「暴れだす」

先日、東京に行った際、
無理矢理に時間を作って、
篠山紀信さんの写真展に行ってきました。

ジョンレノンのラストアルバム
ダブルファンタジーのジャケット写真が
目的で行ったのですが、
迫力ある写真の数々に圧倒されました。

ジョンレノンの写真だけ撮影可だったので
もちろん写真を撮りました。
貴重な体験でした。

こういう展開ならここで
ジョンレノンの話になるのでしょうが、
なぜか今回はウルフルズの話です(笑)。

洋楽邦楽問わず比較的古い音楽が好きで
今、車で聴いているアルバムは
50年前の音だったりするのですが(笑)、
大学生くらいからずっとウルフルズは好きです。

(1969年発表のアルバム。最高!)

と言ってもウルフルズも
25年くらい聴いてますが・・・(笑)。

トータス松本さんが書く詞は
本当に素敵な言霊満載で、
たくさん名曲があるのですが、
その中でも今日は「暴れだす」という
曲のお話をしたいと思います。

青春時代の悩める時代に
ドンピシャ(死語)な歌詞ですが、
おっさんになって聴いても
これがまた胸に刺さります(笑)。

油断して一人で聴いてたら
ちょっと泣きそうになります。

ちなみに歌詞はこんな感じです。

「暴れだす」

ああ 神様オレは何様ですか
どうしていつも まちがえるのですか
悩みはたえず オトナになれず
眠れぬ夜を今夜もまた
ああ 笑ってごまかす 声もむなしく
飛び出すこともできないままに

ああ 胸が
暴れだす 暴れだす
誰かそばにいて

ああ あのコはなぜ笑っているのか
あきれるほどのオレのダメさに
イヤな顔もせず知らん顔もせず
少ない言葉ではげましてくれる
「泣いたりしたら苦しくなるよ」
わかっているけど止まらないのさ

ああ 胸が
暴れだす 暴れだす
どうかそばにいて

もしもあの時
もっと心に余裕があればなあ
今までこんなに
人を悲しませずにすんだなあ
人のために出来ることはあっても
人のために生きることができない

ああ 神様
オレはこれでいいですか
本当に何もわからないままで
オトナになってやることやって
ケガの数だけ小さくなって

ああ 胸が
暴れだす 暴れだす
誰かそばにいて

ああ胸が
暴れだす 暴れだす
どうかそばにいて

(詞/曲 トータス松本)

 

ちょうどこの曲がでた時期に
体調を崩していたこともあり、
ウルフルズの曲には励まされていたので
この曲には時期的にも
かなり思い入れがあります。

当時、独身だった私。

2番の歌詞に出てくる
あのコ みたいな女性に
出逢えたらいいなとよく思ってました。

この曲が発売されたのは14年前。
あれから随分いろんなことがありました。

何とか私も元気に過ごしていて
結婚して2人の娘も授かりました。
さっき娘2人は、おやすみと言って
2階に上がっていきました。

娘が寝た後、私はウルフルズを聴いてます。

「あぁ!私も『暴れだす』は大好きやで。
あの頃のトータスの書く曲は
全曲めちゃくちゃよかった!

・・・・でも、眠いから先に寝るわ。」

ガハハハハハ(笑)。

そう言って2階へ上がっていった
あのコと出逢って12年経った森下です。

成功者の言葉しか残らないから・・・

ラクビーワールドカップも
日本代表はベスト8で終えました。
予選リーグ全勝し、期待しましたが
南アフリカは強かったですね。

まだ試合は続きます。
ニュージーランドvs南アフリカ戦での
決勝を期待しています。

日本シリーズも始まり、
スポーツの秋にふさわしい2019年の秋。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、
いろんなスポーツをテレビ観戦してて
あるスポーツ選手の言葉を思い出しました。

