選手を
ダイエー時代は西武から秋山選手を
獲得したエピソードとなっています。

なので私は、
監督や社長などのリーダーが
もちろん大事なのは前提ですが、

軸になる柱がいなければ組織は
なかなか強くならないという考えなので
一般的な組織であれは
母親役や右腕といったNO-2の存在が
なにより鍵になると思っているのです。

どの世界でも
華やか部分に目がいきがちでですが、
表があれば裏があるように
目に見えにくい部分にこそ
本当の秘密や秘訣があると思っています。

そして、相手のそんな部分にも
気づけるような人でありたいと思ってます。

私にとって学生時代のしめくくり、
大学の卒論にまで書いた人
根本陸夫さんに興味を持った方は
またいろいろ聞いてくださいね。

酒を呑みながらなら
5時間くらいは語れると思いますので(笑)。

「来た時よりも美しく」

サッカーの日本代表が敗戦しました。
そりゃ勝負事ですから
「勝った」「負けた」で言われがち。

でも人生、勝敗だけが全てなら
ほとんどの人が非難、批判をされます。

結果が全てとはいっても
負けたときにも声援を送るのが
本当のファンにような気がします。
(結果だけじゃなく、
プロセスも背景も人間ドラマも含めて
応援できるから私はプロレスが
好きなんですけどね・・・。)

「おつかれさまでした。」
胸をはって帰ってきて
これからも頑張ってください!!

そんな日本代表が
敗戦後にロッカールームを
キレイに掃除をしてした記事が
紹介されていましたね。

「素晴らしい!」と世界中から
賛辞を受けていました。

もちろんこの行為も素晴らしいですし、
掃除をして帰るサポーターも
誉められていましたが、

何よりこういったことを
当たり前のように教えてきてくれた
日本の文化がとても素晴らしいと
改めて気づかさせてもらいました。

小学校の低学年から
野外活動や遠足、運動場でも
先生に言われたあの言葉・・・

「来た時よりも美しく」ってやつです。

来た時よりも美しくして帰って
次に来た人が気持ちよく
使ってもらえるようにしましょう。

こうしてみると
マザーテレサのようだと思いましたが、
本を読んでたらマザーテレサも
同じような言葉を
言われているみたいですね。

「・・・やっぱり。」と思いましたが(笑)。

今、小学生の娘たちも
この言葉をよく言います。
「父ちゃん、来た時よりも美しくして
家に帰らないとアカンのやで。」
純粋な分だけ一生懸命です。

私たち大人も昔はみんな
そうだったのでしょうね。

でも、大人になると
そんな人ばかりでもありません。

例えば、挨拶。
子どもの頃に、出逢った人には誰にでも
大きな声で挨拶をしましょうと習いました。

でも朝、通りすがりで逢った人に
「おはようございます。」と挨拶しても
してくれない人が結構いることに
ビックリしたりします。
(近所の人で5年言い続けて
やっと言ってくれるようになった
人もいますから(苦笑)。)

そんな当たり前のように
教えてもらったことが
できなくなってしまうこともあるわけで、

今回のこのワールドカップが
ゲームの内容や選手の技術だけが
語られるのではなく、
こんないろんなことに
「ハッ」とできる機会であれば
もっと素晴らしいのになと思ってます。

個人的な話ですが、
出張でも遊びでも宿泊したホテルの部屋を
チェックアウトするときは
部屋に「ありがとうございました。」と
言って出ることを心がけています。

もちろん、娘たちも
「部屋さん、ありがとうございました。」と
言って出ています(笑)。

意味があるのかと言われたら
ないかもしれませんが、
そうすることでまたこの土地にきたときに
楽しいことがあったらいいなと思っています。

次の人にもいいことがあって
周り回ってまた自分にも
いいことがあればいいな。

金を払った客やから俺の言うことを聞け!
そんなことしても自分が損するだけ!
なんで俺ばっかりこんな目にあうんや!

そんなことを思うたびに
自分で自分の人生を
いっそう濁らせているのかと思うと、
気持ちよく過ごして
また自分に楽しいこともきてもらえるよう
プラスアルファの精神でやりたいですね。

「・・・・こないかもしれないけど。」

そのときは「弱ったな~。」と
笑うことにしましょう(笑)♪

それもまた笑いある人生です!!

