「運」がいい人

なかなか梅雨明けしませんね…。
当初の予定では、
明日はオリンピックの開会式でした。
来年どうなることやら。

何よりコロナが落ち着いて少しずつ
元の生活に戻っていて欲しいです。
夏場のマスクは本当、辛いです(苦笑)。

「マンダラチャート」ってご存じですか?

やることが明確になる
目標達成シートでかなり有名なもの。
やられたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。

先日、マンダラチャートの話になった時に
メジャーで活躍する大谷翔平選手が
花巻東高校1年生の時に書いた
マンダラチャートの話になったときに
以前、私が感心した話をしました。


(無料テンプレートより)

大谷選手は高校1年のときに
成し遂げたい一番大きな目標を
「8球団ドラフト1位」と掲げていました。

結果、日ハム1位でプロ入り、
メジャーで活躍していて
ある意味、有言実行なのですが、
それを達成するための要素の一項目に
とても感心したのです。

プロ野球選手になるためには
「体づくり」や「コントロール」「キレ」
「160km/h」「変化球」と掲げていきます。
もちろんその通りですし、
誰しも納得のいく項目でしょう。

そして読んでいくと
そんな技術的な面だけでなく、
「メンタル」や「人間性」と並び
「運」と掲げているのが目が留まりました。

世の中の成功者のほとんどが
自分が成功した理由の一つに
「運」と言われているので
そうかもしれません。
でも、まだまだ高校球児の時点で
そう思えていることにまず驚きました。

そして、次は各項目を得るための
具体的な行動目標を書いていくのですが、

「運」の行動目標に
「あいさつ」とか
「ゴミ拾い」とか
「審判さんへの態度」とか
書いてある事に本当に驚いたのです。

その通りだと思います。
でも、大人になっても全然そんなことを
そう思えない人が多いのに
高校1年の時点で思えていたことに
本当に感心しました。

才能や努力があった上であったとしても
こんな考えで取り組んできたから
今、大成しているんだなと
心から納得できました。

「そんなことしても関係ない。」
「それは自分の仕事ではない。」
そんな自分勝手なことを言う人って
本当たくさんいます。

あいさつなんかしても
自分の得には一切ならないって
思っている人も多いと思います。

ゴミ拾いなんて自分がしなくてもいい、
誰かがやればいいって
思っている人も多いと思います。

でも、そんなことをきちんとやることが
自分の運につながっているって
高校1年生で思えていたこと、
それをこうして言葉にしていること。

そりゃ二刀流も成功するはずです(笑)。

「自分がやらなくても責任はない。」
「誰かがやらないといけないけど
誰がやってもいい共通の仕事は
自分がしたら損だからしない。」
そんな人は今までいっぱい見てきましたが、
そんな人って「運」はないように思います。

こんなチームメイトがいて
ずっとこの調子でいられたら
本当、先が見えないチームにしかならない。

こんな人間が我が物顔でいたら

①本当にいてほしい人間が辞めていく。
②本人もどこかで嫌われて辞めていく。
③もし最後まで居続けれても
自分がそんな前例を作っているから
結局、その後に続く人間も
そんな人間しか残らない。

といった3つのいずれかとなり、
どの道、先の見えない結果にしかなりません。

テクニックはコーチが教えたらいいですが、
監督は人間論や生き方を教えてあげるような
そんな人でなければいけません。

できれば抽象的でなく、より具体的に。

みんなが協力しあえるチームを作るために
前職の社長時代、部下達に
家では、親として娘達に
具体的な行動指標として

「用を足したときに
トイレットペーパーが無くなったら変えろ!
その時、芯は置いて出るのでなく、
ちゃんとゴミ箱に捨てろ!」
と言い続けてきました。

何回言っても出来ない人の方が多いので
おそらく「しょうもないこと言ってる」と
思われていたのでしょうが、
これができてない人は
自分勝手でチームワークがダメな人が
多かったように思います。

密室でのことなので誰ができて
誰ができていないかわかりません。
ただ、立証できないグレーなことに
人間の本質が出ます。

そんな人にはおそらく周りの人から
「運」を与えられるチャンスは
与えられないとすれば、
やっぱり「運」がないと言えるでしょうね。

大谷選手ほどの
大きなスケールの人生ではないですが、
自分の人生をよりよきものにするために
「運」に大切にしていきます。

そして「運」が与えてもらえるように
まずは具体的な行動の一つとして
「トイレットペーパーの交換」を
ちゃんとできる環境にしてます。

別にトイレの話だから
「ウン」の話でもないのですが・・・・

お後がよろしいようで(笑)。

海賊がどうして成功したか・・・

今年の梅雨は雨が続いています。
全国で大きな災害が起き、
多数の死者、避難された方がでています。
みなさん、気をつけてください。
1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

先日、知って納得したお話。

人間関係を良好に継続するために
「信頼」や「協力」が重要なのは、
子どもでもわかる話ですが、
大人の自分が本当にそれを理解して
日々の人間関係で
実行できているかと言われたら
できていないかも?と
思ったりした先日の昼下がり(笑)。