そのスポーツ選手とは
元 陸上選手の為末大さん。
為末さんは本当にたくさんのいい言葉を
残されています。

ネット界では、正論すぎるからなのか
逆に叩かれたりすることもあるようですが、
私は結構、共感している側です。

何年前だろう?
何気に為末さんの言葉をネットで見ていたとき
その説得力に心を鷲掴みにされました。
その言葉はこんな言葉です。

「成功者の言葉しか
世の中に残らないから
『やればできる』が格言になる。」

この言葉を知った時は衝撃的だったな・・・。
このあとに続く言葉は
2パターンあるみたいです。

一つは、
「現実の社会においては
はるかに敗者のほうが多いという事実は
わかっておくべきだ。」

もう一つは、
「夢は叶わないかもしれない。
叶える為の努力は無駄に
終わってしますかもしれない。
でも何かに向かっていたその日々を
君は確かに輝いて
生きていたのではないか。
それが報酬だと思わないか。」

どっちの言葉も素晴らしく
一瞬で為末さんのファンになりました(笑)。

人生の一発勝負で勝利した人がいます。
とてつもない大金持ちになっていたり、
はるか高い地位についていたり・・・。

どっちかっていったら
多くの人から尊敬されるというより、
金持ちになった人の方が
実際、世の中では成功者っていう意味が
強いと感じませんか?

こんな世の中で成功者と言われる人達に
ある人が「成功した理由は?」と聞いたら
多くの方が「運がよかった。」と
答えた話はよく聞きます。

やらなければ始まらない といったことも
分かった上でですが、
それでも大勝負して勝った人が1人いれば、
大負けした人は100人以上はいるでしょう。

だから結果「運がよかった。」みたいな話に
なっているのも事実と思えば、
成功体験を聞いてもなかなか自分の身に
落とし込めないわけです。

納得できないというか
共感できないというか。

結局、成功者と言われる人には
同じように勝負して敗北した相手を
ねぎらう気持ちやチャレンジしたことの敬意、
周りの人への謙虚な気持ちがなかったら
心の底からすごいなって思えないわけです。

こういう話をしたら
それは負け惜しみとかいう人もいますけど、
そんな風に言う人とは分かり合えないだろうし、
それでもそんな人でも嫌がらず
付き合えとか仲よくしろと強要されることが
パワハラ、モラハラってことなんだと
最近、しみじみ思いますね。

努力しても報われないなら意味がないと
損得勘定むき出しの人も
あんまり仲良くなれる気はしません。

なんでもかんでも遠回りが無駄なことだと
思っている人にも私は共感できないです。

私は人が嫌がること、やりたくないことでも
やらないといけないことは
やらないといけないと思っています。

ただそんなときいつも思うのは
どうせやるなら楽しんでやろうと・・・・
周りを巻き込んで逆に楽しみながら
やり終えることを心がけています。

やりたくないことはやらないと
自分目線だけなら一見、正しそうに感じるけど
他人目線ならわがままでめんどくさいこと
この上ない考えの人たちは
一生、気づくこともないでしょうが(苦笑)。

しんどいこと や
やりたくないことでも
やらないといけないことを
一緒にやり超えれた人達の中にこそ
お互いを尊敬し、理解しあえる
そんな友人か仲間に出逢える秘密なことに
気づくことはないのだろうなと思う私。

ちなみに、これは個人的に
人生の 達人 になる秘訣の一つ と考えています。

(これは たつじぃ・・・)

「自分の人生において
素晴らしき理解者に逢えること。」
そんな感じかな?

「やればできる」というより
「できるかどうかは分からないけど、
やらならなければできない。」
「やらなくてはいけないことを
一緒にやりきった人の中に
自分にとっての仲間や理解者がいる。」
といった格言を
娘2人には伝えていきたい、
これからの若い人たちに知ってほしいと
日々、ウザがられながら
熱く語っていきたいと思います(笑)。