その時間は本当に無駄なのでしょうか?

ワールドカップで日本が
決勝トーナメント出場を決めましたね。
これからがある意味、本番ですが
1つでも多く勝って欲しいと思います。

さて今日は、
先日、奥さんと話をしていて
「なるほどな~。」と思ったお話です。

珍しく夫婦でテレビを見ていたときのこと。
青山ブックセンター六本木店という書店が
38年で幕を下ろし、
閉店するニュースがしていました。

姫路でも多くの本屋さんが閉店しています。
それでもまだ大きな書店が営業しているので
本はまだいいのですが、
CDやDVDはもう買える場所すら
ほとんどない状況です。

姫路は田舎ですが30数年前に、
日本で7軒目だか8軒目だかのタワレコが
オープンしてたりしてたこともあり
結構、CDは買いやすい環境でした。

洋楽に興味を持ち出した17歳の頃。
初めて買った輸入盤は忘れもしない
バディホリーとマディウォーターズの
ベスト盤でした。



(今でも聴いてるアルバムです)

残念なことに数年前、
入ってたテナントビルの解体に伴い
タワレコは姫路から無くなってしまいました。

店舗型のビジネスを続けるのは
本当に厳しい時代になりました。

こういった背景には
アマゾンなどを筆頭にネットで
欲しいものはすぐ手に入る環境があります。
忙しい人は店舗に
わざわざいくような時間ロスもなく、
欲しいものが買えるわけです。

しかも定価より安かったりするわけで
品揃えを含めても
欲しいものさえ買えたらいいのなら
店舗型のビジネスは厳しいですね。

そんな話をしてたら奥さんが
「本屋さんと新聞って一緒なんやけどな。」と
言ってきました。
「どういうこと?」って聞き直したら
こんな風なことを言ってきました。

「本屋さんと新聞はすごく似てる。
興味ある情報もわかるんだけど、
今までも聞いたこともなかったこと、
興味なかった情報も教えてくれる。

浅く広く情報が散りばめられている。

好きなことを深く知ったり、
興味あることの情報を集めたりもいいけど
新しいことを教えてくれたり、
知らなかったことの楽しさに
気づかせてくれるのは新聞読んだり、
本屋さんでいろんな本を立ち読みしたり、
そんなことがきっかけになることが多い。

そんなチャンスを放棄しているから
本当にもったいない気がする。

自分が知らないことにも
面白いことはいっぱいあるはずなのに・・。」

聞いてて「なるほどな~。」と
感心しました(笑)。

私も奥さんも本屋さん巡りが大好きで
1時間でも2時間でも時間が潰せます。
ちなみに私はタワレコなら
待ち合わせ3時間待ちは楽勝です(笑)。

確かにそのとき、
興味あるジャンルはもちろんのこと
いろんなジャンルの本を見て、
ときには興味をもって、その本を買います。

うちの奥さんはふだん新聞を
メッチャ読むのですが、
その横で私は本を読んでます。

そこでお互い読んだ記事で面白いものを
伝えて笑ったり、感心したりしています。

欲しい情報、知りたい情報だけでも
生きていく頼りにはなりますが、
それ以外のことのほうにも
ヒントや気づき、学びもあるわけで、

そんなチャンスをもらえる時間を
時間の無駄というには、
なんかもったいないって思うわけです。

ハンドルの遊びに代表されるように
人生の面白さも ゆとりも
その余白の部分にあるはずなのにな。

うちの奥さんは本当に博学です。
尊敬しています。
学生時代から勉強ができたようなので
学生時代に学んだ勉強全般、
特に芸術や歴史は本当に詳しいです。

今はそれに子育てや地元情報なども強い!

