昭和、平成、令和と3つの時代を
第一線で駆け抜けた「現代の喜劇王」の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
月別: 2020年3月
初心忘るべからず
24年前の今日、
瀬戸内海に浮かぶ島に隔離され(笑)、
新人研修が始まりました。
私の社会人生活が始まったのです。
あっという間の24年間です。
今、振り返れば20代は、
全然うまくやれませんでした。
帰りたくない時代ですが、振り返れば、
なんと輝く時間だったことに気づきます。
嫌なことは都合よく忘れていき、
楽しかった思い出しか浮かびません(笑)。
経験も重ね、知識も増えましたが
あの頃の気持ちは忘れないようにしたいです。
「初心 忘るべからず」
世阿弥が残したこの言葉。
一般的には
「慣れてくると慢心になりがちだが
最初の頃の気持ちを忘れてはいけない。」
と使われがちです。
世阿弥は、
そんな初心を「花鏡」で
「是非の初心忘るべからず、
時々の初心忘るべからず、
老後の初心忘るねからず。」と
3つの時期に分けて説いています。
「是非の初心忘るべからず」とは、
「未熟だった頃も忘れることなく、
それを基準にしていかねばならない。」
「時々の初心忘るべからず」とは、
「その歳にふさわしいチャレンジは
その段階においては初心者である。
それを忘れてはいけない。」
「老後の初心忘るべからず」とは
「年老いて初めて行うこともあり、
そのときもやはり初心者である。
歳をとったからといってできるとか
完成したとかはない。」
そう思えば今の私は
「時々の初心」の段階ですね。
改めて、いつの時代も初心者であることは
人生においてたくさんあります。
奢り高ぶることなく、謙虚にやっていくよう
24年目を迎えた今日、
自分自身に言っておきたいと思います。
道を聞かれる人になりなさい。
先日、ネットで見たお話。
その人は、おばあちゃんに
「道を聞かれるような人になりなさい。」
と言われたそうです。
「なぜ?」と思い、聞いてみたら
おばあちゃんはこんな話をされたそう。
「道に迷った人が道を聞いてくるということは
とても話しかけやすい、
声をかけやすい佇まいであるということ。
といって声をかけやすいと言っても
頼りなかったら聞いてはこない。
この人なら知っているだろう、
ちゃんと教えてくれるだろう。
そんなしっかりとした、頼りがいがないと
わざわざ声は、かけてはこない。
そんな風に親しみやすいけど、
それでいてしっかりしていると
思われるような人になりなさい。」
と言われたようです。
「なるほどな~。」と、とても感心しました。
観光地で「写真を撮ってもらえますか?」と
声をかけられたり、
近所の子どもに気軽に「おっちゃん!」と
声をかけられたりすることも似てますね。
そんな親しみやすいけれど
頼りがいのあるしっかりした大人。
そんな人間になりたいなと
ふと思った今日この頃です。
ちなみに40歳過ぎてから
家の横の側溝の草引き、掃除をしていたら
通りすがりのおばあちゃん(80代位)に
「ボク、ええことしとるな。」と
誉められたことがありました(笑)。
これは一体、
何を物語っているのでしょうか?
謎です・・・・・。
逢いたい人には逢っておく。
何気にカレンダーを見て思い出したこと。
17年前の2003年3月20日。
17歳の時に日本初来日したことをきっかけに
大好きで聴き続け、ずっと憧れていた
ローリングストーンズを初めて
大阪に観に行った日だったことを
思い出しました。
生で観るのは、30歳のこの時が初めて。
長年、片思いだった女性と
初めてのデートができるくらい
ワクワクして待っていました(笑)。
憧れた17歳のときから30年経った今でも
聴き続けているのですから
なかなか一途な片思いです♪
もともと音楽が大好きでしたが
これをきっかけに洋楽を聞き始めました。
ストーンズの初期は
R&RやR&B、BLUESなんかのコピーが
多くて、古い音楽を教えてくれる
教科書のようでしたので、
どんどん先祖返りして深くハマっていく
健全なストーンズファン化(笑)。
20歳になったくらいからは
ジェームス・ブラウンや
レイ・チャールズ、ボブ・ディランなどの
ライブにも行きはじめる早熟な展開。
邦楽も結構、ライブには通ってました。
ただ一番の憧れのストーンズだけは
なかなか観れる機会がなかったのですが、
17年前の今日、夢が叶ったのです。
憧れに初めて触れたことに
あまりにも感動したので
このライブを観たときから
私の中で決めたマイルールがあります。
それは、逢いたい人には逢っておくこと。
逢えなかったと悔いを残すのなら
逢える機会を積極的に作ろう!
