今回は、笑ってしまったお話を一席。
年齢が50歳に近づいてきました今。
昔の友人達と久々に出逢って呑んでいると
どうしても「近頃の若い者は・・・」的な会話に
なりことが増えてきました。
若い頃、上司に言われたらムカついてたのに
その世代になったら同じことを言ってることに
妙に恥ずかしくなったりします(苦笑)。
自分達も若い頃は未熟で自分勝手だったくせに
そんなことは棚に上げて
「俺たちはそうじゃなかった。」と
思い出を都合よく塗り替えてるのでしょうね。
ピラミッドの壁画に刻まれた文だったかな?
随分昔に読んだ本に
古代の文字を解析したら
「近頃の若い者は・・・」といった文があった話を
読んだことがありました。
「いつの時代も一緒なんだな・・・。」と
他人事(笑)のように知ってはいましたが、
似たような話が他にもあり、知って笑いました。
1986年の新聞にこんな記事が掲載。
現在、50代になって若者に愚痴っている
「新人類世代」のおじさん達が
新入社員だった頃、当時の上司たちから
こんなことを言われてたそうです。
「残業を命じれば断るし、
週休2日制は断固守ろうとする。
だから、仕事は金曜日の夕方までに我々上司が
手を貸して片づけさせるしかないんです。」
「社費留学で海外にやると、帰国した途端に
会社を辞めてしまうので、期間を短くしたり
帰国後にノルマを課したりしています。」
「・・・・・・・・・・。」
要は、いつの時代も
若者は似たようなものですね(笑)。
300年前、江戸時代中期の書物で
「武士道と云うは、死ぬ事と見つけたり」で
有名な「葉隠」にもこんな記述が・・・
「昨今の若者(武士)は、すべてにわたって
消極的で、思い切ったことをしない。」
「最近の男は、口先の達者さだけで
物事を処理し、骨の折れそうなことは避けて
通るようになってしまった。」
いつの時代も変わらないこの有り様(笑)。
さすがに声を出して笑ってしまいました。
歳取ったら男は下の者に
偉そうに言いたいのでしょう(笑)。
でも、こうやって見てみたら、
たまたま若くして
成功するようなケースを除いて・・・
才能があるとかないではなく、
歳を重ねていく中で、
成功や失敗など経験をいくつも経て
自分を正当化して言い訳したり、
逃げたりしなければ、
みんな若者に嘆きながらも
実績や成果、要は責任を全うしている
そんな素敵なおっさんになれるのも事実。
どんな時代でも
若者を育てる先輩はいたはずですから、
懐広く受け入れて教育、指導ができる
そんな50代になりたいですねと思った話。
でも、今、文句言いながらも苦悩して
チャレンジしている若者諸君!
時代は繰り返されるのなら30年後、
今、嫌っている上司と同じになりますから
自分だけは違うと我々と同じように
都合よく棚に上げず、頑張っていきましょう!
お互い、一度しかない人生を満喫するために。
我々おじさん世代も
一足先に反省しておきます(笑)。
(一部、東洋経済の記事から
文章は抜粋させて頂きました。)