今月は時間があれば、
読書三昧で過ごした1か月でした。
いろいろ本を読んで
再確認したことの一つに
「お客様と取引する際には
安易な値引きはしても
何もいいことがない。」ということ。
例えば、良かれと思い、
今後のためにも最初の取引は
大幅な値引きをしたとしても、
それをお客様が当たり前と感じたら
価格を戻した途端に裏切られたと感じて
長続きしないそうです。
この話は、
自分さえよかったいいなんて言う
「自己満足」な考えは問題外としても、
自分は仮に損をしたとしても
お客様さえ得してくれたらいいという
「先方満足」な考えも、
先では「相互不満足」になってしまうことを
教えてくれています。
こうやって気づいていってやっと、
「相互満足」な関係、
よく言われる「WIN-WINの関係」でないと
いけないことが腑に落ちますね(笑)。
知人に多額のお金を貸した人が
催促をしたわけでも
責めたわけでもないのに
借りた知人が勝手に追い込まれていき
結果、恨まれて殺された事件に
メカニズムは似ているのかもしれません。
また経験上のお話ですが、
安易な値引きという行動は
「いいお客様」を「問題あるお客様」に
化けさせる可能性がありました。
取引は、きちんとした理由に基づいて
対等に行わないといけないことが
腹に落ちたときに
営業マンとしての階段を
一段登れると思っています。
また「結果」と「満足」は比例しないそうです。
「満足」は個人的、主観的なもの。
例えば、残業が無くなるということは
いい結果ではありますが、
家族との時間が増えたと満足する人もいれば
残業代が減ったと不満な人もいるわけです。
なので、結果さえよければいいのだと思わず
どうしたら相手が満足してもらえるのかと
考えることが
選んでもらえる理由になるわけですね。
「損する痛みは、
得する喜びよりも大きい。」
残業代が減ったと不満な人は
まさにこうなのでしょう。
「結果」と「満足」の関係も
理解していきたいと思います。