「来た時よりも美しく」

サッカーの日本代表が敗戦しました。
そりゃ勝負事ですから
「勝った」「負けた」で言われがち。

でも人生、勝敗だけが全てなら
ほとんどの人が非難、批判をされます。

結果が全てとはいっても
負けたときにも声援を送るのが
本当のファンにような気がします。
(結果だけじゃなく、
プロセスも背景も人間ドラマも含めて
応援できるから私はプロレスが
好きなんですけどね・・・。)

「おつかれさまでした。」
胸をはって帰ってきて
これからも頑張ってください!!

そんな日本代表が
敗戦後にロッカールームを
キレイに掃除をしてした記事が
紹介されていましたね。

「素晴らしい!」と世界中から
賛辞を受けていました。

もちろんこの行為も素晴らしいですし、
掃除をして帰るサポーターも
誉められていましたが、

何よりこういったことを
当たり前のように教えてきてくれた
日本の文化がとても素晴らしいと
改めて気づかさせてもらいました。

小学校の低学年から
野外活動や遠足、運動場でも
先生に言われたあの言葉・・・

「来た時よりも美しく」ってやつです。

来た時よりも美しくして帰って
次に来た人が気持ちよく
使ってもらえるようにしましょう。

こうしてみると
マザーテレサのようだと思いましたが、
本を読んでたらマザーテレサも
同じような言葉を
言われているみたいですね。

「・・・やっぱり。」と思いましたが(笑)。

今、小学生の娘たちも
この言葉をよく言います。
「父ちゃん、来た時よりも美しくして
家に帰らないとアカンのやで。」
純粋な分だけ一生懸命です。

私たち大人も昔はみんな
そうだったのでしょうね。

でも、大人になると
そんな人ばかりでもありません。

例えば、挨拶。
子どもの頃に、出逢った人には誰にでも
大きな声で挨拶をしましょうと習いました。

でも朝、通りすがりで逢った人に
「おはようございます。」と挨拶しても
してくれない人が結構いることに
ビックリしたりします。
(近所の人で5年言い続けて
やっと言ってくれるようになった
人もいますから(苦笑)。)

そんな当たり前のように
教えてもらったことが
できなくなってしまうこともあるわけで、

今回のこのワールドカップが
ゲームの内容や選手の技術だけが
語られるのではなく、
こんないろんなことに
「ハッ」とできる機会であれば
もっと素晴らしいのになと思ってます。

個人的な話ですが、
出張でも遊びでも宿泊したホテルの部屋を
チェックアウトするときは
部屋に「ありがとうございました。」と
言って出ることを心がけています。

もちろん、娘たちも
「部屋さん、ありがとうございました。」と
言って出ています(笑)。

意味があるのかと言われたら
ないかもしれませんが、
そうすることでまたこの土地にきたときに
楽しいことがあったらいいなと思っています。

次の人にもいいことがあって
周り回ってまた自分にも
いいことがあればいいな。

金を払った客やから俺の言うことを聞け!
そんなことしても自分が損するだけ!
なんで俺ばっかりこんな目にあうんや!

そんなことを思うたびに
自分で自分の人生を
いっそう濁らせているのかと思うと、
気持ちよく過ごして
また自分に楽しいこともきてもらえるよう
プラスアルファの精神でやりたいですね。

「・・・・こないかもしれないけど。」

そのときは「弱ったな~。」と
笑うことにしましょう(笑)♪

それもまた笑いある人生です!!