今年になってもうすぐ半月経ちました。
今日、明日は成人式ですね。
働いている子も学生してる子もいますが、
成人式では旧友と再会して
近況報告をしつつお互い祝って欲しいです。
先日、こんなデータを見る機会がありました。
カーネギー工科大学が
1万人の工場労働者を調査した結果、
成功の15%は仕事のスキルで
85%は性格的な要因、
特に他人とうまくかかわる能力によるものと
結論づけたようです。
又、ハーバード大学での研究では
解雇された数千人の男女のうち、
仕事の失敗で失業した人より
人間関係の失敗で失業した人の方が
2倍も多いことがわかり、
著名な心理学者ウィガム博士によると
1年間で失業した4000人の労働者のうち
仕事ができないからと失業したのは
全体の10%にすぎず、
残りの90%は他人とうまくかかわる事が
できないから失業した事がわかったそうです。
ここ最近を見ていると販売においては
買い手(お客様)側は
商品のモノそのものを重視する傾向が
強くなっていて
売り手側もモノにいろんなウエイトを
置いていると感じていますが、
組織においてや売り手側のベースとしては
依然として関わっているヒト側の側面が
大事なんだなと改めて思いました。
働き方改革なんかはまさにそれを
具体化したものの一つですよね。
当たり前といっちゃ当たり前なんですが、
意外とその当たり前が今の時代って
ちょっと軽く扱われている感が否めません。
そんなことを考えたときに
他人とうまく関われることのコツって何か?
と言われたら私は
自ら自分は
誰かに必要とされていると思える事
相手には
私はあなたが必要ですと伝えられる事
こう思えることではないかと思っています。
そしてどうやったら
自分は必要とされていると思えるか
相手は必要とされているか思ってもらえるか
そのために組織には
「役割」があるのではないでしょうか?
私は去年まで社員が10数人いる
会社の社長をしていましたが、
「社長」という肩書きは
「役職」というよりかは
「役割」といういう意味がわかり易いと
思っていました。
(このあたりは言葉の定義が似てるので
ニュアンスの問題なので(笑)、
ニュアンスがうまく伝わってくれたら
いいのですが・・・。)
各自その「役割」を認識して
それを演じきったら次の「役割」が
与えられるものでないといけないと
いつも思っていました。
課長という「役割」を演じきったから
部長という「役割」に
変わっていけるといった感じですね。
それを一定の年齢になったからといった
年功序列的配置の考え方や
社長の息子だからとか言って
その「役割」を無条件で与えたときに
組織内の上下関係って
大変になっているように思います。
それにその会社の各肩書きの「役割」は
どのようなものなのかを定義してないことも
混乱を招く大きな要因です。
そういったことが
部長なのにその部下の面倒をみない とか
課長の「役割」を演じたことがないから
部長になっても何をどうするかわからない、
その結果、部下ばかり重労働、重責務なのに
部長が手伝いも労いもフォローもせず
権利主張だけして定時で一人帰ってしまう。
そんなことが起きてしまいます。
(誤解なく聞いて欲しいですが
定時で帰ることが悪いわけはないですよ。)
それではその部署は
なかなか上手くいかないですよね。
上司だけがいつも正しくて
部下がいつも間違っているわけはないのなら
お互い必要と思いあえることが大事で、
そこには「役割」の定義を決めて
その「役割」を演じて定義を実践してみる事が
とても組織形成には大事だと思うのです。
トレーニングの一環で
「ロープレ」というものがあります。
正式にはロールプレイングと言いますが、
この言葉の定義は
「役割を演じる」という意味です。
お客様役になって「役割」を演じ
疑似体験をしてそこから感じるものは
何かを学びあうこと、
その様を他人事のように眺めて感じるものは
何かに気づくことが大事なのですが、
接客する人の話術やテクニックだけを
学ぶような機会だけになっているケースが
多いのもなんかもったいないですよね?
特に営業でのロープレは。
「役割」を演じきったときに
何かがわかると思ってやられているのなら
販売に置ける顧客との関わり方だけを
ロープレをするのではなく、
社内の人間関係や上下関係などの
各自の「役割」を確認しあう場としても
わかりあえるような
そんなロープレもあっても
いいのではないでしょうか?
普段、無責任な上司に
「俺について来い」みたいな
熱いキャラの役割をさせてみたり、
普段、反発ばかり言う可愛げ気のない部下に
「はい、やってみます!」と
すぐチャレンジするキャラを演じさせてみても
かなり面白いと感じています(笑)。
本人らは嫌がるでしょうが・・・。
でも、そんなロープレが
責めるだけの機会になってもダメですが、
成長には「現実を直面する」
そんなステップは大事なわけで、
その立場においての
各々の現実を直面することも
実は各自その「役割」の中にあるわけです。
それは、立場が上にいくほど
その現実は実績や数字に反映し、
立場が下にいくほど
その現実は勤務態度や姿勢に反映します。
だから、実績が出せない上司は
評価されにくく、
遅刻が多く挨拶ができない部下は
評価されにくいのです。
厳しいけどこれは各自の「役割」と思えたら
それを受け入れる覚悟もできるわけで、
そうしたら人間関係での悩みも
かなり減っていく会社になっていきます。
①自分の「役割」を定義する。
②その「役割」を演じてみて客観視してみる
こんなワークも1年に1回くらい
社長も部長も社員も
会社のみんなが笑って
ロープレできる会社になれたら
それが実はみんなが所属したい魅力ある会社に
近づいているのではないでしょうか?
うまくいかないことの原因は
他人ばかりにあるのではなく
自分の中にも最もあるといった事実を
直面できる人って本当カッコいい大人ですね。
そうなりたいと思っています。
さて、これは今から26年前での
成人式での私の写真(笑)。
体重も26kgくらい
痩せてるようにも思います(笑)。
何故、ハリセンを持っているかはさておき
この時代、男の人生は
40代が一番カッコいい!と
ずっと思っていました。
今年、47歳になります。
私はあの頃、描いていたような
カッコいい40代を過ごせているのでしょうか?
それでは、これから私の大好きな
自問自答をしようと思います・・・・・・。
ご清聴ありがとうございました(笑)。