原点回帰

趣味を通じて、本を通じて、音楽を通じて
何かに気づいてみることが多々あります。

今日は、音楽での例え話です。

最近、改めて
ローリング・ストーンズをよく聴いています。
洋楽では私が一番好きなミュージシャンです。
なかでもギターを弾くキース・リチャーズには
何かと影響されまくりました(笑)。

キースには名言が多いのですが、なかでも
ロックンロールに例えて言った
「ロックするのは簡単だけど、
ロールし続けるのが難しい。」が
一番名言ですね。
(日替わりで変わる可能性大(笑)♪)

ボクシングでいう
「チャンピョンになることより
防衛することが難しい。」に似てますね。

ローリング・ストーンズは
ブルースやR&Bを通過して生まれたバンド。
ルーツを大事に活動していました。

そんなバンドでも継続していくと
いろいろなことがあります。
ルーツから少し外れていったり、
サイケ的な流行に偏ってみたり、
当時、ビートルズのパクリ?とまで
言われるようなアルバムを出して
迷走しかかったときもありました。
(この当時の音楽も
今、聴いたらいいんですけどね。)

世間の評価も下がってきて?
何より自分たちもどこへいこうとしているのか
まとまらなくなってきた。
そんな時期もあったようです。

そこで、ストーンズは
今一度、立ち止まって考え直します。

「原点回帰」をします。
要は、初心に戻ってもう一度行く先を
考え直したのです。

そこで、ストーンズは
ドラムが無い曲やアコースティックギターを多用し
今一度、ブルースに戻ろうとして
名盤「BEGGARS BANQUET」を作ります。

最高傑作とも言われ
ここから素晴らしいパートナー(プロデューサー)
とも出逢い、5年間絶頂期を迎えるのです。

あそこまで成功したら
今一度、考え直すことは
失敗を認めること、受け入れることなので
めんどくさいことだったと思います。

でも、そこでもう一度
初心に帰ることで復活したわけです。

うまくいかなくなったとき
立ち止まらずに軌道修正することが多いですが
これって失敗のほうが多いようです。

勇気をもって立ち止まり
「初心に帰ること」「やり直すこと」
そう「原点回帰」をすることが大事だと思うのです。

「どうしたらいいのだろう?」ではなく、
「どうしたいのか?」をもう一度ハッキリさせること。

あんな成功者ですら実行するのですから
私も「どうしたいのか?」をいつも問いながら
日々、頑張らないといけないですね。

そんなことを分かち合いながら
一緒にできる仲間を
あのとき、ストーンズが
ジミー・ミラーというプロデューサーと
出逢ったように
自分も出逢えたら幸せですね。

出逢えるのは日々の積み重ねだとすれば、
「縁」と「出逢い」を大事にしていきたいです。

・・・と言っても実は、
もう出逢ってたりするんですけどね(笑)。
もっとたくさん出逢いたい!っていう贅沢な独り言です。

ありがとうございます。