卑怯な駆け引きしてみたり、
ささいなことだったとしても
相手を顧みない自己主張をしていないか?
自分の行動を見直してみました。

ちなみに無法者でもギャングでも
生きていくためには
「信頼」と「協力」の重要性は
知っていて接していたようです。

なかでも驚いたのは、
乱暴者に見える海賊が
どうして長きに渡り成功したかと言ったら
一番の理由は、
手下を丁重に扱っていたからそうです。

実は海賊の社会は
かなり民主的な世界だったらしく、
成果を出せば報奨金を出すし、
ケガをしたら手当てを出して補償し、
報酬ですら船長も船員も大差なく
分けあってた模様。

「もっと野蛮ではなかったの?」
「もっと上の人は偉そうではなかったの?」

そう勘違いしている人が多いでしょうが、
実際はとても大事にしあっていたようです。

ちなみに海賊の
荒っぽくて野蛮なイメージは
あくまでマーケティングに過ぎず、

いちいち戦ったり、
恐れてもらったほうが手っとりばやく
仕事が円滑に進む。

お金も戦力も余分に消費せず、
成果が出せたから楽に運営できた。

だからそんなイメージ像を作ったと聞いて
あまりにもの巧妙な戦略としたたかさに
ちょっと笑ってしまいました。

歳をとっただけで、
役職があがっただけで、
運がよかっただけで、
自分が偉くなったと勘違いしていないかな?

それが事実で
実際 偉くなっていたとしても
それが勘違いで
ただ偉そうになっていただけだったとしても
誰かを利用していいわけではありません。

成功している犯罪者であれ
利己主義は内部的に評価されないらしく、
仲間を大事にした方がうまくいくって
当たり前の話を改めて聞いたときに、
気をつけようとこっそり思った
一人のおじさんです(笑)

7月7日

今日は七夕。

七夕になったらここ20年間くらい
毎年聴いています。

よかったら聴いてみてください。
遠い青春時代の想い出が
蘇ってくるような気がします(笑)。

判断の目安を持っておく大切さ

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

【解説】
稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、
人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、
小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。
(故事ことわざ辞典より)

成功したと言われる人と逢った時、
なんて丁寧で気遣いができる人なんだろうと
感銘を受ける人もいれば、
なんて偉そうで無礼な不愉快な人なんだろうと
二度と逢いたくない人もいます。

この違いって何なんだろう?
本人の心構え次第なのか
そうやって躾けてもらえなかったのか
大人になっても気づけないものなのかと
いろいろ思っていました。

先日、私たちの根本的な個性は
それほど変化しないことが
研究でも示されていて、
例えば、話す時の流暢さ、適応性、衝動性、
謙虚さなどは、幼少期から成人期を通して
ほぼ変わらない話を知って、
なんか妙に納得しました。

要は、よほど本人が変わろうとしない限り、
人はほとんど変わらないし、
変えることも難しいってこと。

最近は、雇用問題で
社内にいる問題社員をどうしたらいいか?
といった話もよく聞きますが、
身も蓋もなく言えば、最初からそんな人を
採用しなけければいいんです。

暴力を振るう旦那を
どうしたらいいですか?といった話なら
そもそもそんな人を恋人や結婚相手に
選ばなければよかったんです。

根本的な個性を
性質や性格に言い換えたら
それはそれほど変化しないのなら
最初からそんな人を選ばなければいいのが
一番、確実なわけです。

経歴や見た目、家柄、収入で選ぶ前に
そもそも価値観や考えが
同じ方向を見ていない相手とは
先で分かり合うことはかなり困難。

そもそも最初からそんな方法があったら
苦労しないという人もいるでしょうが、
ある程度はあるのではないでしょうか?


評価は本人でなく、周りがするものなら
周りの人に聞く耳を持つべきでしょう。
もっと言えば、親や友人を見れば
ある程度、どんな人かは
予想できるかと思います。

「言葉を信じるな、行動を信じよ。」
綺麗な言葉だけ信じず、
その人はどんな行動をとっているのか
そこをしっかり見ないで選んでは
見誤ることは多々あるのではないでしょうか?

明らかに間違うより概ね正しければいいなら
こんな方法もあります。
仮に50人面接して1人採用するなら
応募者数50人を数学定数e(2.718)で割った数
18人までを不採用して、その18人の中で
最も優秀だった人を上回った最初の応募者を
採用すれば概ね正しい結果となるようです。

これらが全て正しいかは分かりません。
でも、判断の目安にはならないでしょうか?

ネットで見かけた話。

プロのカメラマンに
「この写真みたいなステキな桜を
撮りたいんです。」と言ったら
「じゃあいいカメラ買うより、
いい場所を見つけないとね。
ロケハンなんて年中できるんだから、
冬の桜の木を見て、
春満開になった桜の木を想像しなきゃダメだよ。
場所を見つける技術ってすごく大切」って話。

素晴らしい人生のヒントをくれる
大好きなお話です。