仕事や勉強の合間に刺激を与えよう!

1996年3月28日に新人研修参加した日を
社会人のスタートとするのなら
明日で社会人になり四半世紀が経ちます。

先日、小学校を卒業した長女の成長でも
あっという間の時間の早さを感じますが、
自分を振り返ったらもっと感じますね(笑)。

あっ、先日 FB記事をお話させて頂いた
長女の卒業式の記事では
たくさんの方にお祝いコメント頂き
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

今年に入ってから発出されたコロナによる
2回目の緊急事態宣言の期間は
リモートでの仕事に変更もありましたが、
キャンセルになった仕事もありました。

時間ができた分、仕事の合間には
仕事部屋や家の片づけをしつつ
後はただ黙々と本を読んでいました。

せっかくのゆとりある機会なので
名著と言われている本を
机の横に積み上げておき、
以前、読んだことある本も
まだ読んだことなかった本も関係なく
かたっぱしから読んでみました。

そんな一気に詰め込むように読書しても
頭の中で整理できずに混乱して
何かもったいない気がするので
今まであまりやらなかったのですが
今回やってみて一つ気づいたことがあります。

それは各々が言葉や表現は変えつつも
キモになることや大事なことは
結局、名著と言われる本には同じように
大事なこととして書いてあることに
今更ながら改めて気づきました。

「あれ?こんな話さっき読んだ本にも
書いてあったような気がするな・・・。」

で、さっき読んだ本を改めてみてみると
「この本の79頁に書いてあることと
今読んでいる本のここと
同じようなことを言っているな。」
なんて思うこともしばしば。

読んでいくうちに
「一人インプットと一人アウトプット」を
繰り返し実施している始末(笑)。

でも、これが本当に大切なことが
繰り返し頭に染み込んできて
結果オーライとはいえ、
とても有意義な時間になりました。

若い頃、セールスの本ばかり買い込み
セールステクニックを
身に着けようとしていましたが、
セールスの本ばっかり読んでも
実はあんまり理解できないんですよね。

ジャンル問わずいろんな本を読むことで
今まで気づけなかった角度から
物事を見つめられるときに
ハッとして自分の血や肉になった瞬間を
再体験した感じがします。

確かジェームズWヤング著
「アイデアのつくり方」でも
考えるだけ考えてから芸術的な刺激を与えた後
予想外のタイミングでアイデアが浮かぶと
いったようニュアンスで書かれてあったことに
この話は似ているのかもしれません。

仕事で打ち合わせをする。
時間を作って本を読む。
合間や夜にいろんな刺激を与える。

音楽を聴く。
映画を観る。
美術館に行ってみる。
寄席に行ってみる。
公園を散歩してみる。

コロナで日々の生活に制限がかかり
ネガティブな気持ちにもなりそうですが
意図して有意義な過ごし方を考えて
過ごしていくのもいいもんですね。

そう言えば昨日、プロ野球も開幕しました。
野球からも刺激もらおうっと♪

ちなみに我が家がどのチームのファンか?

それは保育園時代の次女の写真で
それとなく察して頂ければ幸いです(笑)。
↓↓↓

商 売

何気に「商売」って言葉の意味を調べてみたら
①利益を上げる目的で物を売り買いすること
②生活の基盤になっている仕事、職業
と書いてありました(デジタル大辞泉より)。

何故調べたかというと
売り手側、作り手側に立った時と
買い手側に立った時に感じる
なんか微妙にズレた感覚に
今更、疑問を持ったのがきっかけ。

作り手側の時は、熱い思いもこだわりもあり
「いいモノ」作ろうって思うのは
当たり前だと思います。
でも、買い手側から見た時に重いというか
何か押しつけられているようで
嫌な気になる時が多々あります。

この時って売り手側、作り手側の人たちが
自分達の商品やサービスに
惚れ込みすぎると言うか
自分達だけが正しいんだと思い込みすぎて
お客さんが見えなくなってしまってる時に
起こっているんじゃないのかな?

昔ならさておき、今どき
腕さえよければ愛想や気遣いなんていらないと
勘違いされている職人さんや
安くて旨かったら流行るんだと思っている
飲食店の人なんかまさにそうですよね。

(今どき150円も出したら美味しい珈琲が
コンビニで気軽に買える時代に
何故わざわざ足を運び600円も出して
喫茶店に珈琲を飲みに行っているのか?
そんな人たちは珈琲も美味しいだけど、
お店の空気感が好きで(店員さんも)
それを味わいたいから
お店に行っていると思っています。)

こんな話をすると
「じゃあ性格がよくても腕の悪い医者に
オマエは手術してもらうのか?」と
自分を正当化するためにか
飛躍するにも程がある意見を言ってこられて
ビックリすることもありますが(笑)、
買い手側に立つと自己満足でなく
こっちのことを思ってくれていないと
いいモノでもなんか嫌な気分になりますね。
(ちなみに私は手術するなら
性格よくて腕もいいお医者さんに
お世話になろうと思っています(笑)。)

「趣味」なら各々の勝手でいいのですが
「商売」ならお客様からお金を頂いて
利益をあげていく為なら尚更、
自分たちが売りたいものじゃなくて
お客さんが欲しいものを売らないといけないと
改めて思ったのであります。

もちろん大事にする順番の
1番目は「お客様」ですが、
それは2番目に「正しい商品」であることと
ワンセットでないといけないことは
言うまでもありません。

でないとお客様に喜んでもらえないし、
売り手側も儲けて食べていけないですから。

ただ「正しい商品」になればなるほど
価格を下げていくことは難しくなるので
そこのバランスをどう取っていくのかが
いつの時代も「商売」のキモだと思うわけです。

これからの時代こそ「ウサギの生き方よりカメの生き方」

童話に「ウサギとカメ」というお話があります。

このお話は一般的には
「器用で足の速いウサギと
不器用で足の遅いカメがかけっこで勝負。
ウサギが油断して居眠りをして負けて、
カメが真面目にコツコツあるいて勝った話で
地道にコツコツ努力するこそ大切で
それで成果がでること」を教えてくれます。

もちろん努力することはいいことですし、
コツコツ頑張ることがなにより大事。
そのことに何も反論はありません。

ただ、このお話ってそれだけでなく、
目指しているものが違ったら
結果も変わってくるということも
教えてくれているのではないでしょうか?

