球際に強い人

今日で1月も終わります。
あっという間ですね。

今日は上棟に顔出ししてきたのですが、
風が無く、日光が差していつもより
暖かい1日でした。

明日から「プロ野球」はキャンプインですね。
走りこみや守備練習、打撃練習としていき
春からのペナントに向けて準備がスタートします。

歳をとってきてから
野球を見る目もすっかり変わってきて
一層、守備が上手い選手、勝負強い選手が気になります。

こういった選手たちのどこが好きなのか
自問自答してみたら
「球際に強い」それに尽きるように思います。

野球に限らず、サッカーでもなんでも球技では
「球際に強い」ことはとても大事なことです。

日々の練習でも
「取って当たり前の球」は取れて当然だし、
「どうやっても取れない球」は取れなくてもOK

でも、
「取れるかどうかギリギリの球」を取れるか
「打てるかどうかギリギリの球」を打てるか
「奪えるどうかギリギリの球」を奪えるか
そこの範囲を広げれるかどうかが練習だとすれば
劇的に飛躍することのない地道なものだし、
だからこそ基本練習が大事だという考えに
つながっていきます。

例えば、チームにおいて
戦術が機能したり、戦略が素晴らしいものであっても
選手がその「勝負どころギリギリの戦い」で
力負けしてしまえば、
チャンスでなくピンチになってしまうのです。

もちろん、戦術や戦略は大事ですし、
方針やビジョンも大事です。
でも、それを活かすのも勝つのも
究極は「球際の強さ」が前提なら
もっと基本的な練習が大事になるわけです。

営業といった仕事で言えば
「ロープレ」とか「反復練習」でしょうし、
もっと基本的なことで言えば、それは
「挨拶」だったり
「ねぎらい」だったり
「敬意を持つこと」だったりするわけです。

「チームワーク」はそこから機能しますから。

「球際の強さ」というのは、
戦術よりも基本的で、なおかつ重要なものです。

「戦術」はノウハウやマニュアルなど、
お金で買えることもあるかもしれませんが、
「球際の強さ」はお金では
なかなか買えないものなのかもしれません。

「じゃあ、どうしたらいいのか?」

明日の朝、
起きて家族に出逢ったら
家を出て近所の人に出逢ったら
会社に来てみんなに出逢ったら
大きな声で「おはよう!」って言うことから
すべては始まるような気がします。

だって、人生において「球際に強い人」って
みんな、気持ちいい挨拶をしてくれている人なのは
共通していますからね。