人を誉めることの意味

先日、目にすることがあり
50歳になって今更ながら改めて、
山本五十六さんの言葉が身に染みています。

山本五十六さんは元 元帥海軍大将。
リーダーとして手本となる指針や言葉を
数多く残されています。

一番有名な言葉は
「やってみせて 言って聞かせて やらせてみて
ほめてやらねば 人は動かじ。」

リーダーは部下にまず手本を示してやり
言葉で伝えてまずチャレンジさせてみる。
そして結果だけで評価するのではなく
チャレンジしたことを誉めてやらないと
継続してやってみようとは
たぶん誰も思わない。
そんな風に私は解釈しています。

言うのは簡単ですけど難しいですね(笑)。
でもこの言葉は続きの方が更に大事。

「話し合い 耳を傾け 承認し
任せてやらねば 人は育たず。
やっている 姿を感謝で 見守って
信頼せねば 人は実らず。」

人は教わる立場から教える立場になった時、
昔の立場を忘れてしまったかのように
若い頃、あんなリーダーには
なりたくないって思ってた姿に
自ら近づいていくような気がします(苦笑)。

山本五十六さんにはこんな言葉もあります。

「実年者は今どきの若い者などということを
絶対に言うな。
なぜならわれわれ実年者が若かった時に
同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、
年長者に対して礼儀を知らぬ、
道で会っても挨拶もしない、
いったい日本はどうなるのだ
などと言われたものだ。
その若者がこうして年を取ったまでだ。
だから実年者は
若者が何をしたかなどと言うな。
何ができるかと
その可能性を発見してやってくれ。」

人を育てるって
本当に手がかかって、面倒くさいもの。
でも自分達も昔そうやって
育ててもらったとしたら
怒らずに叱りつつ、何より誉めてやる。

次の世代へバトンを渡すことも
自分の仕事の中で
ウエイトが大きくなってき始めしたら
「人を誉める」ってことは
自分にとっても相手にとっても
大きな意味があるように感じています。

子育ても一緒ですね・・・。