仕事もある。
家庭もある。
いつでも逢えるわけでも
もちろんない訳ですが、
またいつか逢えるからと先延ばしにせず、
逢いたい人には自分から機会を作って
逢うようにしました。
毎年逢える人もいますが、
10年に1回くらいしか逢えない人もいます。
でも、過ぎ去る時間を言い訳にして
交流を閉ざすのではなく、
いつ逢うかを決めて逢うことを
心がけることにしました。
なので、この歳になっても
人生において各時代における親友などには
今でも逢えていますので、
とても幸せな人生と思っています。
行きたい所には行っておく。
やりたいことはやっておく。
悔いのない毎日を過ごす為にも
私は逢いたい人には逢う人生を送っています。
なので、ローリングストーンズがもう一度、
日本にやって来たら
私は逢いに行くことはずっと決めてます(笑)。
ミックジャガーも
キースリチャーズも現在76歳。
もう一度、逢えることを祈念。
そして、私が70歳まで元気に生きていれたら
その時には生前葬をして、
逢いたい人にみんな逢おうと決めてます。
もし、向こうが来れないのなら
生前葬の後からでも日本中どこへでも
逢いに行こうかなとも企み中・・・。
最近、思っているのは
元気なうちにみんなに逢いたいので
生前葬を60歳でやることを
早めるかどうかだったりします(笑)。
今日はお彼岸だったりするので
亡き父や亡き親友にも逢いたいですが、
これは叶わぬ思いなので、
故人を偲んで、想い出話でもします。
「マニュアル」の重要性
コロナ騒動は、
まだまだ収まりそうもありません。
先日、9時台の新幹線に乗りましたが、
乗った車両に乗客は私だけ(!)。
もちろん新神戸、新大阪からは
乗ってこられましたが、
4分の1も埋まってませんでした。
この時間帯は70%くらいの乗客が
いつも乗られています。
新幹線が止まったりしないか
心配になってきました。
マスク、うがい、手洗い・・・
(手洗いは1日10回以上してます。)
そして、免疫力を下げない様に
早寝して体力温存、体力充電して、
毎日を過ごすように気をつけています。
仕事であれスポーツであれ
なんでもチームでやっていることって
議論して訂正したほうがいいことや
やり方を改善したほうがいいことが
たくさんあったりします。
当事者目線でなく第三者的目線で
詳しく話を聞いていくと
改善、解決することは
結構、簡単にできるのでは?と
思うことが多くありますが、
なかなかスムーズにいかないことも多数。
頑なに「できない」っと
言われてしまうことも多いです。
傍目に見て
「そんな難しいことではないのに?」と
思いますが、なかなかできない。
「なんでだろう?」と思っていますが
最近、スムーズにいかないことって
理由が同じだなって思うようになりました。
その理由は2つあります。
1つは「リーダーが
こうでなければいけない。」って
思いこまれていること。
もちろん、理念やミッションを
そんなに簡単に変えてはいけないとは
思っていますが、
どうやってやるかの手段や方法に
こだわることもないように思います。
昔はどうだったかもしれないけど
やり方は時代で変わって当然。
「何」を変えてはいけないけど
「どう」は変えたほうがいいですから。
何百年続いた和菓子の老舗ですら
実は砂糖の量を変えたりして
時代に対応しているのですから
やり方に執着して
成果が出にくくなっているのなら
変えてみる勇気次第な気がします。
そして2つ目。
これが結構面倒くさい問題(笑)。
それは「チームの誰かが
自分の立ち位置を守るためか
その人でなければできないように
情報や作業を独占化して流れの一部を
ブラックボックス化していること。」
自分の立ち位置を守りたい気持ちが
変な形で出ている結果?
本来、業務や作業は
誰でもできるように標準化していかないと
問題点、改善点すらわからず
どんどん滞ってきます。
何よりそうしていかないと
その人が退職、休養になったとき
とたんに困ります。
そして、自分でなければ
仕事ができないようにする人に限って、
業務外や休日などに起きる
緊急な電話とかにも出ない人や
対応すらしない人が何故か多いので
本当に困ったものです(苦笑)。
きちんと休日を楽しんだり
業務外はゆっくりしたい人こそ
情報ややり方をオープンにして
誰にでもできる業務にしないといけないのに、
していない人が多いのが現実。
後から言ってみても仕方ないですから
最初から「誰かだけしかできないような
ブラックボックスを作らない。」ことを
チームのルールにして
最初に伝えていないといけません。
それをあらかじめ文言や図で形付けたものが
「マニュアル」というのなら
やっぱり大事だと言わざるをえません。
マニュアル化を否定的に言う人もいます。
対人対応においては特にその傾向が強い。
と言っても、事前に言葉やルールにすら
できていないような大事なことを
個人の力量まかせにするのも危険ですし、
そもそも何に基づいて改善したらいいのか
根拠が何かわからないので
できるはずもないのではないでしょうか?