ウサギはカメに勝つことを
比較して勝つことを目指していましたが、
カメはウサギに勝つということより
ゴールすることを目指していた。

ウサギの目的はカメだけど
カメの目的はゴール。
そう思って読んでみると
そもそも見えていたものですら
違っていたのではないでしょうか?

そして、このことは今の時代において
スゴい気づきを与えてくれています。

今までの市場、今までの環境では
我々はあくまで他と比較して
商品を選び購入してきました。

「こっちの方がオシャレ。」
「あっちの方が安い。」
「この中ならこれが一番いい。」

最終的な購入決断は今までと同じく
比較して決められるでしょうし、
そう変わらないのかもしれません。

ただ、これだけ情報が容易く手に入れられ、
youtubeや口コミサイトからは
専門家やユーザーからの情報もすぐ知れる。
しかもそのほとんどが無料。

そうなってくると他と比べてどうかより
そもそものそのモノの性能や魅力で
まずは候補の一つに絞り込めるようになり、
比べてどうかといった「相対的価値」でなく
そのもの自身の「絶対的価値」をもって
合理的に判断できるようになっています。

私たち世代ならモノが欲しいと思ってから
それを売ってる店に行き、
その店にある中から比較して
商品を選んで購入していました。

でも、今の世代の人は違います。
欲しいと思う前からでも情報を仕入れ
欲しいものが何か?
それはどこに売っているのか?をリサーチ、
その上で行くお店を絞り込んだ上で
その商品を購入するといった流れ。

お客さんから見て欲しいと思う商品、
いいなと思う商品がなければ
そもそもお客さんが目の前に
現れてすらくれないような
そんな時代になってきているようです。

もちろんブランドや人柄などが
全く消えることもないでしょうし、
購入のプロセスではこれからも
ずっと大事なものだとは思います。

でもその前の情報収集や
選択といったステップでは
何よりモノの「絶対的価値」がよくなければ
候補にすらいれてもらえないわけです。

とすれば童話のウサギのように
ライバルと比べて勝ち負けを競うよりも
カメのように自分たちでできること、
自分達が信じて目指しているものを
しっかりと作りこんでいくことの方が
これからの時代は大事になっていきます。

年齢的に頭が固くなり
保守的な発想になってしまいますが、
このあたりは現実を見て
柔軟に頭を柔らかくして
見たくないものも
見えていないものも
しっかり見ていけるようにしたいですね。

(5年前に出版された本
「ウソはバレる」より一部引用。
5年前に今の世界が見えていたかのような本。
目から鱗、気づきの連続でした。)

追伸

ちなみの真面目にコツコツ頑張ったら
どんな感じで成果がでるのか例え話。

毎年、前年より3%づつ成果を上げていけたら
毎年たった3%UPでも
24年後には2倍になっています。

仮に給料も3%づつ並行してUPしたら
23歳で年収350万円の人なら
47歳の時に年収が
710万円になっている計算。

捉え方は人それぞれですが、
家づくりのお手伝いを20年以上した中で
何千人って言う人の財布の中身を
見てきた私からしたら
47歳で年収710万円は凄い数字と思います。

真面目にコツコツと
毎年3%の積み上げを心がけるのも
ひとつの目標にしてもいいのかもしれません。

「子どもに伝わるのは、命令形でなく肯定形です。」

「子どもに伝わるのは、
命令形ではなく肯定形です。」

これは2016年の
日本教育大学院大学のポスターに書かれてた
谷野栄治さんの広告コピーです。

歳を重ねておじさんになってきた今、
親にもならせてもらったこともあり
本当にこの通りだなと思います。

先に生まれたというだけで
偉そうに命令してくる上司や先輩がいましたが
どれだけ正しい事言ってたとしても
命令形で言われたら
全然、心に刺さらなかったな。

「勉強しろ!」って言われるより
「頑張れよ!」って言われた方が
なんか勉強できたような気がします。

後輩や部下にも
「オマエも手伝え!」って言うより
「助けてくれてら嬉しい」って言った方が
全然、サポートしてくれたよな・・・。

娘達にも
「だらけるな!怠けるな!」って言うより
「それは父ちゃん、悲しい」って言った方が
思いがすぐ伝わるよな・・・。

結局は同じことを言ってるんだけど
伝わるスピードと気分の良さが全然違う。

目上の人や年上の人に礼を尽くすのは
当たり前だとしても
部下や後輩、年下にも礼を尽くすのも
大人の世界では当たり前だと思います。

 

キャッチコピーは、
たった一言で私に気づきをくれるので
時間があったら何冊も繰り返し
ふと目を通してしまいます。

さっき久々にそんな本を読みました。
そんな土曜日の午後でした。

コロナも少し落ち着いてきたかな・・。
このまま穏やかな日々に戻ってほしいですね。