かたや私は雑学ジャンルが強いです。
全然、勉強してきていないので。
勉強に関することは絶望的なのですが、
音楽、お笑い、プロレス、野球の
趣味4本柱とサブカル系は
なかなかの守備範囲です(笑)。
(全然、自慢にならない・・)

と言っても読む本はビジネス、自己啓発、
ノンフィクションが多いです。

嫁さんは新聞と本、私は本で今も
いろいろと知識を増やしています。
浅く広く増やす知識、
深く掘り下げる知識をともに。

で、それをお互い共有しあって
楽しいことや興味あることを増やしています。

家族でテレビを見るときは
クイズ番組が多いのですが、
夫婦揃ってならなかなかの正答率。
(8割、奥さん)

本気で「夫婦クイズ大会」があったら
出ようか?と思ってます。
そのときは応援お願いします(笑)!

そして面白いジャンルあったら
また教えてください!

発祥店巡りで気づくこと

大阪の地震から数日経ちました。
私の住まいが隣の兵庫県なこともあり、
地震直後には遠方の友人や知り合いから
多くのお声がけを頂きました。

ありがとうございます。
大きな被害もありませんでした。
ただ、今回の地震で
亡くなられた方もいらっしゃいました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、今回は私の好きなことのお話。

先週、東京へ研修に行った際、
研修前に知り合いの方と合流し、
お昼ごはんを食べながら近況報告をしました。

その時に私が行きたいと
リクエストしたのは銀座にある
煉瓦亭さんという洋食屋さん。

このお店は、
オムライス発祥のお店として有名。
ポークカツレツ(とんかつ)や
エビフライも発祥と言われてます。



(奥に見えるスイスさんは、
カツカレー発祥のお店の一つと
言われてます。)

オムライスを食べたのですが、
チキンライスを卵で包んだ形でなく、
溶き卵を混ぜて焼いた感じでした。
予想以上に半熟状態で美味しかったです。

実は私、発祥のお店巡りが大好きなんです。

こう言うと
「発祥の店だからと行って、
全部美味しいわけじゃないでしょう?」と
言われることもあるのですが、
もちろんそうかもしれません(笑)。

でも私は味だけじゃなく、
店の雰囲気、場所、店員さんなど
いろんなことを感じてみたいのです。

今となってはポピュラーになったこの料理が
どうしてこのお店から始まったのか
そんな理由を肌で感じたいと思っています。

格闘技などでは
「王座を獲ることより
王座を防衛し続けるほうが難しい。」と
よく言われます。

私の大好きなギタリスト、
キース・リチャーズも
「ロックするのは簡単だ。
でも、ロールし続ける事が難しい。」と
言っています。

確かにそうかもしれません。

でも、どうしてこの料理が広まったのか?
どうしてお店から始まったのか?
最初に始めることもとても難しいわけです。

それなら、そのことを体験してみて
「何か新しい気づきがあるのでは?」と
思ったのがきっかけでした。

何店かご紹介・・・・


カレー南蛮・カツ丼発祥のお店
「三朝庵」さん(東京)



天せいろ発祥のお店
「室町砂場」(東京)



ソーキ蕎麦発祥のお店
「我部祖河食堂」(沖縄)



天むす発祥のお店
「千寿」(三重)



チキン南蛮発祥のお店
「おぐらや」(宮崎)



広島風お好み焼き発祥のお店
「みっちゃん」(広島)



博多らーめん発祥のお店の一つ
「赤のれん節ちゃん」(福岡)

他にも
水たき、串カツ、つけ麺、手羽先唐揚、
ドリア・ナポリタン・プリンアラモード、
ピザトースト、タコライス、あんぱんなど

あげたらキリがないです。
こうやって振り返ったら
いろいろ行ってるな・・・。

こうしていろんな発祥のお店に行って
気づいたことは

「活気がある」
「立地は様々」
「スタッフの方が気さく」
「おいしい」
「値段はちょっと高い(笑)」等々
いろいろありますが、

発祥店に限らず
流行店にも共通して言えることは、
やっぱりトイレは
「きちんと掃除してあってキレイ!」
ってことはありますね。

20年前、姫路に帰ってきたとき
「オマエはいずれリーダーに
なるのだから毎朝、便所掃除しろ!」って
言われて最初の3年間、毎朝掃除した理由が
いつも頭で繋がるのです。

