人それぞれには 自分に向いたやり方がある。

今朝の気温は姫路で-5℃でした。

かなり寒かったですけど、
朝7時半に車のエンジンをかけに出たとき
短パン、薄めのパーカー、靴下は履いて
サンダルで歩いていたら
近所の小学生たちに二度見されました(笑)。
おじさんは、今日も頑張ります!

さて、私はいろんな話をするときに
よく野球に例えます。
比較的メジャーなスポーツな事もあり、
みなさんルールもよくご存知。
なので、よく多用します。

例えば、何かをするときに
いくつかの方法があるとします。
Aさんは①の方法を
Bさんは②の方法を薦めてきます。
AさんもBさんも実績はある人なので、
おそらくどっちも効率的な方法です。

でも、どっちかいいかわかりません。
どうしたらいいですか?
といった事があったときどう考えますか?

これって仕事しててもスポーツしてても
指導者によっていろんな考えがあります。

私は、どっちが正解ってわけでなく
「型」の問題なので、
自分にはどっちがあうかを
アドバイスしてもらう事をお話します。

これって当たり前のようですが、
実は、アドバイスするほうが自分が正しいと
向いていても
折れてくれないケースが多く
アドバイス受ける側も結構困ること多いです。

90年代の日本のプロ野球界には
西武 伊東勤、ヤクルト 古田敦也といった
素晴らしい実績にある捕手がいました。

打撃、強肩、華といえば古田選手ですが、
伊東選手は20年Aクラスにい続けた
安定性があります。

好き嫌いを別にしたら
どっちがスゴイかなんて
なかなか決めれない難問だったりします。

私は野球好きでもド素人なので、
何が違うのかわかりませんでしたが、
当時読んだ本に書いてあった説明をよんで
すごい納得したことがありました。

それは2人はリードする基準が違うということ。

伊東捕手は受ける投手の
その日、一番いい球種を軸に組みたてる捕手。
ストレートが走っていたらストレート。
曲がりがよければカーブ。
一番いい球をどれだけ活かせるかといった
基準で組み立てをされていたそうです。

反面、古田捕手は
相手の苦手な球種、コースをこれでもか?と
突いてくる組み立てをする捕手。
相手が外角へ逃げる球が苦手なら初球からでも
責めてくる組み立てをされていたそうです。

これがどっちが正解ってわけでない
「型」の違いであるといったお話。

人にはそれぞれ向いたやり方があるとすれば、
この方法に向いた投手は
その球団で活躍できるわけです。

もしかしたら、一方で活躍できなかった投手も
逆の球団、というかタイプのちがう捕手で
あったなら
野球は「投手力が9割だ!」ということを思えば、
活躍されたかもしれません。

「常勝チームには固定された正捕手がいる。」
野球界にはこんな定説があります。

でも、これはその捕手の
投手のよさを引き出す力が
あったからかもしれませんが、
固定された捕手の型(会社でいう方針など)に
沿った選手で揃えたほうが活躍できる
といった考えになると思います。

逆にその型に沿わなければ
なかなか自分を活かしきれませんし、
活躍することは難しいです。

大きな方針は会社でもチームでも
なかなか変えれるものではありませんが、
業務の進め方や仕事のやり方は
人それぞれにあったやり方を各自
見つけられたときに
そのチームは活性化して
素晴らしい成果を出すと思います。

嘘をつかない。
手抜きをしない。
正義感を持つ。
誠心誠意取り組む。
一生懸命やる。

いつの時代でもどんな仕事でも
大切しないといけない思いは一緒ですが、
それを活かすやり方は
会社の数だけ、人の数だけあるのならば、
絶対的な正解はないというのも事実。

かといって何十個もあっても困ります(笑)。

ただ、そのメンバーにあった方法として、
そのチームには2つや3つ
あってもいいのかもしれません。

山を登ることが 絶対的な目標 だとしても
歩いて登るのか
車で登るのか
ロープウェイに乗るのかは
手段は時期や背景、予算、
なにより 人 によって変わりますから。

「継続することは変化し続けること」
といったお話の根っこも
実は似ているような気がします。