「セ・パ・ラフィネ」

今年もあと2日。
1年は早いですね。

今年もたくさん本を読みました。
いろんなものから刺激と学びを得ますが
私はやっぱり読書が一番、
身に染みて得られる気がします。

今年最後に読んだ本は「三流シェフ」
シェフ三國清三さんの自伝でした。

多くの困難を 皿洗いと
鍋磨きから突破していく様に
今の我々が忘れかけている何かを
思い出させてくれる気がしました。

様々な経験を積んでいく三國さんに
カリスマ三つ星シェフ シャペルさんが
伝えた言葉「セ・パ・ラフィネ」

直訳すれば 洗練されていない。

フランス料理において
フランス人三つ星シェフにも負けない
三國さんの料理を食べて言った一言。

これは素晴らしい料理だけど
フランス人のマネをしている
フランス料理にすぎない。
この料理に三國さん自身がいない。

そのことを指摘され言われた言葉が
「セ・パ・ラフィネ」

このエピソードがとても胸に刺さりました。

まずは誰かのマネをすることで
人は成長していきますが成長した先には
自分のオリジナリティがないといけない。

似たような他の誰かとは違う個性がないと
最後は認めてはもらえない。

そう思った時に自分自身の個性や武器、
魅力はいったい何なんですか?と
改めて考え直さないといけないことに
ハッとしたのでありました。

今年最後にいい本を読めました。
まだまだ人生勉強中ですので
来年もいろんな刺激と学びを
得ていきたいと思います。

今年も一年ありがとうございました。