可愛げがあったほうがいいに決まってる

子どもはもちろんのこと
もうおじいちゃんであったとしても
人づき合いにおいては
可愛げがあったほうがいいに決まってる。

それは、おとなしい人が悪くて
活発な人がいいってわけではありません。
不貞腐れている人より
助けてって素直に言ってくる人の方が
人は手を指し伸ばしやすいってこと。

例えば、言い古された表現ホウレンソウ。
報告・連絡・相談をしようって話。
ホウレンソウを最初に言いだしたのは、
山種証券(現SMBC日興証券)の山崎富治さん。

確かに数人以上が関わって行動する以上、
仕事でもスポーツでも
共有しあわないといけないことが多いので
日頃のホウレンソウが大事。

でも今の時代、このホウレンソウすら
パワハラ的だの何なのと言われていて
何だか真意を分かちあいにくくなってます。

そもそも山崎さんがこう言い出したのは
この3つを怠らず、ポパイのように
イキイキと仕事をしてほしいという願いから。

ホウレンソウしてくれたら
問題が起きた時に部下を守ってやれますが
勝手に進めてこじれるだけこじれてから
バトンを渡されてもどうしようもなく、
早めに言ってくれたほうが
みんなも助かることがほとんどです。
(たまにウチの上司は言っても無駄だと
ホウレンソウをしない人もいますが、
それはホウレンソウが無意味なのではなく
その上司に問題があるからなので
意味をゴッチャにしない方がいいですね。)

だから形式にはこだわらず
「今、大変なことが起きてます」(報告)
「今晩、先方と話し合います」(連絡)
「どうお伝えしたらいいですか?」(相談)
そんなことを隠さず率先して言わないと
やっぱりみんなで取り組めず
フォローしあえないですよね。

困った時に困ったと言えることは
可愛がられる基本の一つ。
可愛がられないとなかなか応援してもらえない。

となるとやっぱり可愛げがないといけないし、
可愛がられる=成長していく為にも
ホウレンソウは大切な手段の一つと思います。
(ホウレンソウが目的になるのは危険)

今の時代は「ホウレンソウ」は古い、
これからは「カクレンポウ」
(確認・連絡・報告)の時代だとか
これからは「おひたし」
(怒らない、否定しない、助ける、指示する)
の時代だよと言ったような形について
あーだこーだと議論する気はないのですが、

要は相手だけに理由や原因があるわけでなく
自分自身にもあるのだとすれば
可愛がってもらえる自分を心がけることも
成長していく段階では大事な気がします。

可愛げは何歳になっても大事とは言え
可愛げしかないおっさんも
それはそれで問題なので気をつけます(笑)。

そう思ったら就職したての頃に
当時、元気だったお祖母ちゃんに合うたび、
「会社の人らに可愛がってもろとるか?」って
聞かれてた事の意味が
今になって胸に沁みてきます。

おばあちゃん、ありがとう。