私はノンフィクションの本が大好きです。
仕事柄、ビジネス本や新書はもちろん
時には背伸びして哲学の本なども
わかったふりして読んでますが(笑)、
プライベートではノンフィクション系を
ジャンル問わず読み漁っています。
「アイデアとは脳が疲れるまで考えた後、
考えることを放棄して
音楽や映画などで感情を刺激した後に
予想外のタイミングで生まれてくるもの」と
ジェームスWヤングの本を読んで知ってから
私にとっての感情を刺激するものは
気づけば、音楽であり、落語であり、
ノンフィクションの本と分かりました。
ノンフィクションを読んでる中で
実際にあったエピソードに触れた時に
頭の中でモヤモヤでしていたことが
一瞬で骨格が浮かび形づくことが多いこと、
そのことに気づいた瞬間から
気づけば一層、本を読むようになりました。
オススメの本はいろいろありますが
先日読んだ本はとても面白かったので書きます。
その本のタイトルは「嫌われた監督」
鈴木忠平さんが書かれた元中日監督、
落合博満さんの監督時代の8年間を書いた本。
もともと落合さんは気になる存在でしたが
書店で見かけた瞬間から
「たぶんこの本、面白い。」と思い購入。
長年思ってた事の個人的な伏線回収?もあり
最後は小説のような面白さも感じつつ
五百頁弱の本ですが一気に読んでしまいました。
(ネタバレもあるので読まれたい方は、
先に読んでもらった方がいいかもしれません。)
以前のブログに書いたことがあるのですが
速球を打つためにはスイングを早く、
小さくする人が大半の中、
実績残したほど、ゆっくり振ると答える事実。
落合さんも御多分に漏れず、
スイングが大きくゆっくり振れと言われます。
「一流ってのはシンプル。」
「オレ流とは堂々たる模倣のこと。」
「スクープをものにするのは疑い深い奴だけ。」
今回も私の感情を刺激するフレーズに
たくさん出会えたのでありました。
(ちなみに詳しくは書きませんが
なぜ荒木選手と井端選手をコンバートしたのか
この理由が私は一番、刺激をもらった話。
さっそく参考にしています(笑)。)
また今回一番知れてよかったことがあります。
今まで、落合博満と言う人は
どうして嫌われてもいいと言えるのか?
どうしてあんなに人から誤解されても
気にせずにあんなに強くいれるのか?
図太いだけでは説明できない思いを
持っていたのですが、この本を読んで
それが何かが少し分かった気がします。
人生を豊かなものにするには
「理解者」に出逢えるかどうか?
落合さんはその理解者に出逢えたから
あそこまで他のことに構わず
自分を通せたのだと思います。
私の人生を振り返ってみました。
多分、私も理解者に出逢えています。
ということは後は私自身が頑張るだけ、
それで私に人生はよりよきものになると
今更ながら気づいたのでありました。
「頑張れ、俺。」