愛の反対は無関心

今日は、長女の10歳の誕生日です。
元気に大きくなってくれました。
最近は生意気も言ってきますが、
あいかわらず何をしても可愛いです(笑)。

誕生日プレゼントは「ベッド」になりました。
今日から一人、部屋で寝るようです(笑)。
頑張れ!
父ちゃんはちょっと寂しいですけど・・・。

何をしても娘は可愛いものですが、
最近、テレビを思うことがあります。

正式な名称をなんて言ったらわかりませんが、
いろいろな企業でお勤めの社員さんや
アルバイトの人のバカ動画投稿。

いろんな人がいろんな立場から
意見を言われていますが、
見てて「ほっておけばいいのに」と
思っていたりします。

「そんなバカに言っても仕方ない。」
という人もいれば、
「厳しく取り締まればいい。」という人、
中には、
「こんなことをいちいち刑事事件にしては
その会社に誰も入りたくなくなる。」といった
予想外の上から目線の意見もあって
ちょっと驚いたのも事実です(笑)。

ちなみにこの「こんなことを~」には
私なりにも意見があって、
こうやって迷惑かける人もいれば、
もちろん真面目に働いてくれている
社員さんもかなりいるわけです。

こんな迷惑社員をほっておくと
真面目に働いている人から見たら
「なんであいつらをのさばらせるんだ?」と
快く思わないことが多くでてきます。
結果、この手のスルーは組織において
全然いいことないように思います。

いいことはいい。悪いことは悪い。
小学校でもわかるような規律を保たないと
こんな「特例」が最も空気を
悪くしかねないことを
大きな器で受け止めろ的意見は、危険。

これから入ってくる人ばかり見て、
今、頑張ってくれてる人を
軽視してしまってることが本当、要注意。
そう思います。

で、バカ動画投稿(スゴイ表現ですね)には、
もう「相手にしない」ことがいいと思うのは、
そもそもこういったことする人は
相手にして欲しいからしているわけで
全く相手にしなければ
やがて辞めていくのではないでしょうか?

もちろん、処罰はあって当然と思います。
こういった行為を管理者能力うんぬんで
企業側に問うこともですが、
解雇することで片付くことでもありません。
実際、行なった人に
それなりの処罰はなければ
抑止力にもならないでしょうね。

要は、マスコミなどは
一切騒がずに無視して報道せずに
水面下で責任は問えばいいように思います。

そう思うのは
マザーテレサがいったとされる有名な言葉
「愛の反対は憎しみでなく、無関心」
この言葉通りと思うからです。

学生時代に、いませんでしたか?

注意されても授業中に騒ぐ同級生が。
先生に怒られても素行不良の同級生が。
怒られても怒られても
全然変わらず、迷惑をかける同級生が。

大人になってもいますよね?

何度言っても締め切りを守らない人が。
注意しても全然直す気の無い人が。

なんでこんなことがわからないだろう?と
いつも疑問に思っていましたが、

こういった行動は、

人はいつも相手には見ていて欲しい。
構ってほしい。
だから反発をしても気にかけ続けて欲しい。

でも、反発し続けたり、反論し続けたら
どこかで相手に諦められて
相手にしてもらえなくなる。

そうなったら今度は
悪いことしてでも、怒られてでも
相手にしてもらいたいから
そういった行動をするようになる。

そういったものらしいです。

でも、こんな話を10年以上前に
初めて聞いたとき妙に納得しました。
そんなものかもしれないなと。

とすれば、確かに人としては
いい行いのではないのかもしれませんが、
悪い行為は「無関心」でいれば
いつかは収まることも多いように思っています。

冒頭の話に戻ります。
我が子であれば、
どれほど言うこと聞かなくても
どれほど悪いことはしても
親は見捨てることもなく
無条件で構い続けることもできます。

大人になってからも
どんな人にでも我が子と同じように
無条件で構えるような立派な人が
理想なのでしょうが、
そんな聖人君子ばかりでもありません。

となるとこういった行為が
いかにかっこ悪いかということを伝えて
後は構わないというスタンスも
冷たいようですが、必要だと思います。

ルール違反をし続けても
いつまでも見捨てられないことを望み、
また、いつまでも許されるんだと
学習させることも
その人にとっていい事じゃないですから。

無関心な姿勢を推奨できませんが、
相手から関心を持ってもらえるように
生きる努力をすることを
怠っていいわけもありませんので。

とはいえ、こういった無条件な愛情は
子どもの頃に、たっぷり
与えてもらえないといけないのは事実。
それが親からでも、祖父母からでも
先生からでも誰でもいいので、
大人から与えてもらえていないといけません。

子どもの頃に貰い足りない人ほど
大人になってからも求めるものだと思います。

なので、娘たちには
たっぷりと与えてあげたいと思っています。
最近、ウザがられてきました(苦笑)。

この愛情が娘達にとって
「愛している」でなく
「甘やかしてる」にならないように。

もし、私が娘達と接しているのを見てて
甘やかしてるように見えたら
いつでも注意してくださいね(笑)!
修正します!