そして、どうしてそのお店から
新しい何かが始まったのか・・・・

その答は、お店に行って感じてみてください。

温かい空気感と温かい接客に
なんか穏やかになれますから。

味だけではない事実。
腕自慢だけでは続かない事実。
だからお店は続いて、
振り返ったら発祥の店として
残っているんだなって事実。

その事実に触れるたびに
最初に始めたそのお店に敬意を表します。

趣味の延長

ただいま、新幹線の中です。

先日、新幹線での事件の影響か
心なしか車内がピリピリしてる感じがします。

改めて、こんな状況であのような事件が
起きたこと、恐ろしく思います。
亡くなられた方のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

なんといっても
平和と健康が一番ですから・・・。

さて、GW以降の森下家のお話。

我が家はガッツリ共働き夫婦なのですが、
今の部署に配属になってから
5月は多忙の奥さんの仕事。

残業続きの毎日で
帰ってくるのも子供はおろか
私も力尽きてテレビの前で寝てるような
時間帯が続きました。

なので、私が姫路にいるときは
学童のお迎え、晩御飯、お風呂、
洗濯物をたたむのは
私の仕事となります(笑)。

(余談ですが、
日々の朝御飯、奥さんの弁当は
残業問わず基本、私の仕事です♪
こうなったのには深い理由があるのです。
機会あればまた言います(笑)。)

特にここ1ヶ月は
姫路にいるときは私、
姫路にいないときは義実家に
手伝ってもらいました。

6月になって、
ようやく落ち着いてきた感じ。
なんとか乗り越えれたって安堵感。

こんな話をすると
「協力的ですね。」とか
「優しいですね。」とか言われます。
誤解なく聞いてほしいのですが、
そうではなくて
私はやりたいからやっているのです。

料理は趣味でストレス解消のひとつ。
要は、趣味の延長なので
楽しんでいるのです。

ゴルフが好きな人と同じこと。
ただ、私はゴルフが料理なだけで、
クッキングパパ(笑)みたいな毎日を
楽しんでいるだけなのです。

ちなみに昨日の晩御飯は
味付けで全品完璧で、
我ながら素敵と自画自賛(笑)。

よそで食べて美味しかったら
すぐパクってみるのもお約束。

娘たちに魚が食べたいといわれたら魚。

おばあちゃんから筍の煮物貰った日に
野菜が食べたいといわれたら
野菜ばっかり(笑)

中華料理食べたいといわれたら
こんな感じ。

嫁さんの実家の畑から
大量の野菜が届けば一気に消費!

5月末は運動会だったので
お弁当づくりは前日の夜から仕込み開始。
(これは奥さんとの合作。)

母の日はなぜかギョーザ(笑)。
娘二人もお手伝いしてくれました。

結婚記念日はステーキ。
ただ、奥さんは残業で
一緒ではなかったですけど(笑)。

こうやってみたら
ここ1ヶ月は結構作ってますね。
(基本、娘たちとの3人での晩飯が
多かったので、3人分の写真多い。)

料理って同時進行で作っていくので
時間配分や下ごしらえなど
いろいろ考えないといけませんから
パズルみたいで本当に面白い。

何が大変ってメニューを考えるのが
一番大変なので、
是非、世のご主人たちは聞かれたら
「何でもいい。」じゃなく
「○○○が食べたい。」と
言ってあげてください!!

それだけでストレスが
4割くらい減りますから(笑)。

まぁ、私は趣味の延長なので
偉そうにもいえませんが、
説教でもなく意見として
言わせてもらえるのなら

もしあなたが住宅の営業マンなら
家事はきちんと経験されたほうがいいです。

住宅の性能や数値を気にすることも
いいことですけど、
使い勝手の提案も大事なわけで、
それはまず自分がやってみないと
間取りの使い勝手や収納の位置なんて
自分の意見として言えるわけないですから。

教科書に書いてある人の意見を
伝えるだけならこのご時勢、
ネットなどでいくらでも情報は得られます。

それなら誰でもいいわけで
あなたのアドバイスでなければいけないことは
そうそうあるわけではありません。

毎朝、炊事と洗濯が
同時進行しやすい間取りづくりと言って
提案してみても
共働き家族の50%以上の家庭が
洗濯は夜にしているのが事実。

働きながら毎朝家事をしていたら
炊事と洗濯を朝、同時進行でして
完結させてから出勤できることなんて
かなりの難題ということに気づきます。

要は、なんでもいいんです。
どんな内容のことでも
人にアドバイスしようとするのなら
教科書に書いてあることを言うだけでなく、
実際に経験してみて言って欲しいのです。

