引き続き前回、前々回の記事の続きです。
「住宅ローンを借りる際に知っておいてほしい
3つのポイント」の2つ目です。
2つ目は、
「借入は看板だけで決めず窓口でも決めること」
ネットを見れば簡単に条件は比較できます。
正直、思うのはどこで借りても
変動型や固定型の違いがなければ
結果、それほど大差がないのも事実です。
昔は皆様の属性や勤務先、建築会社によって
ローンの条件が変わることはありました。
組合がある会社にお勤めなら
「ろうきん」が条件がいい時代もありました。
長期間の固定ローンの商品が
各金融機関ともほぼなくて
10年固定が最長くらいの時代に
「UFJ銀行(当時)」が20年固定型の商品を
出していた時期もありました。
「某金融機関と提携しているので
弊社で建築なら金利優遇幅が大きいです。」と
言う大手メーカーもありましたが、
実際は私が営業してた工務店などで建てても
条件が一緒なことも多かったです。
フラット35の前身のような住宅金融公庫は、
当時、建物代には使えても
土地代では使えなかったので
今のフラットのように土地代分と一緒には
借りれませんでした。
ただ、土地代にも使える固定型商品
今のフラットに近い商品で
「しんきんGOOD住まいリング」とかも
ありました。今もあるのかな?
ただ、フラット同様、窓口業務が主で
実入りが少ないこの商品。
信用金庫なら本当はどこもOKなのに
「めんどくさい、儲からない」
そのせいか窓口で「貸しません。」と
断られたことは何十回もありました。
そしてその金融機関の本部に乗り込んで
融資をつけたことも何十回もありました。
なので私は担当者には
嫌われてたでしょうね(笑)。
でも、営業マンはお客様の味方になるのが
当たり前だと思います。
今はそんなに偏ったこともない時代なので
どこの金融機関でも安心して
借りやすくはなっているのです。
ただ、住宅ローンというのは
特殊と言うか
経験を積まないとなかなか難しいものです。
窓口で何件かに携わったからといって
慣れて提案できるほど簡単ではないです。
住宅会社の営業マンのほうが
金融機関の窓口の人より
何かと経験して詳しかったりするのも事実。
それにA銀行の担当者に相談すれば
A銀行の商品しかアドバイスしてくれませんが、
営業マンはどこの金融機関で
借りられても結果構わないので
A銀行とB銀行とC信用金庫でいいものを
教えてくれることもポイントです。
最近はどこでも「ローンセンター」を作り
専門の担当者をいてくれますが、
そのローンセンターの担当者でも
経験の浅い人がいたりして
何回も何回も提出書類を言ってきたり
記名押印の書類をお願いされたりして
うんざりすることもあります。
その点、本当にしっかりした担当者なら
そんな煩わしさもなく最低限の回数で終るので
手続きが本当にスムーズです。
各金融機関の商品に金利差がほぼないのなら
きちんとした担当者にしてもらったほうが
ローンも問題なく進みます。
平日に休みにくいお仕事をされている方は
特に思います。
金融機関側の都合で
何度も足を運んでもらうことによって
その持って行き場のない怒りが
建築会社に来ることもあり、
困ったことは結構ありましたね(苦笑)。
金融機関によっては
事前審査という最初のお伺いをたてて
OKをもらってから
特に何も変わってないのに
本審査ではねられることも
ゼロではないから怖いものです。
10年以上前、某有名な金融機関の担当者に
とんでもない目に合わされて
家が完成してからも引渡できず
4ヶ月以上引きずり回され、
金融機関の不手際なのに
私が近隣の家に何回も謝罪にいき
最後に土下座までして
なんとか融資が実行になったこともありました。
仲介をした不動産業者さん以外は
特に手を差しのばしてくれる人もなく、
辞表を胸のポケットに毎日入れて
きちんとケリをつけれたら辞めてやる!と
胸に思いつつ仕事をしていたのは
今ではいい思い出ですね(笑)。
頑張れ! 昔の俺♪
ちなみにその担当者は
謝罪や説明の場に
1回も出てきませんでしたが・・・。
実際、給与振込みしている金融機関で
借入されたい方も多いでしょうが、
前回のFB紹介記事でも書いたような
フラット35を使うときに土地代金分は
貸してくれないところも多々あるので
窓口での対応も実は大事になるのです。
(私が仕事してた姫路では
知る限り4つの金融機関だけでした。)
慎重な方、真面目な方ほど
看板より窓口で決められたほうが
安心なのも事実ですから。
「金利が安けりゃそれでいいんだ。」と
言われる方には、全然参考にならないかな?
でも、ローンは損得だけではないと
思っているので
金利・条件だけではないなとは、
22年営業してたらしみじみ思います。
今はその差があまりない時代なので特に。
なので、建築される会社の営業マンに
その地域でしっかりした窓口のいる
金融機関はどこか?を聞いて、
お任せするのが
一番いい方法ではないでしょうか?
こんな感じでまとめてみました。
2つ目も熱く語ってしまいました(笑)。
すみません。
次回に3つ目のお話を書きますね。