わかりやすく伝えることの素晴らしさ

只今、ラクビーワールドカップの真っただ中!
先日、神戸で開催された試合を
友人と観戦してきました。
とても楽しかったです!

生で観戦する試合の迫力に驚きましたが、
観戦しているアイルランド人たちが
飲むビールの量にも驚きました(笑)。
体格も選手顔負けにデカいし・・・・。

私は高3の時の選択授業で
体育を選んでいたのですが、
この体育の時間は先生の好みで決まり、
半年間ラクビーして、
半年間は軟式野球でした。

4月5月の2か月間でルールを教えてもらい
残りは延々試合のみの展開。
ちなみに私はFW最前列のど真ん中
フッカーなるポジションでした。

この時の授業でルールがおおよそ分かるので
現在、ワールドカップを満喫しています♪


(卒業アルバムより。
タックルしてるのが私。
楽しそうだな~(笑)。)

テレビ中継ではルールがこまめに紹介され、
初めての人にも比較的わかりやすく
放送がされていますが、
ルールがよくわからないなと言われる人も
多いのではないでしょうか?

つい先日、元日本代表の大西将太朗さんが
すごく簡単にルールを教えてくれてる
記事を読みました。

大西さん曰く、覚えるルールは3つだけ!

①前にボールを投げてはいけない
②前にボールを落としてはいけない
③ボールより前にいる人たちはプレーできない

当たり前の話、細かく言えば
もっとルールはたくさんありますが、
まずはこれだけ理解されたら
試合を観てわかりつつ楽しめるといったもの。

簡潔に説明して相手に理解してもらうこと。
これって実はものすごいことです。

誰かに何を教えたり、伝えるときに
いちいち専門用語を連発したり
わざわざ大げさな表現で遠回りに
伝えたりする人って多いように感じます。

教えるって行為を利用して
実は、いかに自分が凄いかを伝えることに
すり替えている感じ。

例えば、教える行為を
仕事にしている人にとっては
知識や情報を簡単・簡潔に相手に伝えてしまうと
ビジネスが継続していけないからか
たいそうに言わないといけない
そんな背景もあるのでしょうが、
聴く側として分かりやすく
伝えてほしいと思うものです。

本当に大事なことは
話を区切って順番に継続して言うより
同じ話を何回も伝えたほうが
相手には伝わるのではないでしょうか?

1つの話を5回に区切って言うより
同じ話を5回言ったほうが伝わる感じ。

相手に物事を伝える内容の基本形は
「結論。なぜなら〇〇〇〇〇」
となれば、まずはキモになる基本を
一言で最初に伝えられることは
とてもわかりやすいわけです。

大西さんは簡単にルールを
教えてくれています。
これを観るきっかけにして
ラクビーの面白さを知ってもらえること、
これこそが本来の目的であり
素晴らしいことだと感心するのです。

今回のワールドカップの日本は、
前回のイギリス大会での南アフリカ戦に
匹敵するアイルランド戦勝利があり、
勢いに乗ってます。

開催国といった地の有利はありますが、
観ててとても頼もしい!
是非、予選突破して頑張ってほしいと願う
一ファンの森下です。

追伸

先述した前大会での南アフリカ戦で
勝利した最後のトライのシーンは、
個人的にスポーツ名シーンの
ベスト3に入っています。

(ちなみに後の2試合は、
1996年第78回夏の甲子園 決勝
熊本工の奇跡のバックホーム と
2000年PRIDEのリングであった
桜庭和志VSホイス・グレイシー戦の
6R終了後のタオル投入シーン(笑))

このトライしたときの映像は
youtubeなどで今でも観ることができます。
大げさでもなんでもなく
200~300回くらい観たと思います。

今回のワールドカップが始まる直前には
改めて20回くらい観ました(笑)。

何回観てもドキドキする試合です。


(21:50~ テンション上がります。
 「スクラム組もうぜ!」は名実況ですね。)

今回観戦して、
ラクビーは野球ほどではないですが、
サッカーよりも「間」が多い
スポーツだと改めて認識しました。

日本人は「間」を好むので
野球がここまで人気になったと
昔、上岡龍太郎さんが言われてました。

今はサッカーもここまで浸透したのなら
「間」がさらに多いラクビーは、
日本人の嗜好にあったスポーツなんだと
こっそり思っています・・・・。