聞くほうもバカじゃないですから、
やってきた人間の言葉って
なにかしら心にひっかかるわけで
そうなら経験をしてみたほうがいいわけです。

「耳年間な素人が書いたHOW TO本」って
その事実がバレたら
誰も読まないですから・・・。

スーパーにいって
「キャベツって年中あるけど
高いときと安いときがあるな。」とか
「どこのスーパーにいっても
この調味料は押されているな」とか
「今日、豚肉が気持ち、安くない?」とか
そんなこと感じるだけでも
アドバイスには説得力が上がるものです。

料理が趣味の延長とか言いつつ、

夫婦間で炊事は私、
洗濯は奥さん、
掃除は二人の役割となんとなく決めつつも
洗濯も掃除も私の腕前が
どんどんあがってきたのは
どういうことなのか?

「・・・・・・あれ?」

それは皆さんのご想像にお任せします(笑)。

昔の自分に逢える 想い出の場所はありますか?

更新がしばらく滞りました。
梅雨入りしてジメジメした中ですが
元気にやっていきたいと思います。

先日、新宿に行きました。
人混みをかきわけ歩いていましたが、
新宿にくると私はいつも忌野清志郎さん
(以下キヨシロー)の声が
聞こえてくるような気がしています。

亡くなられてもうすぐ10年?
あの特徴的な声は
好き嫌いが分かれるようですが、
私は大好き派。
そして、センス、才能の塊と思ってます。

新宿でなぜか聞こえてくる
キヨシローが歌う声はいつも
「いい事ばかりはありゃしない。」を
歌っています。

ご存知の方はいらっしゃいますか?

この曲は、人生の悲哀というか
誰もが感じたことのある気持ちを歌いつつ
サビでは みもふたもないフレーズ(笑)。

でも、それが何ともいえない響きとなって
いつも何かが胸に突き刺さる名曲です。

歌詞はこんな感じ。

RCサクセション
「いい事ばかりはありゃしない」
作詞 忌野清志郎

いい事ばかりはありゃしない
きのうは白バイにつかまった
月光仮面が来ないのと
あの娘が電話かけてきた
金が欲しくて働いて 眠るだけ

いい事ばかりで笑ってりゃ
ウラメ ウラメで泣きっ面
かわいそうに あの娘にも会えないし
手紙を書くような柄じゃない
金が欲しくて働いて 眠るだけ

昔に比べりゃ金も入るし
ちょっとは幸せそうに見えるのさ
だけど忘れた頃にヘマをして
ついてないぜ 苦笑い
金が欲しくて働いて 眠るだけ

新宿駅のベンチでウトウト
吉祥寺あたりでゲロ吐いて
すっかり酔いも醒めちまった
涙ぐんでもはじまらねえ
金が欲しくて働いて 眠るだけ

最終電車でこの街に着いた
背中丸めて帰り道
何も変わっちゃいない事に気がついて
坂の途中で立ち止まる
金が欲しくて働いて 眠るだけ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

サビの「金が欲しくて働いて 眠るだけ」
そんな言い方はイヤだ!と思いつつ
それは事実だったりするわけです(笑)。

とか言いつつもキヨシローは他で
「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」
とか歌ってたりもします。

「どっちやねん!」と
ツッコむ人もいるでしょうが、
どっちも正解ってのが答えだったりします(笑)。

言ってることが曲によってバラバラですが、
答えは一つじゃないから悩むのであって、
答えはいくつもあると受け止めれたら
なにかが変わるような気もしています。

キヨシローや相棒のチャボさんの書く詞は、
いつも自分なりの生きてる意味を
問われてることが多く、
それであるがゆえ高校3年生のとき、
初めてレコードからCDで再発された時に
昔のアルバムをすべて購入した時から
今でも聞き続けているのだと思います。

