「自分が戒めとする鑑」

福沢諭吉の言葉
「姑が戒めとすべき鑑(かがみ)は、
遠くにあるのではない。
自分が嫁だった頃にある。」

この言葉って
世の中のいろんなことに
言い換えられるのではないでしょうか?

「親が戒めとする鑑は、
自分が子どもだった頃にある。」

「先生が戒めとする鑑は、
自分が生徒だった頃にある。」

「社長が戒めとする鑑は、
自分が社員だった頃にある。」
(だから、二代目や跡取りは、
一社員からの経験がないと
将来的にいけないわけです。)

自分が強い立場に立った時、
権力者と言われるようになった時、
偉い人になったと自惚れた時、
まるで自分は神になったと錯覚した時、

そうでなかった昔の経験や想い出を
思い出せる経験がないということは、
成功者と言われるような人であればあるほど
もしかしたら人生において
不幸なのかもしれないですね。

自分たちも昔は学生だったはずなのに、
その時言われてムカついたはずなのに、
サラリーマンが居酒屋で騒ぐ学生に向かって
「働いたこともない学生の分際で
生意気に酒呑んで騒いでるんじゃねぇよ。」
と文句言ってるのも同じですね(笑)。
今のサラリーマンは、
もうこんなこと言わないのかな・・・・。

私の好きな言葉で
この言葉に意味がよく似ている言葉あります。
「船長も船員の一人であることを忘れるな。」

船長だから自分はルールを守らなくていい。
自分を都合よく、特例にした瞬間に
相手は言うことを聞いてくれなくなります。

昔の自分は、今の自分を戒めれる鑑であるよう
相手を抑え込むのではなく、
相手と対話で理解しあえるよう
そんな大人になりたいですね。

今年で48歳。
目標は、50歳までになります(笑)!