「前例がないからやめておこう。」
そういうアイデア・キラーの言葉がある。
当時テレビ東京にいた川勝 久さんの言葉。
成果が出なくなってきたときは
それまでとやり方を変えないと
成果が変わることはないのに
変化しようとしたら抵抗する人や
反対する人が出てくるのが世の常。
結果、何も変わらず成果も出ず、
ほとんどが衰退していく。
だけどその抵抗や反対した人は
我 関せずと言わんばかりに
誰かを責めて自分は悪くないと
主張することもしばしば・・・。
「合理性の罠」という言葉もある。
合理的に考えれば考えるほど
新規事業の投資より既存事業への投資を
優先すべきという結論になりがちという話。
既存事業がうまくいかなくなったのは
大半がそのモデルが衰退し始めていったから。
だけど変わらないことに執着する。
そして結果的にそのほとんどが
変化できずに衰退していくことが多い。
でも変わることを拒む人が大半なのが世の常。
川勝さんはその後、こうも言われてます。
「前例は破るためにある。」
「前例がないからやってみよう。」
そういう新しい発想を持った
管理職になってほしい。
リーダーもそういった管理職の出現を
望んでいることをよく聞きます。
それならばこうした管理職の人が
新しいことに挑戦できるようにも
いつまでも自分の思い通りのことにしか
YESと言わないリーダーには
なってはいけないことが前提とすれば
リーダーが変わらなければ
結局、組織は変わらないっていうお話に
なっていくのも世の常だったりする訳です。