ブルーハーツのヒロト&マーシーの詞も
同じですね。
何回聴いても毎回、何かが刺さってくるのです。

久々に新宿駅を出て
西口バスターミナル周辺を歩いていたら、
目の前に20年前によく研修で
来ていたビルを見かけました。

20年前は東京の研修会場はいつも新宿。
新幹線は のぞみ がまだなく ひかり。
品川駅に新幹線が泊まるのはずいぶん先の話。

始発に乗って3時間半で東京駅着。
中央線に飛び乗り、新宿駅で下車して全力疾走。
10時スタートの研修会場につくのは
いつも2分前といったギリギリ状態(笑)。

お金もなかったので
前泊もなければ、もちろん日帰り。
終わったらダッシュで東京駅に行き、
ビールを飲みながら
あーだこーだと話しつつ姫路へ。

いつもバタバタしてましたが、
なんかいい思い出です。

ちなみにこのときの経験が元で、
今でも始発で出張、日帰りが平気なのは
この時代の賜物かもしれません(笑)。

そんなキヨシローの声が聞こえてくる中、
そのビルを眺めながら
「何も変わっちゃいない事に気がついて
坂の途中で立ち止まる」のではなく、

「何かは少しずつ変わってきた事に気がついて
想い出のビルの前で空を見上げてる」
ことがなんだかとても嬉しくて、
一人で感謝したのでありました。

そんなことを思える
思い出の場所があるのは幸せですね。
そんなこと思った梅雨入り前の
蒸し暑い日のことでした。

親の言うことは聞かない。でも・・・・

5月末だというのに、まだ暑い日が続きます。
そろそろ梅雨入りの模様。
蒸し暑さにやられないようにご自愛ください。

最近、テレビでよく見る人で
話が分かりやすく面白い人って
なんだかんだいっても
池上彰さんと林修先生の2人かと思います。

その林先生がテレビで言ってた話。

あるお母さんからの質問で
「ウチの子がいくら言っても
全然、本を読みません。
どうしたら本を読むようになりますか?」
というのがありました。

それに対して、林先生は
「お母さんに聞きたいのですが、
あなたは本を読んでいますか?
いくらお子さんに本を読みなさいと
言っても、お母さんが読まないのなら
お子さんは読みませんよ。」
こんなような話をされて
一蹴されていました(笑)。

要は、親が楽しみながら
本を読んでる姿を見せたら
子供は読むようになるし、
見せなかったら子供は
本読みに興味をもたないといった話。

「もっと勉強しなさい!」と言っても
親が全く不勉強で、
休みはゴルフ三昧、
家ではテレビを見てばかりなら
そりゃ子供も努力しませんよって話。

・・・耳の痛い話です(笑)。

「子供は親の言うことは聞かない。
でも、親の真似はする。」

そう子供は、
親の「言葉」ではなく、
親の「行動」の真似をするのです。

「言行一致」っていうやつですね。

でも、これって
会社でも学校でも
同じようなことがよく起きてませんか?

「社員は社長の言うことを聞かない。
でも、社長の真似はする。」
「生徒は先生の言うことを聞かない。
でも、先生の真似はする。」

ちゃんとやっていても
言うこと聞かないことが多いのに
ちゃんとやってなかったら
そりゃ、誰も言うこと聞かんわ。

みもふたもない話ですが、
そんなものです(笑)。

そういわれたら小4の長女は
音楽が大好き、変な踊りをよく踊ります。

それは、私が音楽が大好きで、
私がご機嫌なときによく変な踊りを
踊っているからでしょう(笑)。

小2の次女は、時間さえあれば
ずっと本を読んでいます。

それは、私が家で時間があれば
本をずっと読んでいるからでしょう。

2人とも絵を描くのが大好き。
それは、私がイラスト書くのが好きで
よくイラストを描いているからでしょう。

そう思ったら
言葉通り、親の真似をしているのです。

親として、人間として、
節度をもった立ち振る舞いをする、
やってほしいことは自分もやっている、
毎日を楽しく生きていく、
そんな風に過ごしていかないと
いけないですね。

「子供は親の言うことは聞かない。
でも、親の真似はする。」

「子供は親の言うことは聞かない。
でも、親の真似はする。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

