悪気がないことが一番の罪。

台風の影響で大規模な洪水被害が
日本中で起きています。
心よりお見舞い申し上げます。

この週末は秋祭りがありました。
今年は夫婦で子ども会役員だったこともあり、
裏方のお手伝いをしていました。

土曜日は警報の兼ね合いで中止も
半日、準備をして
昨日、日曜日は朝5時に集合し、
家に帰ったのは23時でした。
今日も昼前まで片づけをしてて
今、筋肉痛で唸っています(笑)。

準備ではここ1か月くらい
奥さんは平日、毎晩集合して準備。
無事終わってよかったとホッとしてます。

そんな慌ただしいこともあり
今朝まで台風被害の大きさを
ほとんど知りませんでした。
1日も早い復興をお祈りします。

ここ最近ニュースをみて、
神戸市の小学校先生による同僚イジメ事件。
内容を知れば知るほど
本当にアホらしくなる事件です。

イジメを無くしていかないと
いけない立場の先生が
イジメをすること自体、言語道断。
言い訳の余地すらありません。

イジメていた先生が
「悪気がなかった。」といった発言を
しているようですが、
この台詞が実は一番、罪深い。

私は人間として、大人として
「悪気がないことが一番の罪」と
常日頃、思っています。

このイジメていた先生も
「悪気がなかったんだから仕方ない。
だから私は悪くない。」と
言いたかったのでしょうが、
そもそもそれが問題外。

いっそのこと
「悪いことだとは知っていた。」と
言ってくれた方がいいです。
悪いことと気づいていたのなら
まだ直せる可能性もありますから。

いい歳した大人であり、
また教師である立場で
自分がやっていることが
人を傷つけることだと自覚していないのなら
もうそれは救いようがありません。

こんな人としての基本が
やる、やらないとかでなく
できる、できないの観点で
できないことなら
もう先生商売はしてはいけないわけです。

悪いことしてるのに
それが悪いことだと知らなかったという人は、
分かっていたのに
分かっていなかったと嘘をつく人のほうが
実は9割だとも思っていますが、
この場合も嘘つきだから
弁解の余地はありません。

悪気がない人は
無責任な発言や安易な行動で
本当、人を傷つけます。

加害者だったくせに
反論したり、分が悪くなると
とたんに被害者面するのもタチが悪い。

素直にごめんなさいと言えば済むことも
謝ることもなく、
言い訳ばっかりするから本当に疲れます。

こういった人とは 縁を切るか、
妥協して付き合うかの2択と思います。
戦うことももう一つ選択肢にありますが
疲れるし、一層傷つくかもしれません。

今回の被害者の先生は
結果、泣き寝入りすることではなく
ある意味、戦う形になり
大きな改善ができそうですが、

こんな環境ではなく
ごく普通の環境でもう一度、
先生ができたらいいなとも思います。

一般社会でも
多くの実績を上げていることで
横柄な態度の営業マンを叱れない社長や
チームとしてその選手は問題があるのに
その選手がいないと試合に勝てないからと
問題を見ないふりする指導者もいます。

例えそうだとしても
チームである以上、一般社会である以上は
問題ある勤務態度やわがままな発言、
挨拶も敬語もできない空気を乱す人には
勇気をもって叱り、
黙認を許さないようにしないと
周りの人の士気を下げてしまいます。

仕事は実績優先で評価されがちですが、
それ以前に人としての部分を前提にして
まず評価しなければチームメイトは
本当に困り、やる気がなくなります。

ともすれば今回の事件も
やっぱり学校自体に問題があったわけですから、
もう一度、神戸市は見直さないといけませんね。
(たしか政令指定都市の神戸は
単独で教員採用試験を実施しているはず。)

悪気がないことが
本当は大きな罪なんだ事を改めて自覚して
人とはつきあっていかないと
いけないなと思ったそんな秋の日です。