娘たち、スマン・・・・・。
酔った勢いでは言わない様には心がけます。

悪気がないことが一番の罪。

台風の影響で大規模な洪水被害が
日本中で起きています。
心よりお見舞い申し上げます。

この週末は秋祭りがありました。
今年は夫婦で子ども会役員だったこともあり、
裏方のお手伝いをしていました。

土曜日は警報の兼ね合いで中止も
半日、準備をして
昨日、日曜日は朝5時に集合し、
家に帰ったのは23時でした。
今日も昼前まで片づけをしてて
今、筋肉痛で唸っています(笑)。

準備ではここ1か月くらい
奥さんは平日、毎晩集合して準備。
無事終わってよかったとホッとしてます。

そんな慌ただしいこともあり
今朝まで台風被害の大きさを
ほとんど知りませんでした。
1日も早い復興をお祈りします。

ここ最近ニュースをみて、
神戸市の小学校先生による同僚イジメ事件。
内容を知れば知るほど
本当にアホらしくなる事件です。

イジメを無くしていかないと
いけない立場の先生が
イジメをすること自体、言語道断。
言い訳の余地すらありません。

イジメていた先生が
「悪気がなかった。」といった発言を
しているようですが、
この台詞が実は一番、罪深い。

私は人間として、大人として
「悪気がないことが一番の罪」と
常日頃、思っています。

このイジメていた先生も
「悪気がなかったんだから仕方ない。
だから私は悪くない。」と
言いたかったのでしょうが、
そもそもそれが問題外。

いっそのこと
「悪いことだとは知っていた。」と
言ってくれた方がいいです。
悪いことと気づいていたのなら
まだ直せる可能性もありますから。

いい歳した大人であり、
また教師である立場で
自分がやっていることが
人を傷つけることだと自覚していないのなら
もうそれは救いようがありません。

こんな人としての基本が
やる、やらないとかでなく
できる、できないの観点で
できないことなら
もう先生商売はしてはいけないわけです。

悪いことしてるのに
それが悪いことだと知らなかったという人は、
分かっていたのに
分かっていなかったと嘘をつく人のほうが
実は9割だとも思っていますが、
この場合も嘘つきだから
弁解の余地はありません。

悪気がない人は
無責任な発言や安易な行動で
本当、人を傷つけます。

加害者だったくせに
反論したり、分が悪くなると
とたんに被害者面するのもタチが悪い。

素直にごめんなさいと言えば済むことも
謝ることもなく、
言い訳ばっかりするから本当に疲れます。

こういった人とは 縁を切るか、
妥協して付き合うかの2択と思います。
戦うことももう一つ選択肢にありますが
疲れるし、一層傷つくかもしれません。

今回の被害者の先生は
結果、泣き寝入りすることではなく
ある意味、戦う形になり
大きな改善ができそうですが、

こんな環境ではなく
ごく普通の環境でもう一度、
先生ができたらいいなとも思います。

一般社会でも
多くの実績を上げていることで
横柄な態度の営業マンを叱れない社長や
チームとしてその選手は問題があるのに
その選手がいないと試合に勝てないからと
問題を見ないふりする指導者もいます。

例えそうだとしても
チームである以上、一般社会である以上は
問題ある勤務態度やわがままな発言、
挨拶も敬語もできない空気を乱す人には
勇気をもって叱り、
黙認を許さないようにしないと
周りの人の士気を下げてしまいます。

仕事は実績優先で評価されがちですが、
それ以前に人としての部分を前提にして
まず評価しなければチームメイトは
本当に困り、やる気がなくなります。

ともすれば今回の事件も
やっぱり学校自体に問題があったわけですから、
もう一度、神戸市は見直さないといけませんね。
(たしか政令指定都市の神戸は
単独で教員採用試験を実施しているはず。)

悪気がないことが
本当は大きな罪なんだ事を改めて自覚して
人とはつきあっていかないと
いけないなと思ったそんな秋の日です。

わかりやすく伝えることの素晴らしさ

只今、ラクビーワールドカップの真っただ中!
先日、神戸で開催された試合を
友人と観戦してきました。
とても楽しかったです!