・・・・・日々、精進していきます(笑)。

どう感じるかが大事

唐突ですが、私は音楽が大好きです。
最近は買うことも減りましたが
CDは何枚あるかわからないほど
数え切れないほどあります。

今年で46歳になりますが
30歳を過ぎてからは
惚れたはれたのラブソングなどより
人生を謳った曲を
自然と好むようになりました。

人生を謳った好きな曲は多いですが、
自分の披露宴でも使った
「それが答えだ!」ウルフルズ
「R&R TONIGHT」麗蘭(これがもう超名曲)
「愛燦燦」美空ひばり
「この素晴らしき世界」ルイ・アームストロング
このあたりは、ど真ん中です(笑)。

自分の葬式の出棺のときに
かけてほしいのは「愛燦燦」か
「この素晴らしき世界」なんですが、
最近は「この素晴らしき世界」を出棺のとき
かけようかと決めつつあります。
(先月までは「愛燦燦」でしたが(笑)。)

この曲はベトナム戦争への嘆きから
生まれましたが、
いつの時代も年老いていき
人生を振り返るとき
こんな感じでいたいと思わせてくれます。

歌詞は以下のような感じ。

What a wonderful world
Louis Armstrong

I see trees of green,
red roses too.
I see them bloom,
for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.

I see skies of blue,
And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.

The colors of the rainbow,
So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.

I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.

Yes, I think to myself,
What a wonderful world.
~~~~~~~~~~~~~~
(和訳)

私には緑の木々が見える
赤いバラの花々も見える
それは私と君のために咲いてくれている

そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

私には青い空が見える
白い雲も見える
輝き祝福された日、そして暗い神聖な夜

そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

虹の彩りの素晴らしさ
空に可愛らしく描かれている
行き交う人々も顔をあげて見ている

私には友人たちが握手しながら
「元気かい?」って言っているのは
本当は「愛しています」って
言っているように聞こえるんだ・・・

どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえる
彼らの成長をただ見守りたい
私以上に彼らはいろんなことを
学んでいくんだろうな・・・

そしてひとり思う、
なんて素晴らしい世界なんだと・・・

そうさ、ひとり思っているんだ、
この世界はなんて
素晴らしい世界なんだと・・・

(和訳)森下泰成

この曲を聴くたびに
こう思える人生を歩めたらと思いますが、
たまたま運が良くて
こんな人生を歩めたからとか思ったら
見誤ると思っています。

それは今から30年くらい前、
当時、高校生だった私が読んだ
ブルーハーツの本「ドブネズミの詩」に
書いてあった言葉にあります。

心に貼り付いて30年後の今も
心から剥がれないその言葉は、
こんな言葉でした。

「幸せを手に入れるんじゃない、
 幸せを感じることのできる心を
 手に入れるんじゃ。」

語尾で分かる岡山弁から
甲本ヒロトさんの言葉であると
分かるのですが(笑)、
もうこの言葉は名言ですね。

人生はいろいろあります。
楽しいことより、
つまらないことのほうが
多かったりもします。

でも、それをどう感じるのかで
人生は正反対になってしまうと思います。

どこからか聞こえる赤ん坊の声を聞いて
こう喜べる人生を送ったときに
人生終盤の答え合わせで
○がつけられるのではないでしょうか?

お金に執着する人生の人を多く見ます。

とはいえ、
「世の中の悩みの9割は実は、
お金が解決してくれる。」と言うのが
持論の私なので、否定もしません。

でも、そのお金で解決しない1割に
人々はいつも苦しむわけで、

あまりお金に執着しすぎたら
その1割を満たしてくれるのは
いつも「人」なわけなのに、
そんな人に出会えないのではなく、
そんな人に気づけないまま
時間が過ぎて愚痴ってるように思えます。

それは、もったいないです。

今日は、あいにくの雨模様ですが、
濡れている木々や雨空の中の美しさを
感じとるようにしたいと思います。

とかいいつつ、朝一で
室内に洗濯物を干しながら
「雨空」を複雑な心境で見てたのは
内緒ですけどね(笑)。

※我が家はがっつり「共働き」の家なので
炊事・洗濯・掃除はできるほうがしてます。
今日は私の当番でした♪ガハハ。