365日のうち、
誕生日の1日のプレゼントはベッドですが、
364日のプレゼントは
「愛情」でありたいと思います。

智美、10歳おめでとう!
今晩は、唐揚げを大量に作るね(笑)♪

産まれてきてくれてありがとう!

今日、関東は積雪らしいですね。
交通渋滞など起こりそうです。
みなさん気をつけてくださいね。

最近、報道されている小4児童虐待の事件。
お父さんの異常さ。
お母さんの無関心さ。
児童相談所のマズイ対応など
事実がわかればわかるほど
亡くなった児童がかわいそうで堪りません。

(こういったケースに限りませんが、
大変な事件に巻き込まれそうになったとき
どうも事を大きくせずに解決しようと
する人が多いですが、
その考えが困難を産むと思っています。
私は警察に介入してもらうなり、
周りの人に助けを求めて、事を大げさにして
鎮火するほうを選ぶスタンスです。)

私も2人の娘がいます。
そりゃ、言うこと聞かなくて
怒ることも多々ありますが、
基本は可愛くて仕方ないわけで、
虐待することが本当理解できません。

一説には親に虐待された人が
大人になった時に
我が子に虐待してしまうことが
多いとも聞きます。

自分が我が子を愛せるのも
自分が子どもの頃に愛されたからなら
私も両親に感謝しないといけないですね。

そんなニュースを毎日見て
いろんなことを思う日々の中、
次女の志保(小2)が学校の宿題で
自分が産まれたときのことなどを
親に取材してまとめるために
私と奥さんに話が聞きたいと言ってきました。

コーヒーやお茶を入れて
食卓に私達夫婦が並びで座り、向かいに次女。
それを横で眺めるオブザーバー(笑)のように
小4の長女 智美が座り、取材が始まりました。

最初の質問が
「母ちゃんのお腹の中にいるときは
どんなことを思ってましたか?」でした。

楽しげな顔で質問してくる次女。
それを興味津々で聞いている長女。
打って変わって真顔の父ちゃんと母ちゃん。

少し間を空けて私はこんな話をしました。

「志保が母ちゃんのお腹に来てくれたとき、
母ちゃんは盲腸になったんや。

そのとき、母ちゃんは
志保がお腹にいるって知らなかったから
レントゲン受けて手術をした。
それは12月の慌しい年末の時期やった。
それから退院してから志保が母ちゃんの
お腹にいることがわかったんや。

実はお腹の中に赤ちゃんがいるときに
レントゲン取ったら悪影響があるから
取ってはいけなかった。
しかも調べたらレントゲンを取ったら
一番ダメな時期にしてしまってたんや。

レントゲンの影響で
志保が健康で産まれてこれるかわからない。
もしかしたら障害があるかもしれない、
もしかしたら流産するかもしれない。
そんなことがわかって、
父ちゃんと母ちゃんはこのまま産んでいいのか
ものすごく悩んだんや。
智美も産まれて初めてのお正月休みやったけど
どこにもいかず、どうしようかって
ずっと父ちゃんと母ちゃん相談してた。

志保、産まれてきてくれることを
悩んだりして、ごめんな。
情けないけどそれくらい
父ちゃんと母ちゃんは悩んだんや。

で、お正月休み明けに病院に検診にいった。
先生に父ちゃん、聞いたんや。
『先生、このまま産んでも大丈夫なんですか?
正直なアドバイスをしてください。』って。

そのとき先生がこんなこと言ってくれた。
『確かにこういったケースでは、
産まないという選択をされる方もいます。
また、流産されるケースも多くあるんです。
でも、この子は元気にお腹の中で育って
産まれてこようとしています。
お父さん、お母さん
産まれてこようとしているこの子のことを
信じてやってもらえませんか?』って。

父ちゃん、ハンマーで頭殴られたくらいの
衝撃があったんや。

ほんまやな、
産まれてこようとしている志保のことを
父ちゃんと母ちゃんが信じてやらなかったから
誰が信じてやるんやろ?って。

その瞬間に父ちゃんと母ちゃんは
志保を産むって決めたんや。
病院の駐車場からじいちゃんやばあちゃんに
電話したことも覚えてる。

それから7ヶ月経った夏の暑い日に
志保は元気に産まれてきてくれたんや。

出産に立ち会って志保が産まれてきたとき
父ちゃんは志保が泣くより先に泣いたで。
まぁ、智美が産まれたときも
父ちゃん、智美より
先に泣いたけどな(苦笑)。」

そんな話をしました。
話してたらそのときのこと思いだして
夫婦でホロッって涙してたら、
話を聞いてた志保が大粒の涙をこぼして
泣くのをこらえて聞いてました。

その隣で智美がこらえきれず、
大声で泣いてました。

で、4人でひとしきり泣いて、
智美、志保に
産まれてきてくれてありがとうなって
御礼を言ってからも取材は続行!

