年明けの楽しみ

年末年始は何かと慌ただしいので
観たいテレビは録画しています。

年末年始の早朝は落語番組が多いので
最近、時間を作っては
録画していた落語を観ています。

故 立川談志さんは
「落語とは人間の業の肯定である」
と言われました。

人間は親孝行だの勤勉だの言うけれど
落語に出てくる人間達は
そんなものは嘘だと知っていたのでは?

人間とはもっと弱いもので
働きたくない、楽して金儲けしたなどと
思っているものであり、
落語はそういったことを肯定している。

確かこんなことを言われていたと思います。
要は人間はどうしようもないものなんだと
弟子の談慶さんも説明されていました(笑)。

落語は素晴らしい芸術であるとも思いますが
もっと身近でもっと気軽な大衆芸能であり、
古い過去のモノのように見えて
実は今にも通ずる不変なモノとも思います。

今の日常生活に沿わないようでいて
人間関係においてはヒントが多く

営業だの人前で話すことだの
対人関係のコミュニケーションにおいては
特に凄い勉強になるものと思っています。

でも本当はそんな難しいこと考えず
もっと気軽に楽しんだらいいんですよね。

youtubeなどでも簡単に見れる時代なので
年末年始のテレビ番組で
わざわざ観なくてもいいと言われそうですが、

自分で見る噺家さんを選んだら
それまでの知識経験の中でしか選べず
噺家さんが偏ってしまいます。

要は新しい出会いを自ら無くしかねない。

なのでこういう機会で
いろんな噺家さんを見て
新しい出会いを増やせれたらなと思います。

もちろん日常でも同じこと、
新しい出会いがありますように・・・。

今年は寄席にも もっと行きたいですね。