中でもジャンルで言えば、
1950~1970年代辺りの黒人音楽と
昭和歌謡曲が大好きです。
(ブルースで初めて買ったアルバム。
18歳のときでした。
ちなみに今でもブルースでは
一番好きなアルバムだったりします。)
若い頃に比べたらゆっくり音楽を
聴くことも少なくなっていましたが、
なんだか昔を懐かしんでいます。
昨日は河島英五さんを聴いてました。
河島英五さんは名曲がたくさんありますが、
ベタ曲とは言え、やっぱり
「時代おくれ」は名曲ですね。
若い頃から今でもずっと、
こんなおっさんに憧れています。
若い頃、よく遊び、よく語り合った
今はもう他界してしまった親友に
『オマエは
「目立たぬように はしゃがぬように」
のところ以外は、
「時代おくれ」の歌詞のまんまや!』と
よく言われていました(笑)。
細かいところはさておき、
大筋では確かにこんな感じかもしれません。
「時代おくれ」 河島英五
一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら微笑んで
十八番を一つ歌うだけ
妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きはほろ酔いで
酒場の隅において行く
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい
不器用だけれどしらけずに
純粋だけど野暮じゃなく
上手なお酒を飲みながら
一年一度酔っ払う
昔の友にはやさしくて
変わらぬ友と信じ込み
あれこれ仕事もあるくせに
自分のことは後にする
ねたまぬように
あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思い続ける
時代おくれの男になりたい
目立たぬように
はしゃがぬように
似合わぬことはむりをせず
人の心を見つめつづける
時代おくれの男になりたい
作詞:阿久悠 作曲:森田公一
今の時代から見たらこんなおっさん、
まさに時代おくれ。
カッコいいと思われることも少なくて、
笑う人も多いでしょうね。
とは言って、時代が変わっていっても
不変で大切なものもあるとすれば、
やっぱりこんな生き様もアリだと思います。
環境は日増しに変わり、
「生き方」はどんどん変わっていっても
「生き様」はそう変わるものでもないのなら
たまにはこんな曲を
いつもより多い3杯の日本酒でも呑みながら
じっくり聴くといった機会は大事にする
そんな人生を歩みたいものです。
しかし、阿久悠さんの書く歌詞は
本当、素晴らしいな・・・・。