私はユーモアのある文章が大好きです。
言いにくいことを相手に伝える時や
相手の行動を注意する時、
特に正論で相手に意見するときほど
どれだけユーモアを交えられるかが
コミュニケーションには大事と思っています。
皮肉めいた発言やブラックユーモアは
今のご時世、よくないものとされてますが、
誰かに真意を伝える際には
言いにくいことも相手にきちんと
伝えられるかは大切なこと。
茶化すわけでもなく、
相手を感情論に進展させずに伝える為にも
様々な形でユーモアは
必要だと思っています。
成功には努力、プロセスは大事ですが
そもそもの話、運の部分が大きいのが事実。
でもなかなか運の存在を
受け入れてくれない人がいます。
そんな時、ジャン・コクトーさんの言葉
「運を信じるべきだ。
そうでなければ、どうやって
あの嫌い連中の成功を説明できる?」
って言われたら つい笑ってしまい
受け入れられそうな気がしませんか?
もちろん、考えや意見が正しくて
筋の通ったものでないといけないのは前提。
でも、正論であればあるほど
偉そうに相手に言っていいと思いがちな人が
マウントを取ってくることで
その人間関係を面白くなくしていますよね?
潤滑油でしかないユーモアですが、
それがないと動きにくくなり、
そして動かなくなるのが人間関係。
ガソリンやエンジンばかりに目が行き
オイル交換を怠って止まった車や
炭水化物やたんぱく質ばかりに目が行き
ビタミン不足で体調不良になる人などに
置き換えてみたらハッとするかもしれません。
十数年以上、捨てられずに本棚に並び
今でも何度となく読み返す
ユーモアに満ちた本が何十冊とある私です。
言いにくいことを相手に伝える前や
相手の行動を注意する前、
特に正論で相手に意見する前ほど
読み返しているのは内緒です(笑)。