リーダーには柔軟性を持ってもらいたい
思いもありますが、
まずはマニュアルを作って、
ブラックボックスを無くすことが先決。
いつも個人の感情次第で
トラブルが起きてめんどくさいので
マニュアル作りに取り組めたらなと思います。
もちろん我が家にも
マニュアルらしきものがある為か
とても平和な毎日です。
私が家にいるときは、
朝御飯とお弁当を作り、
洗濯をして、ゴミ出しをして、
掃除もして、子どもたちの宿題も見て、
晩御飯も作って、お風呂を貯めて、
子ども寝かしつけて、洗濯物をたたんで、
夜は力尽きるまで家事するだけで
我が家は毎日、平和です・・・・・・・・・。
ご参考にしてください(笑)。
気難しい人とうまく付き合うには・・
コロナウィルスが猛威を振るってきました。
昨日、私の地元近くでも
感染者が見つかった模様。
うがいや手洗い、マスクも大事ですが、
ちゃんと栄養とって、しっかり寝て
免疫を高めておくことが大事。
規則正しく健康な毎日を過ごせるように
気をつけていきたいと思います。
先日のふとした会話でのこと。
例えば、社内にいる気難しい上司。
学校にいた気難しい先生。
近隣に住まれている気難しい方。
生活していると何かと気難しい人がいて、
対応が大変だったりします。
嫌いと言って逃げれたら簡単ですが、
といっても接していかなければいけない
相手ならそうも言っていれません。
どうしたらうまくやり過ごせるのか?
そんな会話になり、
「森下さんはどうされますか?」
といった質問されました。
私は実は好き嫌いが激しいので、
プライベートでは嫌な相手とは
接点を持たないようにしているのですが(笑)、
昔から交流を絶てないと言うか、
先生や上司といった関係性の中で
そういった気難しい相手とは
結構うまくやれていたりします。
年上、目上の方には末っ子キャラ全開で
甘えられる得な性格もあるのですが(笑)、
「うまくやれる秘訣は何か?」と聞かれたら
「関係がややこしくなる前に
相手の懐に踏み込んで仲良くなってしまう。」
これに尽きるのではないでしょうか?
言うのは容易いですが、
これって結構できてる人は
少ないように感じてます。
「同じことしても上司にあまり叱られない。」
「同じことをしてもいつも許してもらえる。」
「あいつは得だな~。」と言われてる人って
キャラで許されていると思われがちですが、
実は、周りの人より先に人間関係を築いて
未然に防ぐことをしているのが
本当の理由だったりします。
「すみません。2~3日
駐車でご迷惑かけるかもしれません。」
「すみません。隣に引っ越してきたのですが、
子どもが騒がしくするかしれません。」
仕方ない事だったとしても
相手が怒る前に、先に一言言ってたら
揉めることなくスムーズにいってたのに
やることなすことが配慮不足だったり、
後手になったが為に
何をしても文句を言われるようになり
立場をなくしてしまうことも
同じメカニズムですよね?
特に仕事では、
こういった根回しのような行動が
先のクレームやお叱りを防ぐことになりますが、
矢面に立つのが嫌だからやらなかったり、
めんどくさいからと後回しにしたりして
ドツボに嵌っただけなのに
棚に上げて、自分は悪くないと
主張する人が一番の問題だったりします。
言われる前に言っておく。
怒られる前に謝っておく。
先に踏み込んで接点を持って
相手と仲良くなっていたら
今まで人間関係でうまくできなかったことが
50%あったとしたら
それが5%とか10%までは
減らせれると思っています。
(あっ!100%うまくは無理ですよ。
失敗もすることもありますし、
何よりどれだけ上手くやっても
絶対分かり合えないモンスターもいますから。
その場合は、礼儀正しく堂々と早めに去る。
これしか方法はない(笑)!)
相手の懐に踏み込む。
揉める前に仲良くなってしまう。
どうやったらできるのですか?と聞かれたら
具体的にはまず「挨拶」をする。
これが絶対で、
なおかつ一番簡単な方法だと思います。
これも言うのは簡単ですが
できている人、少ないですよ。
利害関係がはっきりある相手ならさておき、
誰にでも挨拶できている人って
1割もいないのではないでしょうか?
子育てをする中で、
子どもに「挨拶ができるように・・・。」と
小言を言う大人は多いです。
私もその一人で、
娘に言うからには自分もできないとと思い、
知らない相手にでも積極的に挨拶しますが、
できない大人がこんなに多いのかと
ここ10年間、毎日思っています(笑)。
「才能」がいるわけでもなく
「資格」がいるわけでもなく
「挨拶」なんて誰でもできるはずですが、
誰もができていないもの。
どんな相手でも円滑な人間関係をつくるのが
自分の人生をよりよくすることなら
具体的には「挨拶」から始めること。
結果、気難しい相手ともやりすごせるのは
そういった先手の心遣いにすぎない。
そんなシンプルなことなんだと
改めて気づけた機会でした。
コロナウィルスも
「挨拶」で去ってくれたらいいのに・・・・。