生で観戦する試合の迫力に驚きましたが、
観戦しているアイルランド人たちが
飲むビールの量にも驚きました(笑)。
体格も選手顔負けにデカいし・・・・。

私は高3の時の選択授業で
体育を選んでいたのですが、
この体育の時間は先生の好みで決まり、
半年間ラクビーして、
半年間は軟式野球でした。

4月5月の2か月間でルールを教えてもらい
残りは延々試合のみの展開。
ちなみに私はFW最前列のど真ん中
フッカーなるポジションでした。

この時の授業でルールがおおよそ分かるので
現在、ワールドカップを満喫しています♪


(卒業アルバムより。
タックルしてるのが私。
楽しそうだな~(笑)。)

テレビ中継ではルールがこまめに紹介され、
初めての人にも比較的わかりやすく
放送がされていますが、
ルールがよくわからないなと言われる人も
多いのではないでしょうか?

つい先日、元日本代表の大西将太朗さんが
すごく簡単にルールを教えてくれてる
記事を読みました。

大西さん曰く、覚えるルールは3つだけ!

①前にボールを投げてはいけない
②前にボールを落としてはいけない
③ボールより前にいる人たちはプレーできない

当たり前の話、細かく言えば
もっとルールはたくさんありますが、
まずはこれだけ理解されたら
試合を観てわかりつつ楽しめるといったもの。

簡潔に説明して相手に理解してもらうこと。
これって実はものすごいことです。

誰かに何を教えたり、伝えるときに
いちいち専門用語を連発したり
わざわざ大げさな表現で遠回りに
伝えたりする人って多いように感じます。

教えるって行為を利用して
実は、いかに自分が凄いかを伝えることに
すり替えている感じ。

例えば、教える行為を
仕事にしている人にとっては
知識や情報を簡単・簡潔に相手に伝えてしまうと
ビジネスが継続していけないからか
たいそうに言わないといけない
そんな背景もあるのでしょうが、
聴く側として分かりやすく
伝えてほしいと思うものです。

本当に大事なことは
話を区切って順番に継続して言うより
同じ話を何回も伝えたほうが
相手には伝わるのではないでしょうか?

1つの話を5回に区切って言うより
同じ話を5回言ったほうが伝わる感じ。

相手に物事を伝える内容の基本形は
「結論。なぜなら〇〇〇〇〇」
となれば、まずはキモになる基本を
一言で最初に伝えられることは
とてもわかりやすいわけです。

大西さんは簡単にルールを
教えてくれています。
これを観るきっかけにして
ラクビーの面白さを知ってもらえること、
これこそが本来の目的であり
素晴らしいことだと感心するのです。

今回のワールドカップの日本は、
前回のイギリス大会での南アフリカ戦に
匹敵するアイルランド戦勝利があり、
勢いに乗ってます。

開催国といった地の有利はありますが、
観ててとても頼もしい!
是非、予選突破して頑張ってほしいと願う
一ファンの森下です。

追伸

先述した前大会での南アフリカ戦で
勝利した最後のトライのシーンは、
個人的にスポーツ名シーンの
ベスト3に入っています。

(ちなみに後の2試合は、
1996年第78回夏の甲子園 決勝
熊本工の奇跡のバックホーム と
2000年PRIDEのリングであった
桜庭和志VSホイス・グレイシー戦の
6R終了後のタオル投入シーン(笑))

このトライしたときの映像は
youtubeなどで今でも観ることができます。
大げさでもなんでもなく
200~300回くらい観たと思います。

今回のワールドカップが始まる直前には
改めて20回くらい観ました(笑)。

何回観てもドキドキする試合です。


(21:50~ テンション上がります。
 「スクラム組もうぜ!」は名実況ですね。)

今回観戦して、
ラクビーは野球ほどではないですが、
サッカーよりも「間」が多い
スポーツだと改めて認識しました。

日本人は「間」を好むので
野球がここまで人気になったと
昔、上岡龍太郎さんが言われてました。

今はサッカーもここまで浸透したのなら
「間」がさらに多いラクビーは、
日本人の嗜好にあったスポーツなんだと
こっそり思っています・・・・。