そこからはあーでもない、
こーでもないといった楽しい思い出話をして
大笑いしたのでありました。


(随分、昔の写真になりましたが
志保らしい写真です(笑)♪)

この話はもう少し大きくなってから
してあげようと思っていましたが、
これもお話しするいい機会だったと思い、
今回、話をしました。

よく奥さんと話すのですが、
娘達が産まれたから
我々は親になれたんじゃなくて、
娘達が産まれてきてくれたから
我々は親にならせてもらったと思っています。

大変なこともいっぱいありますが、
楽しいことも幸せもいっぱい与えてくれます。
ならせてもらえた親という役割を
存分に味わせてくれることに感謝します。

Thank you for coming into our live.
私達の人生に来てくれてありがとう!

そんなことを改めて思わせてくれた
そんなお話でした。

追伸

今日、2月9日は個人的に節目の日です。
14年前の今日、仕事中に体調を崩し
しばらく動けなくなりました。
2ケ月間の療養を経て、
完全復帰まで1年以上かかりました。

あのときはいろんなことを思いましたが、
今となってはよかったと思えます。

あのときがあったからこそ
出逢えた縁もありますし、
気づけたこともあります。

なによりこのときを機に禁煙しました。
1日2箱~3箱のヘビースモーカーでしたが、
きっぱり止めれました。

いいことと悪いことは表裏一体です。
過ぎた後、どんなことでも
それがいい機会であったと思えるような
人生を過ごしていきたいと思っています。

言い放たれた言葉は消えない。

2月になりました。
1月が、あっという間に終わった感じです。

こうして1年がすぐに終わっていき、
また一つ歳をとっていくのでしょうね(笑)。

先日、報道された明石市市長の暴言騒動。
もちろんこの市長の発言は
許されるべきものではないですが、
一部だけを切り取って報道されていることや
2年前?のことなのに、
市長選挙の直前に騒ぐあたりにも
別の悪意が見え隠れして
なんか見てて釈然としなかったりします。

とはいえ、この市長の発言もかなりのもの。
辞職されましたが、これは仕方ないですね。

このニュースを見てたとき
ちょうど読んでた本に書いてあった話と
内容がよく似ていたので、
その話を書きたいと思います。

先月は、本を10冊ほど読みました。

本屋で見かけて面白そうだなと手にした本。
気軽に読めそうなので
ちょっとした時間つぶしに読もうと
「アフリカのことわざ」って買っていました。

その中にこんな
アフリカのことわざがありました。

「口論はやがて終わるけれど、
言い放たれた言葉は消えない。」

今回の明石市市長の話が
まさにこの通りと思います。

口にした言葉が武器となり相手を傷つけ
それはもう取り返しがつかない。

相手に敬意があれば
話し言葉一つにも注意を払い、
相手に伝えようとするわけですから
立場が変わるほどに、
より丁寧さが必要になります。

自分自身にも戒めて気をつけたい話です。

でも、こういった ことわざ って
「言いえて妙!」ってやつが
たくさんありますよね。

他にも面白い
アフリカのことわざ があったので、
いくつかご紹介させて頂きます。

「人はヤシ酒のよう。
若いときは甘いけれど強さに欠け、
成熟すれば強いけれど、どきつい。」

「あなたを苦しめる煙は、
あなたがこしらえた焚き火によるものだ。」

「シマウマを追っても
必ず捕まえられるわけではないけれど、
捕まえた者は追っていた者。」

「ゾウたちが戦えば、苦しむのは草たち。」

「船長だからといって
船員であることを忘れるな。」

「おしゃべりでみっともないことが3つある。
ここぞというときの前に言う、
言うべきときに言わない、
あとになってから言う。」

「ラクダは重い荷物には耐えられるが、
縛り方の悪いロープには耐えられない。」

などなど。

読んでて胸にグサッ!と
刺さる ことわざ も多いですね(笑)。

もし、他にも知りたかったり、
ご紹介した ことわざ の意味を深く
知りたい方は是非、購入して
読んでみてください(笑)。